LNG供給不足で業界不安
ガスや電力の業界で、液化天然ガスの不足感が強まっている。石油に代わるエネルギーの本命として各社は輸入を増やしてきたが、家庭用や工場用の需要が急増しているため。
東邦ガスは、昨年の夏ごろからガスを使った大型のコージェネの導入延期を要請している。理由はガス不足。同社の05年4月から06年1月のガス販売量は、27億立方メートルと、前年同期よりも16%増えた。昨年秋には、アフリカから通常の2倍の高値でLNGを緊急輸入した模様で、長期契約の新たな相手を探している。
日本の05年10月~12月のLNG輸入価格は、1トン当たり3万9791円。前年同期比で28%上昇。市場での調達価格は倍になることもある。
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