もんじゅ後継の増殖炉
日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉の将来像として、「もんじゅ」と同じプルトニウムを燃料に、ナトリウムを冷却材として大規模で経済性にすぐれた150万kW級の蒸気発生器を二つ並べた巨大新型炉「ツインプラント」に絞って開発を進めるべきだ、とする報告書をまとめ、文部科学省の分科会に報告した。
配管や伝熱管を二重化し、距離も短くして原子炉容器をコンパクトにする。発電用エネルギーは、150万kW級の上記発生器を二基。
もんじゅは着工から20年を経過し、設計自体が経済的に見合わなくなった。
経済産業省が昨年末、実用規模の新型炉を30年ごろに作る構想を固めたが、報告書は小規模炉で実証して実用炉を目指すか、いきなり実用規模を作るか明確にしなかった。
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