« レクサスのハイブリッド発売 | トップページ | 花粉症米、試食段階 »

2006年3月16日 (木)

太陽光で水素製造 夢へ一歩

 東大の堂免一成教授らが発見した新しい触媒。生成効率は実用にほど遠いが、これまでの紫外線ではなく、可視光線を利用できる点で、将来有望。

C先生:ところが駄目なのだ。主組成が窒化ガリウムと酸化亜鉛。亜鉛はまあまあの資源量があるが、ガリウムは資源が無い。

|

« レクサスのハイブリッド発売 | トップページ | 花粉症米、試食段階 »

コメント

当方が読んだ記事(読売だったはず)だけがそうだったのかも知れませんが、この件の報道での扱いにはとても不満です。そういうところを解きほぐし、一般向けマスコミが科学に関連するニュースを正しく流せるようになるまでにはまだ道が遠いんでしょうかね?安井先生のサイトは、そうした報道のあり方についても啓蒙的な役割を果たしているとは思うので、敢えてコメントです。

一つには、「従来の10倍」という表現だけしかしていないことで、これは、「技術的な進歩の度合い」を示しているように見えますが、実際には、効率1%が10%になるのも10倍、0.001%が0.01%になるのも10倍です。実際にはどの程度なのか、記事を読んでも判りませんでした。

もう一つは、光触媒で直接分解することのメリットについて、恐らく開発を行っている研究者は何か考えていると思うんですが、記事には一切ありませんので、何も判りませんでした。
太陽電池で起こした電気で電気分解するのに比べて、何か良い点があるのでしょうか?ということ位、仮に記者が文系出身であっても、疑問としてぶつけて然るべきと思うんですが、それは高望みなんでしょうか?

投稿: kkojima | 2006年3月20日 (月) 09時30分

kkojima さんのおっしゃるマスコミへの期待は「理系白書ブログ」を見る限り難しいでしょう。取材する科学部の記者に理科学系学位をもったものはいないし、もって入社した記者でも、国会番だ、警察番だと人材の素養を活かす配置を全く考慮しないのが方針のようですから。

対する大学の方は、法人化してから業績・組織評価の基準を満たすのに汲々としています。もちろん発表論文数もそうですが、新聞記事になった数もカウントされます。マスコミの科学音痴をいい事に、「なんだこりゃ」という内容の記事を書かせる事例が増える原因となっています。
この場合、マスコミが取材して記事にしやすい「ブランド大学」のほうが有利な構造はあるので、野球の巨人ブランドと同じような推移をたどる可能性があります。あるいは訂正記事を書く事が無い特性を利用して追試も確認も出来ない現象を報道させる恐れが高まります。

さらに、大学では発表論文、掲載記事の社会的貢献度を「自分で」評価申告するように文科省から求められています。これは官僚の自己評価申告制度をそのまま研究・教育組織に押し付けたもので、じつに呆れた制度です。

官僚は国民に周知されていようがいまいが「PSE法を施行して世の中が変わった」科学的意味がなかろうが「全頭検査で安全が確保されている」と作文して自己完結していれば仕事した気分になれるのでしょうが、国民のチェックに堪えるものではあり得ないと感じます。こんな雑用をさせるよりも研究室に足を運び、学生と話しをする時間を作ってやって欲しいです。

投稿: まいまい | 2006年3月20日 (月) 12時07分

>>kkojima さん
ご推察のとおり、「水の完全分解」を謳う光触媒の太陽光エネルギー変換効率は0.001~0.01%の桁。しかも、完全分解では水素と酸素の混合気体が得られるため、それを分離する(エントロピーを下げる)のにずいぶんエネルギーを使うことになります。トータルでは「エネルギー消費プロセス」になりそう。
太陽電池が(製造に投入するエネルギーも考えたとき)本物の「エネルギー獲得」装置だとすれば、太陽電池→電解のほうが圧倒的に賢いでしょうね。

投稿: 与太郎 | 2006年3月20日 (月) 12時07分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 太陽光で水素製造 夢へ一歩:

« レクサスのハイブリッド発売 | トップページ | 花粉症米、試食段階 »