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2006年3月 7日 (火)

HP更新、「環境センス」

 日曜日の夜に、HP(http://www.yasuienv.net/) の更新を行いました。遅くなりましたが、一応、ご説明を。

 今回のテーマは、「環境センス」。非常に重要な概念であるが、これまで余り考えてこなかった。しかし、3月3日金曜日に、朝日新聞主催の第三回朝日環境フォーラムの基調講演で、「環境センスの磨き方」なる話をしなければならなかっため、かなり苦労してまとめた話。ただし、まだまだコンセプトが揺らいでいる。ご批判いただければ幸いです。

 ところで、このところ花粉症がひどい。先週の火曜日に北京から帰ってきて、体調良好だったのだが、どうも北京でもらったノロウイルスか何かに感染したのか、のどが猛烈に痛くなったのが木曜日。金曜日の講演は、声が出にくくて大変だった。そして、土曜日は、のどの痛みが徐々に無くなったのだが、日曜日から猛烈な花粉症の症状。気管支の奥までどうしてもおかしい。ところがこの日はIGESの主催のAPFEDという会議が国連大学であって、3Rのアジアにおける戦略を作るために、アジア各国からのスピーカーがやってきた。そこで、国際機関の役割を議論するセッションの座長だったもので、サボれず。相当ひどくて、寝込むほどではなかったが、夜はじっと寝転がってテレビを見ていた。花粉量が減ったのだろうか、それとも、体調が平衡状態に戻ったのか、月曜日、火曜日と花粉症の症状もだんだんと普通になってきた。

 極めて直感的な話で恐縮だが、北京からもってきたウイルスのお陰で、先週いっぱいは、免疫システムは、かなり正常に機能していて、その感染から回復した土曜日までは、花粉ごときに関わっていないかったようだ。それが日曜日になって、先週いっぱいウイルス感染のためにフル回転していた免疫システムが、突然、相手をウイルスから花粉に切り替えたような感触であった。免疫システムを抑える花粉症の薬を飲む気にならないのは、こんな感触を消したく無いため。これも一種の「環境センス」なのでは????

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コメント

『財界展望』が水道水の中にはノロウイルスがいることを、連載してたけどやっぱ、本当のようだ。
http://www.zaiten.co.jp/mag/0604/index.html

3月3日 にNHKが午後7時のニュースで「全国で初めて東京都が水道水のノロウイルス調査を行うことを報道。

翌、朝日新聞も下記のように報道した。
水道水のノロウイルス調査へ 東京都が来年度から
2006年03月04日10時07分

 冬の「おなかのかぜ」の主犯格とされるノロウイルス。水道水に含まれていないかの実態調査に東京都水道局が来年度から乗り出す。ウイルス対象の上水道の調査は、全国的にも珍しい。

 大腸菌や重金属の監視をしている水質センター(東京都文京区)が、川から取った水や、浄水場での各処理段階での水について、ウイルスの有無や濃度を調べる。検査技術習得などを経て、年内には数カ所の浄水場で検査を始める予定だ。

 ノロウイルスは、下痢や嘔吐(おうと)などを伴う感染性胃腸炎を起こす。加熱が不十分な食品などが原因と考えられているが、人の腸内で増え、便などを介して海へ流れ、カキなど貝類に蓄積されることもわかっており、川から浄水場にまぎれ込む可能性が否定できない。

投稿: 飯島勘治 | 2006年3月 8日 (水) 10時30分

初めまして、市民のための環境学ガイド 私は2000年頃から、環境という見方を考え直したり感心しながらいつも拝見させていただいています。
また、今回、初めて投稿いたします。
2005年の清潔すぎる社会?このテーマが出た時には私も同様なテーマを考えていて情報発信の知的センスの深さには感動いたしました。
現在の記述は上野川修一様の内容をうまくまとめられていて多くの方が一読するに値すると思います。

 私はシックハウスなど、住環境について化学物質と向き合うをテーマに 何を より良くしていけばいいのかを個人で勉強してきました。科学者でなく一般市民です。結局、健康問題に起因する対処をどうすべきかの問いに行き着き、生化学、分子生物学、アレルギー学、免疫学、微生物学、腸についての科学など様々な専門書籍、学術書籍を自分で調べることになりました。
 社会問題となっているアトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギー、花粉症など、現代社会の便利さ追求と、過剰な清潔思考になりすぎたために今後も増加するといっても過言でないと思うのです。
 アレルギーの原因は多様なのでうまく書けず、個人的意見で非常に説明の難しいところ恐縮です。人間が自然と共に獲得してきた免疫システムの反応は現代にいたる生活様式の変化によって使われなくなった免疫反応が一つの要因にもなっていること、つまり、人間自身が作り出した新たな環境に過剰反応しているといったところでしょうか。花粉症などはこういった要因を含めて増えていると考えられてきていることも注目に値します。私たちの体に備わっている免疫システムを利用して今後どのような治療や対処していくのか、免疫についての知識を分かりやすく一般に理解してもらうこと、人と微生物との関わり合いの妥協点をどうやって見つけていくのかがキーポイントのような気もします。
 感染症の治療など医学的判断の難しいところですが、生命にとっての危険性や緊急性を示す場合は薬などを使うべきところで使い、薬といった便利さに頼りすぎないようにも考えていく、、、こういった環境センスは正しい感覚だと思います。
 
 書籍や情報を調べてみると、今や天然痘は世界から消滅し小児麻痺も日本においては姿を消しているようですが、結核や新たな感染症を含めて世界では未だに60億の人間が死に至る現状だそうです。新たな薬剤の開発も進んでいますがさらなる耐性菌が発生するリスクを踏まえて使用にも限界がありそうです。AIDSやインフルエンザ、ウイルスなど様々な薬剤耐性菌によるいたちっごっこは、人類が直面する新たな危機なのかもしれません。
つまり、微生物との関わり方、微生物と共に生きる方法をもう少し考えねばならない時代に来ていると思うのです。病原菌の見方をするわけではありませんが、微生物を含めた生命の循環、彼らの生きていることの本質を理解し、その多様性を受け入れる意識が必要な気がします。
  
 病原性を示す微生物は地球上でたったの1パーセントだと微生物学資料から学んだことがあります。病原菌である彼らも生きていくための手段として宿主に取り付き子孫を残す生命活動をしているだけで、少々荒っぽい表現をすると我々人間も他の生命にとって弱肉強食の循環をしていることと変わりないことだといえます。予防的考えになってしまいますが、今後の課題の一つとして薬によるスーパー耐性菌を増やさない努力が必要となってくる、危険を煽るわけではありません、こういったスーパー耐性を持った細菌には勝つことはでき

投稿: 井川新一 | 2006年3月 8日 (水) 22時00分

初めまして、市民のための環境学ガイド 私は2000年頃から、環境という見方を考え直したり感心しながらいつも拝見させていただいています。
また、今回、初めて投稿いたします。
2005年の清潔すぎる社会?このテーマが出た時には私も同様なテーマを考えていて情報発信の知的センスの深さには感動いたしました。
現在の記述は上野川修一様の内容をうまくまとめられていて多くの方が一読するに値すると思います。

 私はシックハウスなど、住環境について化学物質と向き合うをテーマに 何を より良くしていけばいいのかを個人で勉強してきました。科学者でなく一般市民です。結局、健康問題に起因する対処をどうすべきかの問いに行き着き、生化学、分子生物学、アレルギー学、免疫学、微生物学、腸についての科学など様々な専門書籍、学術書籍を自分で調べることになりました。
 社会問題となっているアトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギー、花粉症など、現代社会の便利さ追求と、過剰な清潔思考になりすぎたために今後も増加するといっても過言でないと思うのです。
 アレルギーの原因は多様なのでうまく書けず、個人的意見で非常に説明の難しいところ恐縮です。人間が自然と共に獲得してきた免疫システムの反応は現代にいたる生活様式の変化によって使われなくなった免疫反応が一つの要因にもなっていること、つまり、人間自身が作り出した新たな環境に過剰反応しているといったところでしょうか。花粉症などはこういった要因を含めて増えていると考えられてきていることも注目に値します。私たちの体に備わっている免疫システムを利用して今後どのような治療や対処していくのか、免疫についての知識を分かりやすく一般に理解してもらうこと、人と微生物との関わり合いの妥協点をどうやって見つけていくのかがキーポイントのような気もします。
 感染症の治療など医学的判断の難しいところですが、生命にとっての危険性や緊急性を示す場合は薬などを使うべきところで使い、薬といった便利さに頼りすぎないようにも考えていく、、、こういった環境センスは正しい感覚だと思います。
 
 書籍や情報を調べてみると、今や天然痘は世界から消滅し小児麻痺も日本においては姿を消しているようですが、結核や新たな感染症を含めて世界では未だに60億の人間が死に至る現状だそうです。新たな薬剤の開発も進んでいますがさらなる耐性菌が発生するリスクを踏まえて使用にも限界がありそうです。AIDSやインフルエンザ、ウイルスなど様々な薬剤耐性菌によるいたちっごっこは、人類が直面する新たな危機なのかもしれません。
つまり、微生物との関わり方、微生物と共に生きる方法をもう少し考えねばならない時代に来ていると思うのです。病原菌の見方をするわけではありませんが、微生物を含めた生命の循環、彼らの生きていることの本質を理解し、その多様性を受け入れる意識が必要な気がします。
  
 

投稿: 井川新一 | 2006年3月 8日 (水) 22時08分

>温暖化対策は分業で行わなければならない。削減ができる国から、削減を開始し、そして今後、まだまだ経済発展をしなければならない国は、しばらく猶予期間を持つという分業である。

‥‥と安井先生はお書きですが、いったい「削減を開始」するのは可能なのだろうか、また、かりに「開始」できたとして(できそうもないと思うのですけれど)、どのような実効があるのか‥‥と疑問だらけです。どなたかご教示を。

投稿: 与太郎 | 2006年3月 8日 (水) 22時39分

はじめまして。
環境問題に関して、安井先生のホームページや著書から色々と学ぼうと日々努力しております。
今回の環境センスに関して、先生の意図とは違うのかもしれませんが、自分なりには、環境問題に関して一番重要なのはバランス感覚(適当な日本語が思いつかず、申し訳ありません)だと思っております。
ファッションでも”センスの良い”人は、1つ1つのアイテムにこだわりながらも、最終的には全体のバランスを考えて選択出来る人のことだと思います。
幾ら膨大な知識を得たとしても、バランス感覚を持っていないと、極端な方向に傾き、全体が見えなくなるような気がしています。
マスメディアは、バランス感覚よりも、極論を示すことで、恐怖や不安感を煽る事でしか、視聴率や購買部数を稼ぐことが出来ないので、今必要なのは、バランス感覚を磨く手段ではないかと考えております。
バランス感覚とはちょっと違うのかもしれませんが、環境問題に関して、先生の「こだわらないという、こだわり」ということが、非常に大事では無いかと考えています。
今回の環境センスに関して、その辺が明確に触れられていないのが、少し残念な気がします。
まとまりの無い文章ですが、感謝の意味も込めましてコメントさせて頂きます。

投稿: たか | 2006年3月 9日 (木) 22時21分

 また100円ショップで買い物をすることを、あまり良いことでは無いように触れておられますが、どうも一方的にすぎるような気がしてなりません。
 100円ショップの商品が持っている性能で十分役に立つような場合に、高度な精神的満足を得られるわけでもないのに、わざわざ高い金額を支払って同じ機能性能が得られる商品を買わなければならない理由がわかりません。
 100円ショップの登場以降、とくに台所用品や洗濯用品、文具といった分野では、いままでいかにボラれていたか!というのが私の感覚です。

 まあ、少なくとも、100円ショップの商品と比較して「いままでボラれていたなあ」と思わせるような商品・製品は、そもそも「プレミアム」たりえないような気はしますが。

投稿: rootbeer | 2006年3月11日 (土) 11時07分

ブログに不慣れな者で申し訳ありません、 上記の続きです。
 危険を煽るわけではありません、こういったスーパー耐性を持った細菌には勝つことはでき

投稿: 井川新一 | 2006年3月12日 (日) 20時19分

私も100円ショップをすべて悪と考えるのはちょっと短絡的だとは思います。
ですが、まあ100円ショップの製品は安いけど早く壊れるとか使い捨てを主眼に置いたものだったりというものが多いのも確かで、そういったものは環境にはやさしくないでしょう。

なので、100円ショップだから悪いというよりは、安いものを頻繁に買い換えるよりは、高くても長持ちするものを買うという方向を…ということになるのではないでしょうか。

投稿: B-51 | 2006年3月13日 (月) 10時34分

アレルギーについて、重症のアトピー患者や喘息患者と大した接点もない人までが、一面的な「清潔すぎる病」説を過剰に振り回す現状に危機感を持つ。
脂質の代謝や抗酸化能力の高低など、他にも原因の一つと疑われるものは有り、また臨床的にはいまだステロイド以上に有効なものがないと言った現状も認識されたい。
また最近は脂質のバランスなどの方が有力視されてきており、DHA,EPAの摂取やGLAの塗布などの有効性を示す論文が出ていることも留意すべきであろう。
その専門分野では実に怜悧な先生方も、あまり実体験のない分野、特に健康問題などでは、僅かな経験と連想に基づいた呪術的世界の発想で論じることが多いと感じる。

投稿: x | 2006年3月25日 (土) 04時20分

>>飯島勘治さん:

 2004年度の食中毒統計によりますと、保健所経由で厚労省がつかんだ患者の総数28,175名のうちほぼ45%がウイルス感染で、その全部がノロウイルスでしたね。

 蛇足ながら、どうも国の統計には信用ならないところがあります。

 厚労省データで2004年度の食中毒死者は「5名」となっていますが、ご記憶のとおり2004年秋にはスギヒラタケで20名ほどが死んでいるのにカウントされていません。厚労省の知人に訊いたところ、「原因不明だから勘定に入れなかった」とか。どうみても「天然毒素による食中毒死者」だとしか思えないんですけどね。

投稿: 与太郎 | 2006年3月25日 (土) 11時04分

いずれにせよ原因の90%は「活性酸素」です。H(水素)とО(活性酸素酸素)が結びつくとH2О(水)になって排出されるそうです。
即効でで体感できます。濃度1ppm以上の水素水を毎日1リットル以上飲めば花粉症だけでなく糖尿病(一週間で血糖値改善)から癌(三ヶ月で過酸化脂質改善)にまで効果見込めそう。
安全で副作用など無く、食品で様々なタイプが流通しています。

投稿: papaia | 2014年11月10日 (月) 16時49分

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