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2006年2月 2日 (木)

自然エネルギーで節約

 朝日新聞の記事

 風力発電を導入した建築家、寺林省二さん。ゼファーの「アウル」を36万円で購入した。月間22キロワットの発電能力がある。ゼファーは、「エアドルフィン」も47万2500円で発売予定。
 そのほか、ペレットストーブの話。

C先生:風力発電は小型になると効率が悪くて苦しい。ペレットストーブも、おがくずになってしまった後であれば悪くは無いが、木材のリサイクルの本当の姿は、できるだけ燃やさないこと。使える廃木材をペレットにしているのであれば、本筋を外れている。
 いずれにしても、最善の自然エネルギー利用は、まずは、太陽熱温水器なのだが、我が家のようなマンション形式の家だと設置ができない。どこか良いものを開発してくれないだろうか。

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コメント

 この「月間22キロワット」といった表現、メディア記事にはよく登場しますが、まるで意味をなさない表現だということに記者さんは気づかないんでしょうかね? 「ワット」は「ジュール単位にした毎秒のエネルギー」なのに。

 ●もし「仕事率 22 kW」の発電機なら(そのとき、「月間22キロワット」なる表現は意味を失いますが)、1 kWhの電気料金を20円として、1日に22×20×24=10,560円分ゆえ、一ヶ月もせずにモトがとれるスグレモノだということになります。むろん現実の出力は仕様の数分の1でしょうから、半年はかかるはずですけど。
 ●かたや、もし「月間発電量22 kWh」の発電機なら、一ヶ月の「稼ぎ」がたったの440円ゆえ、モトをとるのに(メンテ経費がまったくのゼロでも)70年近くかかります。さっきのケースとは雲泥の差。

 たぶん後者だろうと踏んでいますが、それなら誰も買わないでしょう。この手の話、中高校の理科教育のお粗末さを浮き彫りにしてくれるため、私は折りに触れてネタに使っています。太陽電池でも同じ話題がしじゅう出てきますし。

投稿: T.W. | 2006年2月 5日 (日) 13時46分

前回のコメントに追記ひとつ。

仮定二つのうち(たぶん正解の)第2ケースで、実発電量が「仕様」の数分の1なら、「モトをとる」のに200~300年かかりますね。

投稿: T. W. | 2006年2月 5日 (日) 15時19分

朝日新聞の記事、2月2日付12版Nを確認しましたが、「アウルの月間発電量約22キロワット時」と正しく書かれていました。「時」を書き落としたのは安井先生のご責任のようです。
また、原典の確認をしないで新聞記者の批判をするのもお控えいただいたほうが良いかと思います。
元が取れないのは確かですが、それでも買う人がいるということも確かです。

投稿: 酒 | 2006年2月 6日 (月) 21時18分

このたびはT.W.氏の早とちり(+安井先生の転記ミス)でしたが、五大紙やNHKが「ワット」と「エネルギー量」を混同するのは日常茶飯事。それにしても、公称値が月間22キロワット時の発電装置を紹介したがった記者の眼力を疑う。
太陽光にも似た話がある。公称値の「○○ワット」は、「快晴で太陽が真上にある」状況(日本ではありえない状況)を仮定した計算値ゆえ、昼夜・晴雨・季節変動をならせば平均電力は7分の1ほどに落ちるため、買ってから「こんなはずではなかった」と首をひねる人も多かろう。そういえば安井邸にいつか設置されたパネルは、どんな調子で働いているのだろう。
 まあ風車も太陽光パネルも、新しい仕事をつくって雇用を生み、日本経済に貢献しているのは確か。私自身ほどんど利用しないドリンク自販機やコンビニも同じ。自販機の消費電力は原発1基分にも相当するらしいが、議定書がらみで自販機をどうこうしようという声がついぞ聞こえないのは、「雇用・経済」を守りたいからだろう。

投稿: 与太郎 | 2006年2月 8日 (水) 08時21分

ブログではなく本記事の方で思ったことがいくつかあったのでコメントさせてください。

>B君:風力発電に適した風というものが、なまじの強さではないことをその町の役人が誰一人認識していなかったのではないか。エアドルフィンの定格出力である1kWが出るためには、12.5m/秒という風が必要。この風は相当なものだ。強風で歩きにくい。傘がさせない。吹流しは水平。樹木全体が揺れる。電線がなる。こんな風だ。
>A君:そんな強風が吹いているところが風力発電の適地ということです。

事業者が専門的に風力発電をやるときには大体年平均6m/sを事業採算性の目安としているようです。最近は風車も大型化して、1000kWは当たり前で高さもあります。このため、かなり上空の風もとらえています。上に行けば行くほど風は強いですから、この6m/sも体感するほどのものではないはずです。ドイツなども風力発電大国と呼ばれていますが、実際に旅行、生活すると日本と比べて風が全然吹かないという実感が個人的にはあります。
家庭用と事業用だと話が違って、家庭用は高さがないので、体感の風速と風車の風速は近いものがあるのだと思いますが。


>C先生:風力発電が再生可能エネルギーの重要な候補であることは間違いはない。しかし、日本の風況は複雑で、陸上には、高山の頂上を別にすれば、適地が少ないのだ。しかし、離島では風も強いので、重要な寄与ができるだろう。加えて、将来は、洋上風力を本気で考える必要があるかもしれない。
>A君:しかし、電力会社の態度がそうなっていない。風力発電どころではない、というのが電力会社の本音でしょう。

 家庭用を念頭に置かれて書かれていると思われますので、事業用についてコメントさせてください。
 大雑把にいうと風力発電は、日本でも偏西風がとらえやすい、西側に海や平地を抱えたところに多いです。高山の頂上は風はいいかもしれませんが、風力発電立地のもう一つの重要な要素である、支柱や羽根を運ぶための道路もなく、適地なのか個人的に疑問です。
 また、適地が多く存在しても、風力発電は、安定性に欠けます。このため、風力発電が電線網(系統)に入ると系統全体の電力の質が悪くなります。具体的には周波数がぶれて、工場では紙の巻き取り等がうまくいかなくなったりして、最悪の場合停電となると言われています。
日本の場合、基本的に系統は各電力会社毎にできているので、非常に大雑把に言うと最低需要(普通春や秋の夜の電力)の5~10%程度しか風力発電は入れられないと言われております。(欧州の場合系統がもっと大きいのでこの問題は顕在化していない。)。
関西、関東といった需要の多い地域は風が悪く、北海道、東北、九州といった風のいい地域は需要が少ないため、あまり多くの風力発電を受け入れられないという問題があります。
このため、関係者は色々と対策をとって、今年からは、(NAS=ナトリウム硫黄)蓄電池併設型の風車の設置をして、出力安定化を目指すようです。
 また、洋上については、ドイツ、デンマーク、イギリスが熱心ですが、現在の洋上発電は、着床式と呼ばれる海中に柱を立てて設置するものです。現在の技術では、水深30mぐらいの海までしが対応できないようです。ドイツ、デンマークは海岸線は短いものの浅瀬が広がっており、洋上発電は可能なのですが、日本は浅瀬の海はそれ程広がっていないので、着床式洋上風力発電はあまり期待できません。将来的には、フローティング(海に風力発電を浮かべる)ということも考えないと、風力は頭打ちのようです。

投稿: 又三郎 | 2006年2月13日 (月) 22時33分

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