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2006年2月27日 (月)

PSE関係へのリアクション

 現在、ネットでの主要話題の一つなのだろうか。コメントを数多くいただく。このブログにいただくご意見は、理解・共感できるものが多いが、他のブログなどを見ていると、いくつかのパターンがあるように思える。

パターン1:2チャンネルあたりを情報源にして、自ら調査することなく、尻馬にのって騒ぐ。

パターン2:坂本氏が反対しているのだから、文化人である自分も反対する。

パターン3:単純に、PSE法によって中古品市場が無くなると思い込んでいる。

パターン4:「どうせ政府は。。。。」、という発言がその主旨である。

以上のパターンの共通点:「法律は文章でしかない。この法律を生かすも殺すも、これからの問題。どのような意見をもち、それをどのように発表するかに掛かっている」、という当事者意識が希薄。

パターン5:そして、事業者としてある不利益があるのだろうか、自分だけに通用する論理を展開しつつ、次のような他人の発言を圧殺しようとするようなメールを送ること、これだけは許しがたい。

今回の悪法を、380万アクセス超という影響力「大」なサイトにおいて
なにシャーシャーと擁護しているのですか?甚だしく迷惑ですから止めてください!
発言力を伴う人は、発言に責任というものが存在するのですよ?

売れない品はゴミ?ゴミではない!いい加減なことを書くな!
環境問題を簡単に解説?だったら勉強してから書きなさい!

いいですか?今回のpse法は、トンでもない悪法なのです。
その問題点を、ちゃんと解説してください。

■責任を逃れたいために丸投げし、法外な額の罰金で穴を埋めようとしている。
(そもそも工業用品の品質向上や事故防止といった問題解決を、局所に責任を丸投げして
済ませようとするのが間違いの始まり。広く手を取り助け合う方向にあるのが本来である)

■検査の丸投げが危険を誘発することは、昨今の事例を見ても明らか。
(しかも検査機関と称する天下り先を確保することこそ目的であるのは間違いない。
抜け道指南し始めたことでも、謳い文句が目的ではないことを暗に露呈している)

■中古ルートに一部旧規格を満たさない商品が流通している「らしい」という
未確認の情報を元に、全ての旧規格流通を否定するのは不当以外の何物でもない。
(ホリエモン騒動では資料の信憑性が問われたのに、PSE問題で問われないのは不当)

■関係者の話で露呈されたが、責任逃れの次の目標が中古業者潰しであるということ。
(ソースは谷ブログのコメントであったため消失。とにかく一部の不徳な業者を鑑みて
全ての中古流通を一律に規制することは社会的なバランス、消費者利益を欠くなど
正当性が無い)

■5年以上古いものは危険だとするのに、使用や譲渡、個人間での売買は許し、
またPSEつき製品なら5年過ぎても良しとする安全理論に、根拠も何も無く整合しない。

■本当に安全を考えているなら、省庁の枠を超えて古い自動車の使用を規制するほか、
危険な屋内配線の規制や、様々な用品の正しい使用法の指導を徹底させるなどに至るが、
それが無い。イコール、安全を目指す意図が無いことが証明されている。

■この法の趣旨が正しいとするなら、自動車用のマフラー交換も許されないので
国交省には自動車アフター改造用品の流通禁止を迫らねば理論が整合しない。
(合法と称したマフラーも、低音を増強することは法に触れず騒音公害の元になっており、
また装着後の改造や経年変化による著しい騒音増大が問題になっているが野放しである)

■旧規格のハードに依存する映像・音声などの記録は全宇宙的に見ても尊い財産であり、
中古業者のルートが(事実上)絶たれることにより、その財産の継承が1ケースたりとも
差し障りが出ては成らない。

■多岐にわたる規定を完璧に周知・徹底させるのは事実上不可能である。
(誤認や認識不足などによる失敗は必ず起こるし、消費者利益にも著しく逆らう)

■事実上、周知は為されていないに等しい。

■PSE表示を可能とするための検査(耐圧など)そのものが適用できないケースや、
プレミアものの商品本体にPSEマークを掘り込むことの問題性など問題も山積している。

■廃棄物ならびに不法投棄や海外への輸出が増えることは疑いようが無い。

■ゴミではなハードおよびソフト、記録などが消失するケースが出ることは疑いようが無い。

■リサイクルの精神に反し、国への信望を無くす大きな材料になることは疑う余地が無い。

■日本の世界からの期待・信頼を削ぐに至ることは疑う余地が無い。

ほかにも、損益の補償など問題山盛りであり、(短期・長期の教育による安全の推進など)
不利益を生まない対案はあり、本来あるべき道を見失った暴走法に正当性は認められず、
大臣には、法改正の必要性を「ご理解いただくしかない」のです。

発言力あるサイトです。社会的責任として、記事の訂正ならびに
法改正に向けた動きを行っていただきます。

*****************************
M井 K司 

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HPに電気用品安全法ご意見なる新記事を追加

 電気用品安全法は、なかなか活発な議論のタネになっている。皆様からいただいたご意見について、個々の回答ではなく、全般的な考え方をまとめてみた。

http://www.yasuienv.net/PSEOpinion.htm

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2006年2月25日 (土)

元HP記事、電気用品安全法とは

 元HPに、電気用品安全法は悪法かどうかを議論する記事をアップしました。ただし、暫定アップでして、25日から北京に出張のため急遽対応したところです。

 北京で、まず確実にインターネットにアクセスできるでしょうから、そこから書き直し版をアップします。

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2006年2月22日 (水)

トヨタ・GM、燃料電池共同研究白紙

2月22日:朝日新聞

トヨタとGMが99年から進めてきた燃料電池車の開発に向けた共同研究をこの3月で打ち切る。合弁会社設立などの進展が見込めないため。

別テーマでは交流を続けるので、両社の関係は変わらないというが、燃料電池車は、象徴的な意味が大きい。GMとの友好関係を対米摩擦回避の後ろ盾としてきたトヨタの世界戦略に影響を与え、次世代自動車開発をめぐる提携戦略の組み換えにつながる可能性がある。

燃料電池車の研究開発を進めるには、コストがかさむ。次世代車をめぐる世界の二大メーカーの共同歩調が白紙になったことで、主導権をにらんだ業界再編にも影響しそうだ。

C先生:共同歩調を却って強めただけ。当面、燃料電池車が重要なテーマではなくなったことを内外にアナウンスする効果がある。燃料電池については、例えば、家庭用には比較的早期に普及するとかいった幻想が未だにあって、実際のところ、企業内でも切りたくても切れない状況になっている。これを共同研究を切ることで、両メーカーが共同して明確な意思を表明したかったにすぎない。朝日の記者も、早く幻想から脱却する必要がある。今の形式の燃料電池車の普及は、何年先でも絶対に無い。

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人口自然減確認

 厚生労働省が21日発表した05年12月分の人口動態統計(速報)によると、同年1年間の出生数から死亡数を引いた人口は、4361人のマイナスとなった。この速報値には、日本にすむ外国人と外国に住む日本人を含んでいる。日本に住む日本人については、当初、1万人減少と予測されていたが、実際には、2万人の減少になりそう。

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HPのアガリクスの記事、修正

 uneyamaさんからのコメントをいただいたので、それに対応して、HPの記述をほんの少々追加しました。たしかに、米国がん研究所から金沢大学所属の韓国人に研究費が出ていた。その結果もどこかで発表されているはずなので、探してみたい。

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電気用品安全法は悪法か

 こんな法律があったのか、という感じ。平成13年にできていたらしいが、もっとも短い猶予期間の5年が過ぎて、一部の電気製品にPSEマークが無いものは、中古品として売買不可能になると、一部で大騒ぎ。

 朝日新聞の記事は、比較的正確に記述がなされていたが、他の報道には、センセーショナルな表現で、全くでたらめなものもあった。

 法律を少々検討してみると、いかようにでもなるような抜け道が用意されている。したがって、余り問題にはならないのではないか。

 次回のHPのネタは、これにする予定。しかし、土曜日から中国なので、向こうからアップできれば良いのだが。

 それにしても、8時55分成田発の飛行機は、これまで乗った飛行機の中でも出発時間がもっとも早い。さて、どうやって成田まで行こうか。

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2006年2月19日 (日)

元HPに新記事をアップ

2月19日: もともとのHPに新記事をアップしました。「アガリクスとは何だ」です。
  http://www.yasuienv.net/  です。 こちらへのアクセスもよろしく。

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牛背骨、やはり日本からの発注

2月19日:米国から子牛の背骨が輸入され、成田検疫所で発見された事件は、やはり、日本の企業からの発注に基づいて、米国の企業が梱包したものであった。

 その発注をしたのは、日本シイベルヘグナー。日本が米国産牛肉の輸入再開を決めた直後の12月27日に、背骨付き肉や、舌などを含む子牛肉を発注した。

C先生:やはり。http://www.yasuienv.net/BeefSpine.htm に述べた通りだった。日本シイベルヘグナーは、日本から生糸の輸出などをやっていたらしく、創業はなんと1865年。スイス資本だと思われる。
 食品部門もあるにはあるが、食品加工原料の輸入、濃縮果汁、冷凍果実・野菜、機能性食品素材、栄養補助食品、化粧品原料などが取り扱い商品である。子牛の背骨は、化粧品用の原料にでもする予定だったのだろうか。 日本シイベルヘグナーからのメッセージがあるかとHPをチェックしたが、何も出ていない。これは、いささか無責任ではないか。 会長、社長はいずれも、スイス人か。

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「歩行困難牛は骨折」農務長官

2月19日:ジョハンズ米農務長官は、17日の記者会見で、米農務省監査局の報告で指摘されていた、歩行困難な牛29頭が食肉用に処理されていた問題について、「これらの牛については、いったん検査をパスした後、床で滑って転ぶなどして骨折した」と述べた。

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2006年2月17日 (金)

M6.9でも都内の死者2300人

2月17日:都防災会議の地震部会が公表したもの。M6.9でも、区部東部を中心に震度は6強に達し、建物や住民の甚大な被害が想定されることが分かった。都は、今年度中に最終報告をまとめ、来年度にかけて地域防災計画を大幅に見直したいとしている。
 
 M6級の地震は、千葉県北西部地震など、首都圏でも頻発している。M6.9でも、荒川区、墨田区など、区部の23%が震度6に達し、都内全体の270万棟の建物のうち約6万棟が揺れや液状化現象によって前回すると試算した。

 墨田や江戸川の木造建物の被害が目立つ。地震による火災で18万3千戸が消失し、消失面積は53平方キロに及ぶ。

 死者は都内全体で2300人。やはり葛飾、江戸川など東部の被害が甚大とされる。ライフラインでは、墨田、葛飾で30%以上が停電、ガス供給も墨田、江戸川では50%以上に及ぶ。

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養老先生の騙し術??

2月17日:高校での講義の内容。「水を飲むとき、まず、飲みたいという意識が頭の中で生まれて、それからコップに手を伸ばす、と思っていないか」。実際には、「飲みたいと思う0.5秒前には、行動の指令が出ているのだ」。

 「熱い鍋に直接触れたら、さっと手を引っ込める。そしてそれからアチッと思うだろ」。

 「頭で考えていることが立派だと思っている人が多いけど、意識というものは、実は後からついてくるものにすぎない。いってみれば後知恵である。ところが文明が進めば進むほど、意識の部分ばかり肥大化してきている」。

 「だから若いうちは、むしろ「感覚」の世界を磨いて欲しい」。

C先生:これは養老先生の「独特な騙し術」のような気がする。「水を飲みたい」、「熱いものに触ると手が引っ込む」のは、反射とでも言えそうな、かなり本能に近いところの事象なので、これらは確かに意識なしにも可能ではある。ところが、例えば、地球環境と調和したライフスタイルに変えようと思ったとき、いくら感覚を磨いても、それだけでは無理というもの。多くの事象は、本能的なものと、理性的な判断によってなされるものとの中間であって、すべてが感覚だけで行動できるというものではない。
 感覚というものも、したがって、大脳の中身でかなり違ってしまうものなのである。かなりの分野については、意識的にある情報を集積しないかぎり、その領域における「感覚」というものが生まれてこないのだ。かなり感性に近いところであるファッション感覚でもそうかもしれないし、音楽や絵画の感覚でもそうかもしれない。

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高級車、ハイテクを競う

2月17日:名前だけではダメ。レクサスはハイブリッド。アキュラは電子制御の四輪駆動。メルセデスはディーゼル。

 レクサスは、各車種にハイブリッド版の追加を急ぐ。今春には、日米で「GS」にハイブリッドを販売予定。今秋には、最上級セダンの「LS」に究極のレクサスとしてハイブリッドを追加。

 これに対し、ホンダの北米モデルであるアキュラは、電子制御四輪駆動を売り物にする。四輪を異なる力で回すために、コーナリングが改善される。

 メルセデスは、欧州で売れているディーゼル車を日本でも復活販売する。

C先生:レクサス「LS」のハイブリッドは最高価バージョンになる。これまで無い形式のハイブリッドになるという噂。
 先日、ベルギーでメルセデスのEタイプのディーゼルを3日間ほど借りて運転してみたが、非力ながら良く走る。

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がんに効く健康食品の検証に着手

2月17日:がん患者の半分が利用していると言われる健康食品にがんを抑える力が本当にあるのかどうかを調べる臨床試験に、厚生労働省の研究班が春から取り組む。健康食品やサプリメントの「抗がん力」を人間で検証する試みは、これまでほとんど無かった。

 ごく早期ですぐに治療を始める必要がない前立腺がんの患者に協力を求めて実施する。がん患者が良く利用するキノコ類の健康食品をとってもらい、その前後でがんの進行度の指標となる前立腺特異抗原(PSA)の値がどう変わるか、肝機能異常といった副作用がおきないかを調べる。PSA値が大きく上がれば、通常の治療を始める。

 健康食品をめぐっては、一部で肝障害という被害との関係が指摘されている。

 リーダーになる住吉さんは、「健康食品が効くという科学的根拠はまだないが、効かないという根拠も無いのが実情だ。今後は別のがんでも検証できるようにしたい。

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レジ袋削減守らぬ店に罰金

2月17日:容リ法の枠組みが決まった。スーパーやコンビニで配布量が一定以上になると、レジ袋有料化などを通じた削減を義務付ける。削減努力が不十分な小売店などに対して国が改善を勧告・命令し、それでも従わない場合には、50万円以下の罰金を科す。

 環境省、経済産業省は、改正案を来月半ばまでにも国会に提出し、07年春の施行を目指す。

 年間300億枚が利用されているレジ袋排出抑制のために、罰金を科すことで法規制効果を狙う。レジ袋だけでなく、百貨店で配られる紙製の手提げ袋なども含める。

 「チェーンストア協会」は有料化の法制化を求める一方、コンビニ業界は反対を表明している。

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日英、GHGの半減へ共同研究

2月17日:環境省と英国の環境・食料・地方開発省は、共同で二酸化炭素などの温暖化ガスを2050年に半減させるための研究プロジェクトを発足した。小池環境相とフライ英国大使が明らかにした。

 2050年時点で、産業革命後の世界の気温上昇を2度以内に抑えるために、大気中の温室効果ガス濃度を475ppmにする必要がある。共同研究では、エネルギー問題や産業構造、交通手段、人々の暮らし方を検討する。

 6月には、欧州や米国、中国、インドなどの20ヶ国の研究者や政府代表らを集めた研究会を東京で開催する。

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2006年2月16日 (木)

神戸空港の開港

2月16日:朝日新聞社説

 手放しでは祝えない。3000億円を超す空港の事業費のうち2000億円は、海を埋め立て、生まれた土地を売ることで工面する予定だった。これまで買い手が付いたのは、わずか3社。6億円分にすぎない。それも3割引きをした結果である。

 管理運営費にあてる着陸料も、当初予測では、年間10数億円。しかし、実際にはその半分になりそう。理由は、着陸料の安い小型機が多いから。

 神戸空港は、自らの都合で増便や国際線の誘致ができる立場にはない。関西圏は、半径25キロ圏に、関西、伊丹と合わせて3空港がひしめくことになった。政府は、関西が国際線、伊丹は国内基幹空港、そして、神戸は地方空港という住み分けを決めた。

C先生:いまだに「土地神話」が生きているのが、なんとも。すでに人口が減りはじめた日本の状況をどこまで理解していたのだろうか。

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デンマーク「ムハンマドの12の顔」に対するフランスのルモンド紙の論評

2月16日:コーランを独自に解釈したことで死刑のファトワを受けた作家で、「悪魔の詩」の著者サルマン・ルシュディ氏の問題ほどではないが、波紋は広がり、アラブ諸国は、作者を強く処罰するようデンマークに要求した。作者が罰せられなかったのは幸いだった。

 風刺画のいくつかがイスラム教とテロを結びつけたのは、不当であり、無礼である。さらに問題にされたのは、ムハンマドを描くこと自体が禁忌だということ。

 世界人権宣言を批准した民主主義社会においては、唯一の価値ある原則は、人権を尊重した上での表現の自由だ。

 宗教とは思想の体系であり、精神を形作るものであり、尊重すべき信仰ではあるが、自由に分析し、批判し、笑い物にすることができる対象でもある。政治思想もしかり。フランスの世俗性は、宗教の中立と寛容を前提としており、宗教と、それを信じる人々を区別する必要がある。後者は、帰属する宗教を理由にあらゆる侮辱的な言葉や差別から守られなければならない。

 表現の自由は、人種差別、反ユダヤ主義、性差別や同性愛差別に関する場合と同様、宗教においても制約がある。その制約は、法と司法によって決められるものだ。

 13人の男女がエロティックな姿態でダビンチの「最後の晩餐」を模した広告を作ったが、これはキリスト教徒を傷つけるものであり、裁判所が掲示を差し止めた。

 イスラム教徒は、敵意がこもったムハンマドの絵に衝撃をうけたかもしれない。しかし、民主主義社会は、人権が踏みにじられる危険を冒してまで、言論を取り締まる警察を置くことはできない。

C先生:全体的なトーンに同意はできるものの、例示の趣旨が良く分からない。エロティックな最後の晩餐は差し止めたが、それはキリスト教徒を傷つけるものだったからだ、としている。としたら、ムハンマドの風刺画は、イスラム教徒を傷つけるものだった、と言えるだろう。デンマークの司法は、その風刺画を差し止めるべきだった、という結論にはならないのか。それとも、この評論そのものも、そういう趣旨なのか。素直に読むと、イスラム教徒には寛容性が不足している、という主張のように読めてしまうのだが。

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政府、CO2排出権購入へ

2月16日:政府は4月から、京都議定書のCDMを活用して、排出権購入に乗り出す。第一約束期間の削減義務量にあたる約1億トン分の削減ができない見通しだからだ。

 排出権の価格は、今後高騰が予想され、すでに購入を始めている欧州諸国などに比べ出遅れた日本は、多大な財政支出を迫られる可能性がある。

 NEDOが石油特別会計と一般会計を財源に排出権を購入する。政府は今国会に石油特会法、NEDO法など関連の法改正案を提案した。

 06年度は、2000万トン分の購入契約を結ぶ。13年度までの8年間で、目標量を購入する計画。

 排出権の価格は、今後数年間で、2~4倍に高騰するものと見られている。世界銀行の調査では、05年の平均価格は二酸化炭素1トンあたり5.63ドルだったが、10年の予想は約2倍の11.4ドル。国際排出量取引協会の予想は23.3ドル。

 今の水準なら、1億トンを買うのに700億円だが、価格が高騰すれば、2000億円以上に膨れ上がる。価格高騰が見込まれるのは、カナダが今後大量購入を始めると見られるから。

 日本と同じ1億トンの排出権確保を目指すオランダは、05年までに目標の8割にあたる8000万トンの購入契約を結んだと見られる。

 日本では、財務省が議定書発効前に排出権購入費用を予算化することに反対したため、対応が遅れた。

C先生:排出権を買うのは基本的に反対。第二約束期間に、借金として背負うべきである。そして、3000億円と予想している購入費用を、すべて省エネルギー技術の開発に投入すべきだ。
 財務省の見通しが悪かったのは事実だが、その悪い見通しのお陰でこうなったのだから、それをチャンスとして考えるべきではないか。

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東電、原油を直接輸入

2月16日:商社を経由して調達していた重油の一部を06年度から直接輸入する。主力のLNGでも今後の生産量不足が見込まれており、みずからも調達ルートの確保に動く。
 すでに石油輸入業者の登録を済ませ、インドネシアから試験的に重油を輸入した。06年度の輸入量は未定だが、ベトナムなどから原油を輸入する見通し。

 今後、中国や米国は輸入量を急増させて資源確保に乗り出す見通しで、今後の供給力不足の懸念も出ている。

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中国、アフリカでエアコン生産

2月16日:Shincoブランドがナイジェリア南部にエアコン組み立て工場を建設。中国のエアコン市場は過剰生産でメーカーの淘汰が進んでいる。

 4000万ドルを投資して完成した新工場の生産能力は年間50万台。06年には15万台を生産し、アフリカ各国で販売する。

 中国のエアコン市場は、毎月平均で800万台の流通在庫を抱え、過剰生産から値下げに追い込まれている。

 「アフリカは官需や富裕層向けの需要が急拡大しており、先行するメリットは大きい」

C先生:Shincoの生産するエアコンの効率はどうなのだろう。日本のエアコンは、すでにCOPが6を超した。そんなエアコンを生産して欲しい。さらに、地中熱利用などの先端技術を同時にアフリカに技術移転すべきではないか。

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カタールで空前の繁栄

2月16日:ドーハから砂漠の高速道を30分、沖合いで採掘したガスをLNGに加工している。テロの警戒が非常に厳しい。「写真をとってはいけない。車から降りるのもダメ」。

 ガス田が発見されたのは70年代。しかし、顧客が無かった。日本の商社が中部電力に売り込んで、92年に25年間の購入契約を結んだ。

 すでに約150棟の高層ビルが建築中。カタールのGDPは、一人当たり3万6500ドルで、すでに日本と同じレベル。人口は18万人だが、所得税も消費税も無い。給料は生涯にわたり保証される。

C先生:しかし、この繁栄も今世紀中には終わるだろう。22世紀にどのように国を運営するのか、そのための投資をどのように行うのか、長期的な視点をもった政策が必要不可欠である。そのための教育は行われているのだろうか。もっとも、日本だって状況は余り変わらないのだ。トヨタやパナソニックがいつまでもつかそれが問題。未来を見通す必要性については、同じような状況だろう。

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「水からの伝言」とmixi

 先日来問題にしていながら、この件は、大阪大学の菊池誠先生、山形大学の天羽優子先生にお任せしっぱなし。菊池先生が、mixi.jpというところで、「なぜ水からの伝言を信じたのですか」ということで、掲示板のような形式での議論をやっているとの情報をもらった。

 mixiに参加していないため、その内容をファイルでもらって読んでみると、多くの人々は「極めて単純に信じてしまった」ということが分かる。「なぜ信じたのか」など、特に、理由を考える必要も無いようだ。しかし、一旦信じてしまった人を、信じないようにすることはかなり難しいことであることが分かる。

 そのような情報伝達が難しい理由であるが、自然科学をきちんと説明しようとすると、内容的に難しいかどうか、よりも、「記述が長くなる」という難点があるように思える。例えば、自然科学の特性として、ある現象が絶対に起きないという証明はできない、ということがあるが、これをきちんと説明しようとすると、相当に長い文章を書く必要がある。この長さが決定的に不利である。「水からの伝言」を無条件に信じてしまった人には、その長い長い文章の中身を批判的に読み解くこと、それ自身が難しいからである。

 対応としては、もっと単刀直入に批判を行う方が良さそうである。「科学的に事実とは言えないことを『今は証明されていないが科学的事実』だ、あるいは、ファンタジーだ、ポエムだと言い張ったのは、いんちきとしか思えない『波動測定器』を190万円で売るため。そのために善意を装ったあの本は書かれたと思う」。

 これに反論が来たら、そこではじめて、「水は情報を記憶しない」、「あの波動とは、未来永劫事実として証明されることは無い」、といった議論に移ることが良いのかもしれない。

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2006年2月15日 (水)

フランスは子だくさん

2月15日朝日新聞

 フランスの出生率は、93年94年に1.66で底打ちし、昨年には1.94まで回復した。その理由は、働く女性にとって子どもが負担になりにくい制度や社会、結婚という制約にとらわれない家族のあり方にある。

 「仕事と子どものどちらを選ぶ」。フランスの女性はそんな選択を迫られることはまずない。働く女性は、子どもが1、2人いても8割を超す。それでも子どもが3人になると、就業率は7割を切る。

 「一定年齢以上の女性には育児休業のブランクが復職時に大きなハンディキャップになる」。そのため、フランス政府は、第三子の育児休業期を3年間1年に短縮した制度を新設する。「1年間」を選択すれば、休業補償が月額5割増える。

 妊娠がわかって婚姻手続きをする、いわゆる「できちゃった婚」はフランスにはない。05年に生まれた子どもの48.3%が結婚していないカップルから生まれた婚外子であったことが人口統計で明らかになった。80年代初頭は1割だったが、年々、率が上がっている。

 これを「家族の崩壊」とか「モラルの低下」と見るのは正しくない。子どもの9割以上が父親の認知を受け、8割以上が実の父母と一緒に暮らしている。家族の形として事実婚が当たり前になった事実を示しているに過ぎない。

 フランスでは、子どもの多い家族を対象に、公共交通機関やスポーツ施設などで大幅な割引料金を設けるところが多い。その申請のためには、親子関係を証明すればよく、結婚の有無は無関係。家族の絆は、日本よりも強固だと言える。

C先生:さてさて、日本の未来像はフランス型なのか、それとも独自のものになるのか。

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BSE基準緩和に批判

2月15日:農水省と厚労省は、国際獣疫事務局(OIE)が提示したBSEの安全基準の改定案について、消費者や食肉業界の関係者らからの意見を聞いた。「安全性よりも貿易促進を優先している」などの批判が相次いだ。

 政府は、OIEの年次総会で安全基準の緩和には反対を表明する方針で、「30ヶ月月齢以下」、「BSE感染の疑いがなく、もしくは感染が確認されていない」の2点を条件に明記することで落着した。

 OIEは、家畜の安全基準を定める国際機関で、本部はパリにある。OIEが決める基準は全加盟国が守るべき最低限の基準で、各国は科学的に正当な理由があれば、より厳しい安全基準を設定できる。ただし、貿易紛争になった場合、仲裁役のWTOはOIE基準を判定の根拠とする。

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中国のスーパーリッチ「金領」

2月15日 朝日新聞経済面

 上海の高級住宅街に、500平米の2階建ての家がある。寝室3室、マージャン室。ガレージには、メルセデス、ベントレーなど5台。

 張さん(33)は、医者の夫と自分の両親の4人暮らし。民営不動産開発会社の会長で、年収は100万元(1400万円)。

 厳さん(33)は、ノキアの上海本部で担当者3000人を統括する副社長。年収は5万元にすぎないのだが、ボーナスを入れると年収は80万元。ベンチャー経営の夫の収入とあわせると、年収は2500万円。しかし、1日12時間以上働いている。夫婦で合う時間も無く、「アポイントを取らないと一緒に食事もできない仲」。

 彼らの年収は、上海の世帯平均年収の45倍、中国の農民層の300倍。

 このような人々を金領と呼ぶが、「領」は「襟」の意味。ホワイトカラーを「白領」と呼ぶが、これをもじって「金領」になった。

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2006年2月14日 (火)

心配なカナダの環境

 朝日新聞、編集委員竹内敬二氏の署名記事。

 昨年、モントリオールで開かれた京都議定書のCOPMOP1で、大活躍したマーチン首相(自由党党首)であるが、1月の選挙で負けた。勝ったのは、ハーバー保守党党首。ハーバー氏は、京都議定書嫌いで知られている。「カナダが署名した最悪の国際条約だ」「政権についたら独自の削減目標を作る」といった発言をしている。

 同様の発言をクリントン政権の時代に、ライス長官(そのときは大学教授)がしている。

 ライス氏とハーバー氏の共通点は、自国の利益を優先して国際協定を考えること。現実に、カナダは削減目標の達成が難しいことも背景にある。温暖化ガスの排出は、90年当時に比較して、なんと24%も増えている。

C先生:日本はダメだダメだと言われつつ、90年比7.4%程度の増加なのだから、カナダは厳しい。恐らく、京都議定書の枠組みから降りるだろう。これは大問題。一方、米国の増加率は、13%でカナダよりもマシ。

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ニューギニアで鳥カエルの新種

 環境NGOのコンサベーション・インターナショナル(本部ワシントン)の発表によれば、ニューギニア島西部のフォジャ山脈に広がる熱帯林で、新種の鳥やカエルを多数発見した。

 専門家は、地球上にまだこんな場所が残っていたのか、と驚いている。フォジャ山脈には、アジアで最大と言われる100万ヘクタールの原生林が広がり、特に、奥地の30万ヘクタールは人間の手が入っていない。

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2006年2月12日 (日)

ブログ2週間の感想

 2月1日号から、こちらに移住。記事を書く手間が、従来のHPの場合に比べれば30%ぐらい軽減された感じ。それに、コメントを様々な方々からいただくことが可能で、今のところ、移住は正解だったようです。

 コメントは結構怖いですね。家庭用風力発電の記事で、新聞記事を書き写す際に間違えたため、電力量と出力とが混同されてしまったりしたことが、ばっちりと批判されています。

 これまでメールベースでコメントをいただいていた方々も、ブログに直接コメントを書けるため、そのようにお願いしています。専門家の方からのコメントは貴重ですから、是非よろしく。

 風力発電ですが、日本のような比較的脆弱な系統電力に繋ぐために、より安定性の高い風力発電が必要不可欠で、今後は、蓄電装置付きのものになっていく気配のようです。

 個人的には、風力発電と他の発電とのハイブリッドに興味があり、当然、蓄電装置もその一つの重要な構成要素だと考えています。

 若干追加。軽自動車の役割終了論も、かなりの論議を呼んだようです。しげみさんのコメントで、エコプレミアムポイントでは、プリウスが200点で、車を持たないのが50点なのは納得できない、という指摘がありました。これは、エコプレミアムというものが何を狙っているのか、という定義の問題です。「環境と経済の好循環」を実現する先端的な商品をエコプレミアム商品だと位置づけているので、もしも車を持たないことを推奨したら、その根本的な思想が狂うのです。エコプレミアムも、最終的な解へのつなぎでしかありません。すなわち、最終的には、車を持たない社会が理想で、恐らく50年後には、車を持つと減点500点で、プリウスだと減点300点、そして、車を持たないのが0点でこれが基準、となっていることでしょう(???)。

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G8財務相会合、資源問題に具体策なし

 原油などのエネルギー資源問題で、具体的な対策を示せなかった。谷垣財務相、「簡単な解決手段は無いが、世界経済の主要リスクとして繰り返し確認する意義は大きい」。

C先生:エネルギー資源問題に、究極的な解決法は無い。「経済成長だけが国家の目的ではない。ブータンに見習って、国民の幸福感で国家の達成度を評価しよう」、という合意が現在のG8諸国にできるはずもないので。現時点での多少の問題を無視し、長期的な結果だけを考慮すれば、化石燃料の価格が高止まりすることがG8諸国にとっても、産油国にとってもプラスなのではないか。理由は簡単で、途上国側にとっては、それが不利だから。そこで、対策についての結論を出さないという結論をG8は出したのではないだろうか。

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イタリア、ギリシャで強毒鳥インフルエンザ

 イタリアのシシリア島で発見された野生の白鳥17羽から強毒性のH5N1型が発見された。ギリシャも同様。

 イタリアでも、昨年11月に野ガモから毒性の弱い同型が検出されたが、今回は、強毒性のものだという。

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HIV治療 患者ごとの薬

 HIVに感染した患者にどの薬がもっとも効くのか、2週間程度で判定できる検査法を、国立感染症研究所や国立国際医療センターが開発した。

 日本国内でもHIV患者は1万人を越えたが、近年は、特定の薬の利かない耐性ウイルスが問題となっていた。HIVの治療では、数種類の薬剤を同時に服用する「多剤併用療法」が一般的。そこで、このような検査法が必要となった。

 血液から取り出したHIVウイルスを使いたい薬と一緒に特殊な培養細胞に入れて、増え方を調べるのがその方法。

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がん以外でもモルヒネ

 がんの終末医療でモルヒネを使うのは常識化しているが、がん以外でも飲み薬としてモルヒネを使うケースが増えてきた。副作用なしに使う方法が分かってきたため。吐き気を催す副作用があるが、制嘔吐剤を同時に飲むことによって、コントロール可能。

 痛みが来そうになると2錠ほど飲んで、飲んだ量を毎日書き込み、これを医者に提出する。

 WHOは、痛みの強さに応じて、段階別の鎮痛剤の使用法を示している。第一段階の軽い痛みや一過性の痛みには、アスピリンなどの非ステロイドの消炎鎮痛剤。それでは対応できない痛みには、コデインなど、そして、それでもダメな痛みには、モルヒネ。

 山形大学麻酔科では、帯状疱疹、手術でも直らないぎっくり腰、交通事故の古傷の痛み、慢性膵炎などで使っている。いずれも、精神的な依存は起きず、痛みも緩和されたという。

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クジラもっと食べて!

 調査捕鯨拡大で在庫が急増しているクジラをもっと食べてと、水産庁が消費拡大に乗り出した。調査捕鯨は、87年から始めたが、05年末の在庫量は3511トン、98年には600トンまで落ち込んだが、その後、北西太平洋での調査捕鯨を拡大したため、在庫量が増加。鯨肉は、供給量が少なく、スーパーなどでは逆に売りにくい。

C先生:クジラの生息数はどうやら増えているらしい。クジラが餌として食べるのは、オキアミだけではないようで、魚の減少にも一役買っているようだ。保護というものも、一種類に限るとやはりやりすぎがあるのだろう。バランスが重要というのは、環境関係ではいつでも成立する原理原則のようだ。

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2006年2月11日 (土)

上海 排ガスの汚い車はダメ

 上海市は、排ガスの汚い車20万台を締め出す方針。対象は、99年7月以前に発売した6人乗り以下の国産車と97年10月より前に発売した輸入車。

 上海市は、「07年から世界でも最高水準のユーロ3を導入する」としており、規制を今後も強化する方向。

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中国の乳児売買

 中国雲南省のロンミエ村。人口340人の漢族の村。一人っ子政策のために、第二子には平均年収の3~6倍の罰金があって、それが赤ちゃん売買の原因の一つになっていた。この村でも、第二子を育てることができない貧困のために、里子に出したいという親が多く、93年から96年の間に、少なくとも104人が売られていった。200元で買われて、5,6回転売されて、最終的に里親に渡るときには、2万元にもなったという。

 中国の一人当たりの平均年収は、04年で、全国1位の上海が1万7千元、福建省の都市部が1万1千元、農村部が4千元に対し、雲南省の農村部は700元。

 00年12月に人身売買撲滅運動が始まった。国際NGOも活動を開始し、地元政府に働きかけた。NGOは、売買経験者を説得し、法律や倫理観を村民に教える講座を開催した。

 根本原因はやはり貧困。地元政府は牛を買うための無利子融資や収量の高い米、果物の栽培技術の講習を始めた。水道や電気も整備され、一人当たりの年収は、00年の280元から700元に増加した。

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ロシアの資源外交

 ロシアのプーチン大統領は、中央アジアの旧ソ連諸国に対して、エネルギー資源の開発などで強力関係の強化に動き、天然ガス独占企業のガスプロムも中東方面への進出の構えを見せる。

 一方で、ガス価格引き上げをめぐる対立はウクライナ以外の国でも深刻化し、ロシアが目指す「安定した資源供給国」の認知には課題も多い。

 ちなみに、ロシア産の天然ガスの価格は、千立方メートル当たり(修正しました。済みません。)の米ドルで、対象国によって以下のような価格である。

         05年     06年 
ウクライナ   50     230(実質95)
ベラルーシ  46.68  46.68
グルジア    63     100
バルト3国   90     125
欧州諸国    -     260

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2006年2月10日 (金)

学校で牛乳パックのリサイクル

 牛乳パックのリサイクルが学校で進んでいる。03年度の使用済み紙パックの回収量は、8万3100トンで、そのうち、学校からが5000トン。

 繊維が長く良質な紙パックは、再生紙を作るのに適していて、1リットルパック6本で、トイレットペーパー1ロールができる。

C先生:本当は、トイレットペーパーやティッシュにしては勿体無いぐらいの紙なのだ。一旦、OA紙にリサイクルし、そしてそれから衛生紙というのが本筋なのだが、硬いトイレットペーパーになってしまうため、消費者の要求には応えられないからか、直接衛生紙になっている。それにしても、最近の世界中のトイレットペーパーの紙質が良くなっているのは驚き。もっと、悪い紙にしても本当は良いのだけど。

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日本は格差社会か Yes,Yes

 橘木俊詔京都大学教授:「日本は格差社会」になった。首相が格差拡大を否定したこと、さらに拡大を容認したことの双方に反論する。

 高齢化が格差拡大の原因であることは認めるが、それは理由の一つに過ぎない。高齢の貧困者が増えていること、それ自体が問題だ。

 内閣府が出したジニ係数の中には、日本の全標本を代表しない不完全なデータに基づくものもある。例えば、今回示した「家計調査」では、単身世帯と農家という比較的所得の低い層が除かれている。

 日本の不平等度は、高度経済成長が終わったあたりから、コンスタントに上昇してきた。所得税の最高税率を70から37%に引き下げ、マル優廃止、相続税軽減など、所得再分配の機能を弱める政策を重ねてきたことが背景にある。

 格差拡大を容認するということは拡大の否定以上に挑戦的だ。ある程度の所得格差が生まれるのは仕方が無い。しかし、行き過ぎると、経済活力もうしなわれ、ねたみの感情が犯罪に転化するかもしれない。

 まず、低所得者層の底上げが必要だ。例えば、ワークシェア。

 政府は、「小さな政府」という言葉を二つの意味で使っており、注意しなくてはならない。一つは不要な公共事業や公務員の厚遇を止めようという意味。もう一つは、社会保障やセーフティーネットを縮小するという、本来の意味の小さな政府。小泉政権は、国民の合意が無いままに、この路線をひた走ってきた。

 国民に強く自立を求める米国のような社会か、欧州のようなセーフティーネットや再分配政策を重視する社会か。格差拡大に注目が集まっている今こそ、国民に是非を問うべきではないか。

C先生:橘木教授、大竹教授、ともに小泉政権に批判的である。最近、講演会などで述べているが、本当の意味の米国流の「小さな政府」は日本人には向かない。

 毎晩隣の家が大騒ぎをやっていて眠れない。そんなとき、警察に電話を掛けるマインドである限り、本当の意味での「小さな政府」はできない。自分の弁護士に電話を掛けて、なんとかしてくれ、と頼むのが究極の米国流小さな政府。

 姉歯関連事件で、自治体や政府が支援をすることも、考えてみれば「小さな政府」とは程遠い。100円ショップで買い物をして、すぐに壊れたといって文句を言う人は居ない。それも有りうるリスクとして受け入れているからだ。ヒューザーは、マンションの100円ショップなのだから、そこで買い物をすれば、なんらかのリスクは覚悟の上でなければならない。これが米国流の小さな政府的解釈であるはず。日本人は、もともと小さな政府には向かない発想をする人種なのである。

 所得税の最高税率を戻し、相続税を少子化を前提としたものに変える政策(具体的には、ある人の死亡によって税額を計算するだけでなく、受ける側の状況も考慮した税額にする。少子化になると、一人っ子同士が結婚して、両方の両親から多額の遺産を受ける世帯が生ずる。これまでの相続税は、人口が増加することが前提になっていたが、人口減少時代になると、別の要素を取り入れない限り公平性が担保できない)を取って、中型の政府を目指すような政権を作るべきだろう。

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日本は格差社会か Yes

 大竹文雄大阪大学教授:「格差社会だ」。

 ジニ係数を世帯主の年齢階級別で比べると79年以降の20年間で余り変わっていない。つまり、同じ年齢に達したときの格差は、前の世代と新しい世代とで変わっていないことになる。

 だが、日本全体のジニ係数をみると、世帯ベースでみた課税前の所得の格差は80年を底に拡大傾向にある。この理由は、高齢化で世帯主の年齢階級が上がっていることでほぼ説明できる。

 もっとも人口の多い年齢階級は、84年は30歳代後半だったのが、04年には50歳代後半に移った。日本は30歳代までは余り所得格差がなく、年をとるにつれて格差が表れる社会構造だ。どの国にもこうした傾向があるが、日本はその度合いが大きい。ここに高齢化が加わったために、ほかの国に比べて速い速度で全体の格差が拡大している。

 所得税の累進度が緩和され、相続税率も下げられるなど、税による所得の再分配効果が弱体化したのも一因だ。日本はOECD諸国の中でも珍しく、再分配後の可処分所得ベースの格差が拡大している。

 04年の全国消費実態調査でも、20歳だけは所得格差が広がっている。すなわち、21世紀になって、若年層で学歴間の賃金格差が拡大傾向にあるのも気にかかる。技術革新で高学歴者に仕事が集中する。

 政府は、スタート地点が違う人が多いことを認識するとともに、相続税率の引き上げをはじめ、スタート地点を揃えること、また、公的な教育環境の充実が重要になる。

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米国産牛肉 禁輸長期化

 米国農務省監査局の報告書では、BSE対策で義務づけられている脳、背骨など特定危険部位の除去が適切に行われているか確認できないとも指摘されている。

 石原次官は、報告書について、「消費者は強い懸念をもっており、米政府に対して報告書をどう考え、改善策はどうなっているのか、説明を求めていく」。

C先生:米国の「比較的低姿勢」はまだ維持されている。先日のHPで述べたように、米国は、このようなシステムを末端まで徹底させることが最大の苦手である。そこをしっかりと指摘することは重要。しかし、今回の背骨の件について、日本の誰がそんな発注を出したのか、それが最大の謎だ。誰かが発注しない限り、いくら米国でも輸出をしない。禁止部位であることが分かっていない日本の業者が居るとは思えないので、誰かが恐らく意図的にやったことだと思うが。

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