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2006年3月15日 (水)

ビンテージ例外に PSE法

 経済産業省がとうとう妥協策。ビンテージ機器は、例外になるようだ。その他、自主検査で必要な絶縁耐力の検査機器を貸し出したり、当初は、無料で相談にのるなど、様々な中小企業向けの対策を考え出したようだ。

 問題は、何がビンテージ機器か、という定義がはっきりしていないことか。いわゆる白物家電は、いくら古くてもビンテージ機器としての例外にはならないようだ。

 それにしても、中古品販売業者が、「悪法だ、反対だ」、「全部ごみになる」、「中古品売るところがなくなって、一般市民が困る」、などとしか言わないのは何故なのだろう。購入者の安全を尊重するという立場からの発想ができていない。

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コメント

猶予期間の延長は無いと明言した、ということなのだが、こちらについてC先生はどうお考えでありましょうか。
例外を定めたら定めたで、定義がはっきりしないという批判を浴びる。このような状況のまま運営していけるとも思えないのですが。

しかし、各社の報道を比較すると楽しいですな。
東京新聞は扇動者になりたいのかと思った。http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060315/mng_____sya_____012.shtml
ビンテージの件は、具体的な働きかけが届いた結果と解釈しております。不公平を主張する方々は同様の働きかけをしておられるのだろうか? 私の耳には届いておらぬわけですが。

投稿: Tim | 2006年3月15日 (水) 09時56分

「PSE法」に関するクイズを作りました。
「PSE法、年代物の電子楽器等が例外指定へ。あの音楽家の訴えが効いたのか?」という題名の記事です。
問題は、「署名運動の発起人としては名前が掲示されなかったのはだれ?」
選択肢が3つあります。□坂本龍一 □富田勲 □椎名和夫
正解は→ http://q-q.at.webry.info/200603/article_53.html
他にも500問ほどのクイズがあります。退屈で死にそうな折りにはどうぞ。
(ご迷惑でしたら、お手数ですがコメント、TBの削除をお願いします)

投稿: 素町人@思案橋 | 2006年3月15日 (水) 09時57分

>>Timさん

猶予期間を延長することも、それは有り得ること。特に、零細企業に限った対応は未だに有り得るかもしれない。しかし、それを行うことによる「デメリットあるいはリスク」と「メリット」、やらない場合の同じものを考えると、経済産業省の立場としては、猶予期間の延長は極めて難しいことだと思います。

何が公平か、という観点から見たとき、すでに情報を得て冷静に分析し、4月からの対応を考えてきた事業者、何も情報を取る努力もしなかったことを棚に上げて、未だに「悪法だ」としか言えない事業者、この両極端の間に、すべての事業者が分布していると思うのですが、その実際の分布と、メディアという拡声装置を通して外部に公表される声の分布、などなどを冷静に判断すべきだと思います。

実態を知らないのですが、冷静に対応してきた事業者が意外と多いのではと想像しております。

投稿: C先生 | 2006年3月15日 (水) 13時35分

私も最近知った法律ですが、人に責任を押しつけたい人が反対したと思います(何でも反対の共産党か社民党?)結局反対の声が大きいので、何か日本人らしいところで落ち着きましたね。耐震偽装マンション、アスベスト、ダイオキシンもそうですが結局日本人は大きな政府を求めていると思いました。この前の選挙で小さな政府を押し進めている小泉にあれだけ支持が集まるのに矛盾してますよね

投稿: k | 2006年3月15日 (水) 19時54分

メールで指摘したのに、全く反省の色が無いですね。
刑惨省の官僚と同じく腐りきっていますね。呆れ果てました。

でも、アクセスが多いサイトであるから、発言の社会的責任も重いので、
そういう場合は誰に対してでも敢えて厳しく指摘します。真摯に受け止めるように。

>購入者の安全を尊重するという立場からの発想ができていない。

電取法時代の電気用品が危険であるという根拠も無いまま、
まさに妄想で規制を押し付けて、国民の財産を奪う(過度に広範な)規制であるのに、
【電安法=安全のため】というミスリードを誘う最低の記事ですね。
良識と知識の両方を疑います。

それから2/26の記事について。

>(3)リユースの阻害になるか

ハッキリ言えば成るのに、あーだこーだ"ようだい"を言って誤魔化さないように。

>具体的な商品を上げた詳細な議論がなされないのが不思議である。

既に具体的に問題が指摘されている。貴殿が知らないだけ。
捏造記事でミスリードを誘わないように。

>(5)社会の仕組みが変わることによって、特定の個人が不利益をこうむる

これは、PSE問題を一部の業者の利害に萎縮する書き方。
社会は根っこで繋がっているという視点も抜けているし、電気用品の範囲に留まらず、
国家を左右する重大問題であることの視点も抜けている。記事を書く資格なし。

>「電気用品」については、多少の改造費を掛けることによって売れなくなるようなものは、やはりゴミである。

まだこんな低レベルなことを抜かしているとは呆れ果てる。
貴殿は電気用品を"耐久消費財"としか見ていないからダメなのでしょう。
とにかく現実を知らなすぎる。"多少の改造費"という言い回しは不謹慎も過ぎる。

Uマチック、ベータカム、ベータ・8mmのPCMを含む各種ビデオ機材、
オープンリールのテープ機材、レコード、8トラのカセットといった機材それぞれを改造して
PSE付けるのが現実的か?結構な費用と手間だと思うが?
その費用も出せない=ゴミか?バカにするな!

>(8)検査機関を作って、天下り先を増やしただけだ
>そういう解釈も可能かもしれない

こんどは500もの天下り先を作ると言い出した。
甘い言葉で誤魔化さず、ちゃんと問題を指摘しなさい。

投稿: 溪慈 | 2006年3月15日 (水) 22時20分

通常、法律の制定等の通知はHPでわかりにくいながらも通知されます。また、関係業界団体に通知連絡があります。必要に応じてQ&Aがつくられますが、これもHPにアップされるのが広報といえるでしょうか。中古品業界というのは業界団体もなく、中小零細の個人商店が数からしては多いのではないでしょうか。今回の法を知りえなかったと言うのが実際ではないでしょうか。仮に準備をしていた業者がいたとすれば、エライ!と褒めてあげましょう。大半の業者は知らなかった、また理解できていなかったのでしょう。また、今回の対策はまた、わかりにくいし、実効性の不明な点がありますね。どちらにしろ、徹底できていないのが現状の法の周知です。なにやら、業界団体をつくろうという動きがあるようですね。そして、政治家か役人OBをトップに据えたいと・・・。しかし、この業界でどこまで組織できるのか疑問ではあります。新たな天下り先ができるだけのような気もします(この一行はいらんことでしたネ)。

投稿: ジョナ | 2006年3月15日 (水) 22時31分

> Uマチック、ベータカム、ベータ・8mmのPCMを含む各種ビデオ機材、
> オープンリールのテープ機材、レコード、8トラのカセットといった機材それぞれを改造して
> PSE付けるのが現実的か?結構な費用と手間だと思うが?
> その費用も出せない=ゴミか?バカにするな!

それらの品々が本当に残すべき価値のあるもの、もしくは、手に入れる価値のあるものなら、欲しい人はある程度の改造費がかかっても欲しいと思うでしょう。しかし、改造費が上乗せされることによって買い手が付かなくなるのであれば、それはその程度のものだったということです。市場とはそういうものでしょう。

投稿: MORITA | 2006年3月16日 (木) 03時58分

PSE法対策を行っている中古業者はあります。
オーディオ製品ですが。
URL:http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu_sale/060310/

投稿: SN | 2006年3月16日 (木) 09時20分

結局のところ、この法律が施行されることによって、何のベネフィットが有るんですか?
施行前に何のリスクがあって、それをこの法律でどう軽減できるんですか?

電気製品を使用するリスクって、現状で充分低いものだと思ってるんですが。
ほんの僅かの(電気製品を使用する)リスクのために、
大きな(社会の仕組みを変える)リスクを背負い込む感が否めません。

どなたかこのあたり分かりやすく、分析してもらえませんか。

投稿: Asoka | 2006年3月16日 (木) 10時32分

> 電気製品を使用するリスクって、現状で充分低いものだと思ってるんですが。
「電気製品 事故 統計」でぐぐってみたところ、こんな統計があるようです。

事故情報収集制度報告書
http://www.jiko.nite.go.jp/reports/H14/H14.html

投稿: MORITA | 2006年3月16日 (木) 11時00分

>C先生
なるほど、十分に法情報を集めて真面目に対策を考えてきた業者のことを考えると、迂闊に延長するわけにもいかないですね。
我々から見ると、どうしても「反対だ」「問題だ」という声の方が目立つので(順調だ、大丈夫だという声はニュースになりませんな)、延長すべきではと考えてしまいます。しかし経産省を信じるなら、全体で見ればきちんと対応している業者がメジャーであるのかもしれませんね。

リスクマネージメントとまでは言いませんが、経産省が判断基準とした「実態」の情報を公開すれば、この騒動ももう少し落ち着いた議論になるやもしれませんね。

>Asoka さん
その「十分低い」現状を維持しつつ、責任の明確化を図ろうというのが今回の法律でありましょう。法律により社会の仕組みを変えようとしているのではなく、社会の変化に合わせて法律を組み替えたのだと考えた方が良いのでは(全ての法律はそういうものです)。

投稿: Tim | 2006年3月16日 (木) 11時58分

>Timさん&C先生
猶予期間の延長であれば、まじめに対応している業者が大きな不利益をこうむることにはならないと思います。
逆に一歩先んじた対応をしている業者として宣伝にもなるでしょう。
むしろ、今回のように土壇場になって「例外品目」を設けるほうが不利益を受ける業者が出てくるんじゃないですかね?
4月に向けてすでに規模縮小とか従業員の解雇とかいったことを行ってしまった中古オーディオ店などはかなりかわいそうだと思いますが。

>Asoka さん
以前見たTVでは「東南アジア製の製品などで発火や感電といった事故を起こしやすいような粗悪製品が出回ってきている」といったことを言っていました。
こういうものへの対応を考えると「販売」も規制せざるを得ないということでしたが。

>C先生
自分のBLOGの方でも書いたのですが、私としては「猶予期間を延長」して、その間に混乱の収拾に努める。
また、「PSE対応でないこと」を十分説明し「ユーザの同意を書面で取る」ことを条件に、非適合品の販売も許可する。
といった対策で万事丸く収まるように思うのですが、こういった対応では大きな問題になるんでしょうか?
よろしければご意見を伺えるとうれしいです。

投稿: b-51 | 2006年3月16日 (木) 12時55分

>b-51さん

 色々と状況を見聞きすると、経済産業省の問題意識は、どうも、b-51さんがご指摘の、海外からの粗悪家電がその中心にあって、新品だと輸入できないような品質のものが、中古品にすれば輸入できてしまうことにあるようです。

 b-51さんのご指摘の、同意書を取るというやり方は、有り得ると思うのですが、個人的には、やはり輸入粗悪家電には適用しない方が良いのでは、と思います。日本社会のメンタリティーに合うのかが問題で、ビンテージ的なマニアックな製品の場合には、買う側にも十分な知識があるのでOKのように思いますが、低価格だけがメリットのような製品に対しては、適用しない方が妙な被害がでないように思います。要するに、本当に自己責任が取れる人だけだろうか、というところが若干疑問なのです。

投稿: C先生 | 2006年3月17日 (金) 00時11分

トラックバックしました(Jazzcellocafe)。

今回の「ビンテージ品除外」の対応はいただけません。これでは世間に対して「ビンテージ品以外はダメ」と言っているようなもので、騒ぎに火を油を注ぐようなものです。

投稿: K.j Tyler | 2006年3月17日 (金) 08時48分

>C先生

お忙しいところご意見ありがとうございます。
確かに仰るとおり、一般的な消費者に自己責任が本当の意味で理解できるかというのはその通りだと思います。

しかし、いつまでもそのようなことを言っているのもどうかと。
契約社会というものをきちんと理解する契機としても良いんじゃないでしょうかね。
まあ、同意書ありで販売できるのは旧法基準を満たしているものに限るとかすればそれほど問題もないように思いますし。

で、こういった議論が十分されていないような常態なのですから、せめて半年くらいは勇気間を延長してもいいんじゃないかと思うんですけどね。

投稿: B-51 | 2006年3月17日 (金) 10時23分

猶予期間を延長という意見が結構あるので、興味深いですが、その猶予期間を何に使いたいのかがあまり明確ではありませんね。周知期間として主張されているのでしょうか(確かに、経産省の周知策には十分といえない面があったように感じますし)。
そうではなくて、どのように制度を見直すべきか議論しろというなら、それは猶予期間の問題ではありません。
さらに、周知といっても、「契約社会の常識が国民の間に浸透する」のを待つなら、この法律の問題として捉えるべき枠を超えていると思います。

投稿: kkojima | 2006年3月17日 (金) 11時25分

MORITAさん、Timさん、B-51さん、ありがとうございます。

MORITAさんのソースを拝見しましたが、
調査中のものと製造に起因するものを合わせて800件程度というのは、
対象範囲に対してやはり少なすぎるのではないかと。
(しかも特定の製品で件数が増加というのもあるようですし・・・)

実際のところ中古までも含めてしまったあたりが、
この法律の目的を分かりにくくしてしまっているようですね。
そしてそれこそがパッシングの対象になっていると。

何だか牛の全頭検査と大して変わらないと思います。

投稿: Asoka | 2006年3月17日 (金) 11時50分

> 何だか牛の全頭検査と大して変わらないと思います。
そうでしょうか?
バランスがどこにあるかを考えれば、牛の全頭検査よりははるかに現実よりの選択だと私は考えます。

中古販売にも適用することの是非ですが、他の方々が述べられていることでもありますが、もし中古販売は例外とした場合、それを抜け道とした悪質な商法も考えられます。海外から輸入した粗悪な製品を、実質的には新品同様の中古商品として売ろうとする業者も出てくるかもしれません。そういったものを防ぐためには、条文に中古販売の例外といったことを明示することはできないのです。

検査、改造費用の問題については、私は幾分肯定的にとらえています。この法律が健全に作用すれば、古い家電製品の検査や改造を代行する業者も徐々に出てくるでしょう。そのような状況になったとき、古い製品でも簡単な検査によって安全を確認できるものは安く売られ、大幅な改造が必要になるようなものはその分高く売られるようになります。
これにより、安全を担保するのに必要なコストが市場価格に上乗せされることになり、安全性の低い製品が市場原理によって社会から淘汰されていくことが期待できます。そして、古い製品でも安全性の高い商品は市場で生き残っていくことが可能です。

こういう点も考えると、周知が遅れたのは残念でなりません。

投稿: MORITA | 2006年3月17日 (金) 12時24分

>kkojimaさん

猶予期間を延ばすという意見は、
・法律の内容自体に根本的問題は無い
・しかし、経産省の周知徹底が不十分であったために準備期間の不足&混乱が起きている
ためというのが主な理由です。

経産省の中古業界への対処も足りないのは事実ですし、今回のようにある程度の妥協案も出てきています。
6ヶ月程度の期間があれば、こういった妥協策の整備もゆっくり議論してできますし、中小事業者のためのバックアップ体制作りも間に合います。
さらに、検査代行業ももっと普及してくるでしょう。

そういった意味での猶予期間延長提案です。

投稿: B-51 | 2006年3月17日 (金) 13時11分

>バランスがどこにあるかを考えれば、牛の全頭検査よりははるかに現実よりの選択だと私は考えます。
今家庭にあるPSEマーク無しの電気用品が、
中古品として市場に出回る際に認定を受ければ安全の保証があり、
家庭にあるままでは保証がないんですよね。
それで法の目的が達せられたかというと、
例えばACアダプタの耐用年数とかからするとそうはならないと思うんですよ。
新品はマークが付くという前提であれば、いずれにしろ不適合の不良品は駆逐されるでしょうし。

>もし中古販売は例外とした場合、それを抜け道とした悪質な商法も考えられます。
仰られている例でも運用側の匙加減一つでどうにでもなりますよね?
現状問題となっていることも、正にそれが原因ではないでしょうか。
抜け道を恐れて拡大解釈したために、こういう世論が巻き起こってしまったのでは。。。

投稿: Asoka | 2006年3月17日 (金) 17時44分

Asokaさん、
> 今家庭にあるPSEマーク無しの電気用品が、
> 中古品として市場に出回る際に認定を受ければ安全の保証があり、
> 家庭にあるままでは保証がないんですよね。
今回のPSE法騒ぎで糾弾派がよく出してくる論点なんですが、
そもそもこの法律の目的は
・安全でない電気製品の販売を防ぐこと
・電気製品の安全性に関する責任の所在を明らかにすること
であって、「何が何でも個人に危険な製品を使わせないこと」ではないのではないでしょうか。
また、そのような議論は、バランスという点でより「全頭検査」に近いと思うのですが。

> 仰られている例でも運用側の匙加減一つでどうにでもなりますよね?
その通りです。法律というのは匙加減を調整することで、その時々に合わせた対処が出来るように作るものですから。
その「匙加減」を調整するのは何も行政や司法だけではありませんよ。我々市民も「社会通念」という形で法の運用に関わっているのです。
しかしもし、一律に「中古販売は例外」としてしまえば、その匙加減すら不可能になります。

糾弾派の方々は、ある日突然全国のリサイクルショップに黒服の男達が乗り込んできて、次々と店主が連行されていくというような世界観を持っているようですが、そういう認識は法にあるべきバランスを欠いていると私は思いますね。

投稿: MORITA | 2006年3月17日 (金) 23時43分

一昨日のWBSでテストの様子を放送していましたが、あれは単なる絶縁耐圧試験ですよね?
何か新しいテストが追加されたのかと思っていたのですが、このテストは15年か20年前から実施していたと思います。
年に1台障害が出るかも怪しい位で、操作ミス以外でアラームが鳴ったのを見た覚えが有りません。
電源周りの修理を行った場合以外、もう一度試験する意味が有るのでしょうか?

>海外から輸入した粗悪な製品を、実質的には新品同様の中古商品として売ろうとする業者
新品ならともかく、得体の知れない海外メーカの中古品を買うユーザーさんとは、どのような層を想定されているのでしょうか?

投稿: ぎしぎし | 2006年3月18日 (土) 00時03分

>C先生
>購入者の安全を尊重するという立場からの発想ができていない。
 反対している人たちは、自分たちの権利だけでこの法律を反対
しているのではありません。安全の面でも、この法律に反対をし
ているのです。
というのも、旧電気用品取締法の安全基準と、電気用品安全法
の安全基準はそれほど変わらないのです。この安全基準があまり
変わらないことを経済産業省も認めています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017_2.html )
反対している人たちは、こうした安全面についても、疑問を
持ち反対しているのです。
 ちなみに、今日の衆議院環境委員会(3月17日)で、経済産業省の
迎審議官は、「PSEマークを付ける検査を中古品に行う理由は、
電気用品取締法と電気用品安全法において安全検査基準が一緒でも、
中古のものは経年変化による劣化がある可能性があるから」と発言
しました。しかし経年変化による劣化の可能性があるなら、PSE
マークがついてるものでも中古なら再検査が必要ではないかと私は
思います。

>実態を知らないのですが、冷静に対応してきた事業者が意外と多
>いのではと想像しております。
これは、単なる先生の想像だと思います。
中古を扱う業者や、その関連団体や官庁などにも周知が遅れたと
いうよりは、この騒ぎが起こるまでまったくされていません。
そのされていなかった証拠は以下にとおりです。
1 経済産業省から警察庁へのお願い文書は2月15日に発出。
  警察庁から各業界団体へは2月17日に通知。
 (3月1日 衆議院 予算委員会第7分科会)
2 経済産業省のホームページに掲載されたのは、2月17日。
 (3月1日 衆議院 予算委員会第7分科会)
3 電気用品安全法の法令集や経済産業省が配布した
 パンフレットには、中古のことが一切触れられていません。
 ( http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/contents/pamphletH170401.pdf
  (3月1日 衆議院 予算委員会第8分科会)
4 3月16日の経済産業省 事務次官等会議後記者会見
 よれば、経済産業省の事務次官でさえ、今年になるまで
 中古が含まれることを知らなかった。
 ( http://www.meti.go.jp/speeches/data_ej/ej060316j.html) 
5 国変わって立ち入り検査してマークの有無を確認する担当者
 でさえ、今年の2月に経済産業省のホームページを見るまで
 知らなかった。
 ( http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060317_3.htm )

私自身、この法律を知った当初は安全のためなら賛成でしたが、
色々と調べてみると中古の適用には色々と問題があることが
わかったため、このまま4月1日から本格施行することについて
は反対です。
猶予期間を延ばして、再度、中古の扱いをどうするべきか
議論すべきだと思います。

なお、上であげた衆議院環境委員会や予算委員会第7, 8分科会は、
以下のホームページが見ることができます。
C先生も、想像しているとか言わないで、経済産業省の方の話を
きちんと自分の耳で聞いてください。それからPSE問題について
コメントしても遅くはないと思います。

・3月17日 衆議院 環境委員会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=29732&media_type=wb&lang=j&spkid=279&time=00:28:32.5
・3月1日 衆議院 予算委員会第7分科会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=29496&media_type=wb&lang=j&spkid=279&time=08:10:06.8
・3月1日 衆議院 予算委員会第8分科会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=29497&media_type=wb&lang=j&spkid=320&time=99:00:00.0

投稿: はる | 2006年3月18日 (土) 00時54分

息巻いている方々、
こちらのブログでも興味深い議論がされていますので是非ご一覧ください。

旧電気用品取締法における中古販売の取扱い
http://bewaad.com/20060317.html#p01

コメント欄も併せてどうぞ。

投稿: MORITA | 2006年3月18日 (土) 01時35分

中古に関しては
「マークなし」
「最初からあり」
「検査合格品」
とか明記して購入者に判断してもらうのが落としどころの
ように思うんですけどね。

製造の実務も販売の実務もないとわけのわからんことを
思いつくもんですかねぇ。

投稿: af | 2006年3月18日 (土) 05時59分

> 購入者の安全を尊重するという立場からの発想

を踏まえているからこそ、中古製品の販売禁止に納得いかないと言う声が出ているのではないかと。だって電気用品取締法と比較した場合、安全性についてなんら変わらないというのが経産省の説明なんだから。

結局は経産省が中古を含むと頑なに主張している点、ビンテージ品などという意味不明な概念を持ち出した点で大きな失敗をしています。

本来の小さな政府の考え方であれば、当時の電取法に適合した製品の認証に有効期限がない以上、新たに意味のない規制や行政裁量を持ち込むべきではないはずです。他の資格や認定でも、新たな規制を持ち込むならその適用範囲と猶予期間を明示して広く告知しているはずですが。

中古業者や反対する人たちからPSE法の方が安全上問題だという指摘はされていますよ。それこそ、C先生の知る努力が足りないのではないですか?むしろ、PSE法の中身をよく知らないままPSE法で国民の安全が守れると言っているC先生は関連法令のどこをどう読んでるのか教えてもらいたいものですね。

そうそう、火災原因としてはたばこに次いで多いのに、中古住宅についている「配線用品・電線」はPSEの規制から早々に外されちゃいましたよね。不動産流通に大きな支障が出ると問い合せが続いた途端の除外ですから、そもそもが安全を守るという観点で運用なんかされてない事がバレバレですね。

投稿: もえ | 2006年3月19日 (日) 10時35分

経産省が、PSE法の周知は充分でないと言われた時に法の精神はこう、根拠データはこれ、と説明しなかったことに議論を拡散させる問題の根っこが存在すると思います。

ビンテージものや、中古住宅配線など、つまらん例外を誰かのかける圧力で設けるから、なおさら炎上する訳で。

リスクが消える訳でなし、ビンテージものも中古住宅配線も販売時は民間の保険をかけたら売っていいよ、とすればよいでしょう。政府が「ビンテージとは」「中古とは」の基準を設けるよりもよっぽど「小さい政府」が実現できるし、賠償責任がだれにあるかはっきりします。

耐震偽装の問題だって、安いマンションに飛びついたのは購入者でしょう。何で自分の責任を反省する住民の声が一つも報道されないのか不思議です。実際の地震では、新潟でも福岡でもあんな手当、政府はしてないですよ。

保険の引き受けも出来ないリスクの高い品物を闇で買うのは個人の責任デショウ。中古業者もそれで割り切れば済む話しです。それとも保険会社とつきあえないほど普段危ない橋を渡ってるんですかね?

投稿: まいまい | 2006年3月19日 (日) 15時45分

名前: MORITA | 2006年3月16日 午前 03時58分 殿

貴殿は記事を書いた輩か?それともC先生と云う方か?

>それらの品々が本当に残すべき価値のあるもの、もしくは、手に入れる価値のあるものなら、欲しい人はある程度の改造費がかかっても欲しいと思うでしょう。しかし、改造費が上乗せされることによって買い手が付かなくなるのであれば、それはその程度のものだったということです。市場とはそういうものでしょう。

それはミスリードを誘う悪質な書き込み。
資金が無い場合、借金してでも改造しろと?
それに、映像資産などは、欲しい欲しくないのレベルではなく、
継承しなければ成らない歴史。市場云々で語っては成らない。

また「或る程度」という表現も不当。例えば旧規格の製品5台を不必要に改造して
品質劣化を進める耐圧テストをして費用を払ったら、幾らになるか?安全は確保されるか?


>海外から輸入した粗悪な製品を、実質的には新品同様の中古商品として売ろうとする業者も出てくるかもしれません。そういったものを防ぐためには、条文に中古販売の例外といったことを明示することはできないのです。

「かもしれません」という妄想を以って日本の財産をゴミにして良い理由には成らない。

>この法律が健全に作用すれば、古い家電製品の検査や改造を代行する業者も徐々に出てくるでしょう。そのような状況になったとき、古い製品でも簡単な検査によって安全を確認できるものは安く売られ、大幅な改造が必要になるようなものはその分高く売られるようになります。
>これにより、安全を担保するのに必要なコストが市場価格に上乗せされることになり、安全性の低い製品が市場原理によって社会から淘汰されていくことが期待できます。

>そもそもこの法律の目的は
>・安全でない電気製品の販売を防ぐこと

PSE法が、総じて旧法より安全面で貢献する法であるかのように錯覚させる
悪質な書き込みは許されない。直ちに訂正されい。

PSEとは切り離して、製品状態を検査し、危険や障害の因子(基盤の炭化、
小動物の死骸、重大な破損など)を取り除く検査が推奨されるように成ることが望ましいと
書くのなら良い。

みそくそ一緒にする悪質書き込みは社会犯罪の共犯者。心して改められい。

投稿: 溪慈 | 2006年3月19日 (日) 16時50分

>溪慈さん
このブログあるいはHPが存在している趣旨を誤解していませんか。何が正しく、何が正しくないか、という議論は、いくらやっても結論は出ないものです。多くの場合歴史が検証することであって、議論を行い異なった意見の存在を認識しあうこと自体が重要なのです。

「心して改められい」、といった表現は、最初から存在している個人的な結論に基づく恫喝的表現です。当ブログでこのような表現を使われることは不適切だと判断しております。自らの主張をされることは、ご自由ですが、他人の発言を制限するような表現、特に、執筆者を恫喝するような表現を使用されることは、お断りします。

このような態度を続ける限り、中古品販売事業者全体がそのような態度なのだという誤解を世間に与え、PSE反対を主張されている事業者にとっても、逆効果だと思います。暴力的な発言をしない良心的な事業者に対して、十分な配慮をお願いします。

投稿: C先生 | 2006年3月19日 (日) 18時59分

>自らの主張をされることは、ご自由ですが、他人の発言を制限するような表現、特に、執筆者を恫喝するような表現を使用されることは、お断りします。

私の表現が不適切であることは謝罪いたします。
しかし、アクセス数と著者の公的立場ゆえに発言力も大きいサイトです。
発言の社会的責任の重さについて、少し考えていただく必要があります。

PSE法は、発起の理念こそ立派ながら、後にお披露目した「中古規制」は、
国民が被る損害を上回る公益が認められない、公共の福祉に値しない、
不当な規制であるため、それを擁護することは反社会的なのです。
(この点は既にハッキリしていることですから、議論の必要はありません)
この場所に、反社会的な記事を載せるということは在っては成りません。

もちろん人間ですから、完璧ということはありません。
そこで、先ず黙認ならない問題点をメールで指摘を致しました。

しかし、指摘を聞く耳もたずで、相変わらず反社会的な記事が…。
でも、ガッカリしたで終わらせることは出来ないことをご理解ください。

とはいえ私は問題点をストレートにしか云えないので、
刑惨省が作った反社会規制をを、少なくともフォローするような
異常事態は避けるようC先生が諭して戴ければ幸いです。

でなければ、国民の怒りを集めるか、国民に誤解を与えることで、
先々の社会的な損害を助長するかの、いずれかに成るでしょう。
そういう不利益な結果は私の望むところではありません。

投稿: 溪慈 | 2006年3月19日 (日) 21時28分

溪慈さんの最初の書き込みを読み始めた時点で、表現だけを見て「読むに値しない」と判断しそうになりました。また、正直「こんな書き方をする人がPSE法に反対しているんならまともな法律なんじゃないの」と思いそうになりました。全くシロウトな読み方ですが、世の中ってそういうことも意外と重要なんです。

初めから今回のような書き方をされていればよかったのに、そこで読むのをやめてしまった人(恐らくC先生も)がたくさんいたのではないかと思うと残念でなりません。

C先生の発言の社会的責任の重さと同じくらい、ネットでの表現方法というのは大事なものです。内容に関してはしっかりした根拠をお持ちとお見受けしますので、その点をぜひ考えていただければと思います。
「刑惨省」といった表現も、全く必要のない敵を増やすばかりで、何の得にもなりません。

自己満足で終わっていい文章なら「わからんやつはほっとけ」で済みますが、少しでも世の中をよくしたいという理念をお持ちのようでしたら、読んでもらえる表現というのを少し考えていただきたいです。

サイトを斜め読みさせていただき、おっしゃっている内容は勉強になりそうだと思いましたので、あえて書かせていただきました(反社会的な法律であることに議論の余地が全くないとは思っておりませんが)。ご活躍を期待しております。

なお当方C先生とは面識はなく、経産省とも何のつながりもありません。

投稿: VIV | 2006年3月19日 (日) 22時16分

そもそも、最初から結論ありきで「議論の必要は無い」「反社会的」と決め付けている時点でアウトであろう。丁寧語で文章を書いていても、相変わらず「他人の発言を制限する」「恫喝」にしか読めないのであるが。

コメントに書く以上は、"Silent Majority"に対し発信していることになる。議論の必要が無いと氏が考えるのは勝手だが、なら書かなければ良い。議論不要の結論を発信したいだけなら自分でサイトを作れば良い。
少なくとも私は議論をしたくて(あるいはしても良いとして)書き込んでいる。氏がC先生以外はどうでも良いとお考えならメールでやり取りを続けるべきと思うのだが(その内容に対しC先生がどう動くかは、知らない)。
以上は単なる適材適所の話。決して言論封殺や恫喝というわけではないので誤解無きよう。この場の書き込みに対し反論を提示される(議論を投げかける)のであれば、ここでやれば良いと思う。

投稿: Tim | 2006年3月21日 (火) 04時26分

To 溪慈さん
>>そもそもこの法律の目的は
>>・安全でない電気製品の販売を防ぐこと
>PSE法が、総じて旧法より安全面で貢献する法であるかのように錯覚させる
>悪質な書き込みは許されない。直ちに訂正されい。

文脈を読んでくだされ。

>> 中古品として市場に出回る際に認定を受ければ安全の保証があり、
>> 家庭にあるままでは保証がないんですよね。
(略)
> そもそもこの法律の目的は
>・安全でない電気製品の販売を防ぐこと
>・電気製品の安全性に関する責任の所在を明らかにすること
>であって、「何が何でも個人に危険な製品を使わせないこと」ではないのではないでしょうか。

私は
・実際にこの法律が安全面を向上させることに機能するか
・旧法と比べてどうか
という点に関して「一切述べておりません」
「販売を禁止したって個人所有のものは残るじゃないですか」
という意見に対して
「そんなことは元々この法律の立法趣旨に含まれていない」
という意味で↑の一節を書いたのです。

あともう一点ですが、「全国にリサイクルショップが数十万軒存在する」ととれるようなことを主張されてますが、この統計ってどこが出所ですか? 自分の認識からするとちょっと大きすぎる数字なので提供元を教えていただきたいのですが。

参考として、全国のコンビニエンスストアの数が4万軒程だそうです。リサイクルショップがコンビニの10倍程度のオーダーで存在するとはちょっと考えにくいので。

To ぎしぎし さん
> 新品ならともかく、得体の知れない海外メーカの中古品を買うユーザーさんとは、どのような層を想定されているのでしょうか?

文脈を読んでくだされ。

私が言いたいのは、「法律というのはそういう風に作られるものだ」ということであって、具体的に云々というのはあくまでも例として出しただけです。
重要なのは「悪質なものが出てきたときにちゃんと取り締まりの根拠にできるように作っておく」ということです。

投稿: MORITA | 2006年3月21日 (火) 04時49分

ビンテージ品なる意味不明なカテゴリを除きあくまで中古業者に耐圧検査させる方向のようですが、それは電気用品の安全性を大幅に損なうと思います。1000Vの耐圧試験やっちゃうと部品等が劣化して安全上問題があると思いますよ。PSE法に従って製造されてる機器でも実際に出荷する機器では試験してませんよ。試験のせいで大幅な劣化をしている恐れがあるから。

それよりは旧法適合品についてはみなしでPSEマーク取得済みとみなすのが現実的だと思いますが。旧電取法には旧法施行以前の適法な手続きを踏んだ電気用品は別途規定のない限り適合品とみなして相当する各規定を準用する規定がありました。

PSE法でも大臣権限で適用範囲が定められるわけですから、経産省令で同じ事を宣言すればいいだけの事なんですが。

他の方がおっしゃるように法律の運用は現実を見ながら柔軟に行われるべき、あまりしゃくし定規に経産省を責めるのはおかしいという主張自体は判ります。ただ、その時は経産省も明確な見解と方針を一貫して主張して置く必要があるでしょう。日々適用範囲を変えるような運用する側の解釈で罰金適用をちらつかせたんでは、規制される側はお役人の天下り団体のお墨付きを貰って商売するしかなくなるでしょう。これが健全な自由市場社会を作るとは思えませんが。

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 10時58分

MORITAさんへ

> あともう一点ですが、「全国にリサイクルショップが数
> 十万軒存在する」ととれるようなことを主張されてます
> が、この統計ってどこが出所ですか?

リサイクルショップを行う場合は古物商としての登録が必要です。古物商の許可総数は平成14年で56万件です。また、中古品の取扱を行うからといって実際に目に付く形でいわゆるリサイクルショップ様の店舗を構えているとは限りません。逆に言えばそれだけ潜在的な影響が大きいとも言えるわけですが。私の知っている例でも、個人経営のリフォーム業者さんがお客さんの要らなくなった家電を引き取ってて、その方が口コミ中心で売ってる場合もあります。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki8/h14_gaikyou.pdf

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 11時25分

>もえ 殿
これは「古物商」でありますな。大きな中古車市場はもとより、古本屋や中古CD、宝石やブランドバッグなどを扱う業者、質屋も含めた総数でありましょう。
今の論点である「リサイクルショップ」は、PSE法の対象となる電気製品の話であると見るべきでありますから、56万件という数字をそのまま適用すべきではないと思います。
i-タウンページでの検索だと、関東の古本屋は2382件、中古オーディオが4件、中古機械が18件、中古CDが638件、中古自動車が9997件という結果。これだけで今回の論点の対象店数を語るのは難しいですが、やはりコンビニより多いことは無いという感覚は正しいのでは。

また、別件ですが1000Vの絶縁耐力試験で製品が劣化するというのはなにかの誤解ではないでしょうか。今でも普通にこの試験をやってる中古機械屋もおりますし、自動車保安部品を筆頭に全数試験が行われている業界も多数存在します。
全数検査をしていない業界は、単にその必要が無い(抜き取り検査で十分低いリスクとなる)からやってないだけでは。

旧法適合品に関しては、適合品の寿命がそのまま猶予期間に設定されていると聞いているのですが。メーカーが考える耐用年数(保証してもいいと思える年数、でしょうな、実際は)を越えたものをみなし認可するのは法の精神に反してしまうのでは。
まあ、これも個別に吟味していく必要性はあるのでしょうな。みなし認可しても良いものを規制する必要はありますまい。

投稿: Tim | 2006年3月21日 (火) 15時18分

Timさん

まず古物商ですが、3月1日の川内氏の国会の質疑応答の中で経産省が明らかにしているそうですが、古物商のうち30万件程度が家電製品を扱ってるそうです。そもそも家電製品を扱うのはリサイクルショップだけではない事もよく理解していただければと思いますよ。

家電製品などで使われている部品の場合、定格耐電圧は1000V未満のものは沢山あります。絶対耐電圧が1000Vを超えていてもこれは破壊されないという定格です。例えば一般的な配線用線材の定格耐電圧は300〜600V程度ですよ。そんなものに1000Vを印可してどうしますか?こんな耐圧試験を課した時点で部品自体の性能が保証されなくなります。法の精神から言ってもおかしいですね。全数検査を前提としている業界ではその分余裕を観た開発がされているだけの事では?

旧法適合品であれPSE適合品であれ、適切にメンテナンスして性能維持するのは所有者の責任です。そもそもPSE適合は安全性や耐用年数を保証してませんよ?安全性を維持しているかどうかを確認するのは利用者の責任にされているのです。ですので旧規格だけを排除するのは不適切であり、旧規格適合品にも見なし規定を準用するのが適切だと思いますが。

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 16時11分

もえ様>
耐圧検査について何か誤解しておられないですか?
先日TVで日置電機の技術者が実演していたのですが、コンセントの両極間に1000Vを印加するわけでなく、コンセントの両極を導通させて(太い銅線でコンセント両極をつなぐ)、筐体とコンセント間に1000Vを印加していました。
正常なものであれば、この操作で電流が流れることはありえないし、もしこれで電流が流れるようであれば、それこそ通常の使用中に漏電し発火、感電の危険性は非常に大きいと思いますが。
で、部品等が劣化するとおっしゃっておられますが、どういう部品が劣化すると考えられるのか教えていただきたいのですが。

投稿: TBDD | 2006年3月21日 (火) 16時15分

> コンセントの両極を導通させて(太い銅線でコンセント
> 両極をつなぐ)、筐体とコンセント間に1000Vを印加して
> いました。

この操作では、筐体と内部の回路が完全に「浮いて」いる機器でなければ回路内に想定外の電流は流れますよ。事故に至るような事はないでしょうが、回路が壊れる、あるいは劣化する可能性は充分ありますけど?一番判りやすいのが絶縁材などですね。保証されている電圧は数百Vのものが多いですから。

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 17時22分

回路内に想定外の電流が流れる設計というのは、本質的に間違っていると思いますがねえ。

また、大体において絶縁材の絶縁破壊電圧は10000V以上/mmが多いようですが?
1000V程度で回路が壊れる、あるいは劣化する可能性はそんなに大きいのでしょうか?
保証されている電圧は数百Vのものが多いとおっしゃいますが、それはあくまで絶縁定格であって、一時的な電圧印加に対するものではないでしょうし。

投稿: TBDD | 2006年3月21日 (火) 19時57分

普通の電化製品は出荷後に筐体と回路の間に高圧をかけて使用することを想定して設計されてませんよ。その意味では検査自体が充分想定外です。

この検査の問題は現品しかないのにメーカー保証の定格や通常想定される使用法を超えた条件を課す事です。その結果劣化しても仕方ないわけですが。1000Vでも通電時間によっては充分劣化しますよ。破壊電圧のような絶対定格を持ち出してきても意味ないです。機器として燃えたりする事はないでしょうが、1000V程度の電圧でも機器の故障は充分引き起こせますよ。ちなみに私がある場所でPSEマークつきの機器を使っていたとき、誤って電源ラインに高圧を印可してしまって故障させた事があります。すぐに保護回路が働いて焼損等の事故には至りませんでしたが。

メーカーが推奨しない使い方をする以上、その結果中の部品がどうなるかなどメーカーが保証する事ではありません。PSE法にパスする事でメーカーから想定外使用として保証を受けられなくなるわけですから(保証書をご覧下さいな)、結果として消費者を守れなくなってるわけですよ。

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 21時09分

>誤って電源ラインに高圧を印可
それは「電源ライン間」に高圧であって、電源ラインと筐体の間に高圧ではないでしょう?
耐圧試験とはまったくの別物では?
また、普通は保証書云々に関しては、保証期間というものがあって、今回の場合、たいていがその期間を過ぎているものが対象であると思うのですが。

投稿: TBDD | 2006年3月21日 (火) 22時07分

TBDDさん

私の事例は電源ライン間ではなく筐体とラインの間にサージがのってしまったために起きた話ですので、まさに耐圧試験の想定しているものだと思いますよ。

あと保証という書き方がまずかったかも知れませんね。保証期間を超えたメーカーによる有償修理でも、通常想定される状態を超えた使用をしていると修理自体を拒否される事があるのはご存知でしょう?そこらへんもメーカーによっては保証書に書いてあるかと思うのですが。

一般に出荷されているPSEマーク付き電気用品は必ずしも実地で絶縁負荷試験されているとは限りません。というのも、PSEの見なし規格では設計製造時に一定の基準を満たしておけば試験は不要になるものも多いからです。逆に言えばこれらの規格に基づいてPSEマーク取得している電気用品の場合、実際の絶縁負荷試験等に耐えられるという保証はありません。耐えるとみなされるだけです。

投稿: もえ | 2006年3月21日 (火) 23時10分

もえ様の事例で、サージの発生源、時間、電圧はいかほどのものだったのでしょうか?
また、故障した機器は何だったのでしょうか。
お答えいただければ幸いです。

で、劣化の機構ですが、たとえば樹脂を例にとって考えると、(高い)電圧によりごくごくごく微小な欠陥が生じ、微小部分に微小電流が流れ、それで生じる熱によって樹脂にさらに欠陥や炭化が生じ、さらに流れる電流が大きくなり、さらに欠陥や炭化が・・・、で、検出可能な電流が流れ、そのときの電圧が絶縁破壊電圧となるということかと思いますが。
先ほど書きましたとおり、絶縁破壊電圧と絶縁定格には相当差があるように思えるのですがね。

さて、今回問題にされているのはPSEマークなしのもので、旧法によりチェックされているわけで、もえ様の書かれている「一般に出荷されているPSEマーク付き電気用品は・・・」以後の文章はどういう意味なのでしょうか。
仮に、PSEマークつきのもののほうが危険であるという主張であれば、同条件で多種多様のものを耐圧試験し、確かにPSEマークつきのほうが危険という証拠を挙げて突きつけたほうがネット上でいろいろやっているよりよほど実効性は高いと思いますが、いかがでしょうか。

投稿: TBDD | 2006年3月22日 (水) 00時25分

TBDDさん

機器名等は都合で伏せますが、製造はPSE法施行後の2003年のものです。実際にのったサージ電圧はおおよそ800V、パルス時間は数百ms程度だったと記憶しています。外見に焼損等はありませんでしたが、内部の部品が壊れていました。

さて、どうも誤解されているようですが、PSEの安全性自体の是非は私の本論ではありません。私が言っているのはPSEマーク付きだからといって特段何か担保されてるわけではないということです。他の相応の技術水準を以て設計・製作されていればPSEマークを取得できるのです。

技術的な要求内容は旧法・新法の間で本質的に差違がない事は経産省も認めています。なのに旧法適合品についてみなしを適用できず、わざわざ新規に絶縁耐圧試験をしてまで排除する積極的理由はどこにあるのか?ということです。今回の耐圧試験は、すでに法の主旨から外れて単なる法律上の整合性を取るためだけの手続き論の問題に成り下がってます。ハッキリ言って無駄な試験です。経年変化を盾に取るのも合理的ではありません。PSEマーク自体に有効期限がないからです。

PSE法が要求するのは一定の品質管理のもとで製造された製品の流通で、それ自体は非常に妥当な内容です。世間で言われているような安全な電気用品の流通というのは旧法でも同じ事ですし、技術的水準もほとんど変わらないから改正の必要はなかった。

そこであえて新法を制定したのは、電気用品の製造流通に関する規制の簡素化・合理的緩和と国際的な標準化で国内外の電気用品の流通に無用な妨げをなくすためです。これが法律制定の狙いなのですから、PSEマークのない中古品の排除自体が法律改正の主旨を履き違えていると言われても仕方のない事です。

投稿: もえ | 2006年3月22日 (水) 01時32分

PSEにより担保されるのは、何かあった時の製造・販売者側の責任ではありませんか。
買ってからの性能保持は所有者の責任ですが、それは買った時点での性能が保証されていることが前提でしょう。中古販売にもPSEマークが必要か否かという論点とは関係ないと思われますが。いや、むしろ中古販売にも検査が必要であるという結論が近づくのか。

検査方法が適切かどうかは私にはわかりません。一律同じ検査が必要ではないのかもしれませんし、その検査法がかえって危ないことになる場合もあるのかもしれません。ですが、それは検査法が適切化どうかという議論にしかならず、PSE法を中古に適用することに関する議論とはならないでしょう。検査法の適不適を議論する以上、法の適用が前提になっていると思われても仕方ありますまい。

投稿: Tim | 2006年3月23日 (木) 17時09分

中古家電を扱っている業者が30万軒という情報についてですが、確かに国会質疑応答での川内氏の発言は確認しました。が、それ以外でのソースが見当たらぬのです。
「PSE悪法騒ぎ」が発起したのは今年に入ってからだと思いますが、その際に反対派が引っ張ってきた経産省統計では「1万2千店以上の中古家電販売業者」ということになっているようです(このソースも見当たりませんが)。3月に入ってからは30万軒という数字がネット上にも散見されますが、不思議と2月以前のエントリでは見つかりません。
コンビニは2000年で4万軒、2005年統計で4万5千軒と言われております。中古家電取扱1万2千軒であるなら、納得の数字なのでありますが・・・・・これでも、田舎から都会まで、あるいは消費者生活から事業者としてまで、それなりに渡り歩いてきた経験がありますゆえ、30万という数字が実感できぬのでありますよ。

もちろん、影響を受けるのが1万2千店なら諦めろなどと申すつもりはありません。たとえ100店であろうと、避けるべき不具合は避けるべきでありましょう。
ですが、やはり議論には説得力というものが必要です。影響を受ける店が30万軒だ、という数字にどうにも説得力が感じられず、それ故に他の論点まで怪しげなものに見えてしまうのではもったいないと思うのであります(いわゆる「反対のための反対」だと思われがちなのでは)。
対策を考えるには数字の大小も関わるものですしな。全体を見直すべきか、個別に対応すべきかということです。

投稿: Tim | 2006年3月23日 (木) 17時25分

絶縁耐力試験ですが、確かにこの試験を行うことによって部品の劣化が進行するという可能性はあると思います。

ですが、中古品の場合は個々に状態がまったく異なるわけで、漏電の危険性を担保しようと思ったら全数検査が必要なのは致し方ないのではないでしょうかね?
実際に試験時に破損するものがあるとすれば、その製品は通常使用でも早々に漏電する可能性もあるでしょうし、ちょっとした雷サージで絶縁破壊を起こす可能性もあるでしょう。
そう考えると、それほど突飛な試験ではないと思います。

試験時は問題なく、試験によって部品が劣化したために早く壊れる=より危険という場合もあるでしょうが、そういったケースはまれだと思います。
基本的に電流がまったく流れないなら、1分程度の短時間でそれほど劣化するとは思えませんし。
静電気にさらされて絶縁破壊するようなものですので。
#もえさんのご経験された危機は上記がすべてその通りなら漏電している「不良品」だったのではないでしょうか?

なお、絶縁耐力試験を行う場合は通常使用電圧の10倍程度で行うのは国際的にも普通のことのようです。(軽くぐぐっただけなので間違ってたらすみません)

投稿: b-51 | 2006年3月23日 (木) 20時26分

 PSE法とやら、あたしの暮らしには何の関係もございません。まわりに訊いてみると、なんとなく1000人にひとりくらいはブツブツ言っているような気がしますけど。
 ひょっとしてこれも、たんなるお役人の仕事づくりなんじゃないでしょうか?
 施行されようがされまいが、フツーの庶民には関係なさそうですね。
 安井先生と某氏の論争‥‥こんなことでイガミあうのはアホらしいと思いますが、どうでしょう?

投稿: よいこ | 2006年3月23日 (木) 22時05分

Timさん

素朴な疑問ですが、一度PSEマークがついてしまえば経年変化がなくなるのでしょうか?Timさんのおっしゃる主旨を汲めば、PSEマーク付きの製品も中古販売時に検査が必要になりますよ。少なくとも5年以上経過した商品が出回っていますから。PSEが保証するのは製造時の品質だし、経年変化による事故は経産省などの統計でもほとんど起きていないことが明らかになってますね。

また30万件であるといっているのは川内さんではなくて経産省の迎政府参考人ですから、少なくとも経産省はその程度の対象があると考えているわけです。


b-51さん

絶縁耐力試験をした時点でメーカーの言う「通常の使用」の範囲を超えるのですよ。その時点でメーカーは性能保証をしません。絶縁耐力試験をした後にPSEマークを付けた製品は、言ってみれば「要冷蔵と書いてあったけど室温で放置してた。開けても腐ってるように見えない食品」と同じです。大丈夫な場合も多いでしょうが、万一食べて食あたりを起こしてもメーカーに文句を言えないでしょう?

投稿: もえ | 2006年3月24日 (金) 00時13分

>もえさん

絶縁耐力試験って「高電圧」をライン-ケース間にかけるだけですよね?
電流は流れませんよね?
これは「静電気がバチバチにおきているセーターをコンセントをつないだ状態の電気製品の上に乗せる」のとなんら違いは無いと思いますがいかがでしょうか。

食品に例えるなら、「直射日光を避け常温で保存」とあるカップめんを1時間日光に当ててしまったor真夏の駐車中車内に数時間放置した程度だと思いますが。
常識的に考えて、この程度の「想定外」で食あたりとかを起こしたらメーカにも責任があるといえるでしょう。

というわけで、メーカが製造時に想定していなかった事態であるとはいえ、技術的常識になぞらえて決定的な故障要因になりえない正当な理由のある行為であれば、さほど問題はないと思いますよ。

投稿: B-51 | 2006年3月24日 (金) 10時35分

> 絶縁耐力試験って「高電圧」をライン-ケース間にかけるだけですよね?
> 電流は流れませんよね?

いえいえ、流れますよ。絶縁耐力試験では交流で電圧1000V1分間と規定されていますから、規定電圧が出るまで電流を流さないといけません。セーターの静電気程度だとラインフィルタのコンデンサに吸収されてしまうので実際には電圧がほとんどかかりません。実際の検査では数mAとか流れますし、検査機は100mA流せるような能力をもってますよ。

絶縁耐力試験では絶縁破壊(オームの法則に従わない過渡的応答)がなければ合格なので、要は燃えたりショートしたりしなければ検査後の部品の性能劣化があってもOKです。ですので十分想定外ですよ。2ちゃんねるネタなので信ぴょう性の判断はお任せしますが、中古店でPSEマーク取得した機器の修理等は引き受けないと回答しているメーカーもあるようです。検査の内容から言えば当然ですが。

ちなみに、PSEマークのもらえる相当規格の中には、一定電圧以上がかからず内部に保護回路等が入っていれば絶縁耐力試験自体が要らないという規定のあるものもあるようです。その保護回路が不可逆的(ヒューズみたいに一度働くと交換の必要があるもの)でも問題ありません。

投稿: もえ | 2006年3月24日 (金) 12時09分

> セーターの静電気程度だとラインフィルタのコンデンサに吸収されてしまうので実際には電圧がほとんどかかりません。

えぇと、1000Vに帯電したセーターを筐体に被せたら、放電が起きない限りは内部の回路とセーターの電位差は最大1000V程度になる気がするんですがこれは私の理解が間違っているんでしょうか?

フィルタコンデンサが働くのはパチンと放電して電流が流れた場合ですよね。

投稿: MORITA | 2006年3月24日 (金) 12時34分

>もえさん
実際に試験などを行った経験は無いのですが、数mAも流れるのが普通なのですか?
数mAといえば、人体がビリビリ感を感じるレベルです。
まあ電圧が通常の100Vなら1/10になって数百μAになるので、通常の使用状況で感電することは無いでしょうが…

>規定電圧が出るまで電流を流さないといけません

これがちょっと理解できません。
ケース(プラケースの場合はどうするんですかね?)-電源プラグ間に電圧をかければ良いだけで、電流が流れる必要は無い様に思いますが。
そのあたりは交流でも直流でも同じだと思いますし。
#ケース-プラグ間の静電容量次第では交流電流がある程度流れる可能性はあるかもしれませんが、その場合でも絶縁体に負荷がかかるようには思えません

>セーターの静電気程度だと…
MORITAさんの疑問と基本的に同じですが、ケース-プラグ間が絶縁されている設計であれば(通常の家電製品はこうなっていますよね?)ケースに被せたセーターの静電気がライン側に流れることは無いはずで、その場合ラインコンデンサが吸収することはないと思いますが。
アースをつないであったり、大きな金属ケースでできている製品であったりしない限り、家電製品に帯電したセーターを被せても放電しないのが(経験上)普通だと思いますし。

>中古店でPSEマーク取得した機器の修理等は引き受けないと…
このあたりの責任所在については経産省の見解などを発表してほしいところですね。
こういった混乱がかなり残っているのですから、半年ほど猶予期間を延長(もしくは販売店の取締りを行わない)するなどして、収束に勤めるべきだとは思うのですがね。

投稿: B-51 | 2006年3月24日 (金) 13時13分

僕も素朴な疑問として、電取法のマーク(丸や逆三角に郵便記号の入ったマーク)がついた製品に関しては販売を認めてもいいように思うんですが、ダメなんですよね?その根拠がよく分からないです。

例えば、
1)10年前に電取マーク付で売られた製品の今の状態
2)今年PSEマーク付で売られた製品の10年後の状態

1)と2)で、安全性に関して違いがあるのでしょうか?

投稿: おがわ | 2006年3月24日 (金) 13時32分

MORITAさん

> 1000Vに帯電したセーターを筐体に被せたら、放電が起
> きない限りは内部の回路とセーターの電位差は最大
> 1000V程度になる気がするんですがこれは私の理解が間
> 違っているんでしょうか?

二つの意味で正しくありません。

まず帯電したセーターの電荷Qが静電容量Cの筐体に移った場合、筐体の電圧VはV=Q/Cになります。普通静電気の電荷量は微量ですから帯電したセーターからの電荷量程度では電圧はほとんど上がりません。

また筐体と回路が絶縁されているとは限りません。直流的に絶縁されていてもコンデンサなどがあれば容量次第で交流的、パルス的には短絡状態になり得ます。耐圧はあっても電流容量が不足するコンデンサだと発熱による劣化や破裂は十分おきますよ。あと普通の電化製品では、例えばイヤホン端子などのようにアース側が筐体と導通している物が一般的ですよね?このように回路のアースと筐体が直流的に接続されている場合が多いです。

以上のような理由で相応の電流を流さないといけなくなるのです。ちなみに一般家庭用の漏電ブレーカの場合は10mA程度の漏電を検知して働きます。人間がビリッと感じるのは身体に1mA位流れた時で、20mA位流れると筋肉が萎縮したりするようです。

投稿: もえ | 2006年3月24日 (金) 17時00分

>おがわ さん、もえ さん
PSEマークには賞味期限は無かったのでしょうか? 電気用品安全法第十二条の一に関する不適合のリストがどこかにあったと思うのですが、見つかりません。反対派のまとめページによると、検査より10年を経過したものは今後一切売れなくなると書かれています。

おっしゃる通り、中古販売の際には全て検査しなおすべきだと私は考えております。
検査方法が不適切であるとか、中古でも検査せずに売れるとかいうのであれば、それは改善すべき点として提案していかなければならぬでしょうな。

投稿: Tim | 2006年3月24日 (金) 17時20分

今までにに書かれた情報を総合してみます。
もえさんがおっしゃる、1000Vに帯電したセーターを被せても電位差が1000Vにならない理由は、「セーターから筐体に電荷が流れてしまうため筐体の電位がそれ程上がらないから」ということでよろしいでしょうか。
しかしこれは、筐体が金属で出来ている場合に限られると思います。樹脂製の筐体であればそう簡単に電荷は筐体に移りませんし、電流も流れませんよね。

また、
> あと普通の電化製品では、例えばイヤホン端子などのように
> アース側が筐体と導通している物が一般的ですよね?
> このように回路のアースと筐体が直流的に接続されている
> 場合が多いです。
この場合は、セーターからの電荷が筐体を通ってアースに流れるだけですから、筐体内部の回路には電流が流れませんね。

で、耐圧試験の内容は、
> 先日TVで日置電機の技術者が実演していたのですが、コンセントの
> 両極間に1000Vを印加するわけでなく、コンセントの両極を導通さ
> せて(太い銅線でコンセント両極をつなぐ)、筐体とコンセント間に
> 1000Vを印加していました。
とのことですから、1000Vを印加して問題になるのは「金属筐体で」かつ「筐体が接地されておらず」かつ「筐体と内部の回路がきちんと絶縁されていない」場合になります。
……これって機器の設計としてマズくありませんか?
#図にまとめた方がいいですかね。

投稿: MORITA | 2006年3月24日 (金) 18時18分

>また筐体と回路が絶縁されているとは限りません

こういう家電製品ってどれくらいあるんですかね?
私が分解したり修理したりした経験のある家電では0ですが。
そもそも、コンデンサなどを介してだとしても電源ラインと筐体が繋がっていたら家電としては結構危険だと思いますが…
#PCなんかだと国によってはこういう場合もあるようですがね

MORITAさんも仰っているように、もえさんの御回答を総合すると、それほど問題があるようにはどうしても思えませんが。

投稿: B-51 | 2006年3月24日 (金) 19時34分

もえさんの主張されていることは、おおよそ賛成ですが静電耐圧試験に関しては、ちょっと疑問があります。
ACアダプタに関しては記憶が薄れて自信が有りませんが装置に組み込まれた電源は、私が工場に勤務していた頃には製造ラインの最後に試験機が置かれていて全数試験していました。
また、工場内の機能試験やユーザー先での障害発生率も電源は低く、問題視されていませんでした。
静電耐圧試験での劣化が、それほど酷ければ品質保証課が止めさせていた筈です。

投稿: ぎしぎし | 2006年3月24日 (金) 22時29分

MORITAさん

> 筐体が金属で出来ている場合に限られると思います。樹脂製の筐体であればそう
> 簡単に電荷は筐体に移りませんし、電流も流れませんよね。

そりゃ当然です。セーターの電圧はそのままでも、単にセーター置いてるだけでそもそも電流の流れるループが出来てないんだから。単に置いてるだけだったら耐圧試験に不合格になる製品でも回路に電流は流れませんよ。

それから

> セーターからの電荷が筐体を通ってアースに流れる

まではOKです。金属筐体の時同様に電荷は導体全体が等電位になるようにうごきますから(これが電圧の下がる理由)。しかし、

> だけですから、筐体内部の回路には電流が流れませんね。

とは言えません。回路のアースと回路、セーターとの間がどのように結ばれてるか判りませんからね。

あと前から書いていますが、PSE法が要求しているのは交流1000Vであって静電気や直流を与える試験ではありません。ちなみに静電耐圧試験ってのは少容量のコンデンサに溜まった電荷を少しずつ与えるだけなので、普通のノイズフィルタ等を持った電源回路だったら壊れないのです。回路につないだ途端電圧がドロップしちゃうんですよ。これがぎしぎしさんへの答えになるかな?

投稿: もえ | 2006年3月25日 (土) 01時31分

とりあえず一点。
> セーターの電圧はそのままでも、単にセーター置いてるだけでそもそも電流の流れるループが出来てないんだから。
そりゃダウトでしょう。
セーターが帯電してる時っていうのは、乱暴に言えば正負の電荷量が一時的に不均衡になってるわけですから、ループが無くても電荷が一方的に移動して電流が流れます。

正に帯電した物体と負に帯電した物体を接触させたら、電流はループを作らず正から負へと流れますよね。

この場合、筐体が接地されていれば電荷が筐体からアース線を通って一方的に地面に流れるだけですから、基本的には筐体内部に電流は流れないはずです。静電遮蔽という奴ですね。

もちろんセーターが接地されていない他の部分に触れていれば回路内部に電流が流れる可能性はありますが、その場合でも、セーター自体は導体ではありませんし抵抗も非常に大きいでしょうから「セーターを含むループ」は作られないと思います。また、セーターから出て筐体内部を通り、最後にセーターに戻ってくる電流のループが作られるなら、セーターから放電が起きるのがおかしいと思うのですが。

投稿: MORITA | 2006年3月25日 (土) 03時54分

> 正に帯電した物体と負に帯電した物体を接触させたら、
> 電流はループを作らず正から負へと流れますよね。

その通り。ただし電荷の移動は瞬間的に終わります。同時に両方の電位差は0になります。そもそもこの時点でセーターで1000Vなんてのが話にならないのですよ。

> 筐体からアース線を通って一方的に地面に流れるだけ

これもそのとおりで、電荷の移動と同時に電圧は0になっちゃいます。

さて、ここまでお付き合いしてきましたが、このように電圧のかかり方からしてプラグ両端ショートしたものと筐体の間に電圧をかけるというPSE法の試験と全く様相の違うのがセーターを掛けたときの話です。

電磁気学の時間でもないんだし、そもそものPSE法の試験とどういう関係があるのかハッキリしてくれませんか?


投稿: もえ | 2006年3月25日 (土) 10時41分

>そもそものPSE法の試験とどういう関係があるのか

そもそもPSE法の試験で機器が劣化/故障するという御身の主張に対して、電磁気学の授業的にみなさん反論なさっておいでなのでは。
私は経験上(実際に全数検査している業種や、今でも絶縁耐性試験を自主的にやっているリサイクル業者がいる)、検査で故障するというのは「?」ですが、専門家ではないので「そういうこともあるのだろうか」程度にしか考えておりませんが・・・・・それ故、そういうことがありえるなら改善点として挙げるべきと思います。

ところで、事実上中古は検査せずとも販売可能になってしまいましたね。レンタルは抜け道として指南されていたものではありますが、明確な期限を定めずにこのようなことにしてしまうのは、あまりにひどい。

私は、もし中古を買うことになっても、自主検査が確実に行われている店を選ぶことにします。
「事実上検査不要となった」と発言している店主もおりましたが、自主検査をしっかりやろうと思っていた店にとって、これは差別化により一歩リードするチャンスと言えましょう。結局、検査をしない店は市場にて淘汰されるだけなのではないでしょうか。

投稿: Tim | 2006年3月25日 (土) 13時49分

> 電磁気学の授業的にみなさん反論なさっておいでなのでは。

皆さんのおっしゃる話はPSE法の要求する検査とは全く異なるものだという事は説明しましたので、その上でハッキリしていただければいいわけで。本当に電磁気学やってたら静電気を引き合いに出すこと自体おかしいと判るはずなんですが。

自主検査を行った店の商品を買うのは自由ですが、それによって内部の部品が劣化・破損する可能性は充分あります。極性のある電解コンデンサなどは接地ライン側から電圧がかかると簡単に破損・劣化しますよ。PSE法の検査は交流を流すので、筐体接地側から電圧がかかる可能性は否定できません。

それでも余裕のある設計を取っているはずだから通常使用には支障ないでしょうが、そういうのは寿命が短くなったり、実際の事故の時に危険な状況を引き起こす原因になるという形で効いてくるわけです。

PSE法や旧法で求めている事は、もともと機器が想定外の状況に置かれたときに事故を起こさない事を確認するだけの試験です。想定外の状況を起こした後も正常動作したり検査にパスするだけの性能を維持する設計や製造を求めてないんです。

そういう機器の実機検査ってのはどうなんでしょうね?中古の検査にパスした時点で安全とはいえないわけです。しかも経年変化による劣化が原因の事故は電気用品の事故の中でも極めて少ないわけですから、実機検査による安全性の確保という命題が成り立つかどうかはなはだ疑わしいですね。

投稿: もえ | 2006年3月25日 (土) 16時17分

話が噛み合いませんねぇ。

セーターの話は、日常的なシチュエーションでも筐体と内部回路の電位差が1000Vになることは有り得る、という話ではなかったのですか?

> その通り。ただし電荷の移動は瞬間的に終わります。同時に
> 両方の電位差は0になります。そもそもこの時点でセーターで
> 1000Vなんてのが話にならないのですよ。
私はそもそも、「筐体が接地されているなら1000Vかけようとすること自体が破綻している話」だと思いながら議論していたつもりだったんですが。検査機器の方も1000Vで数十Aも電流が流せるようには出来てないでしょうし。

ところがあなたは、筐体が接地されている回路でも内部に電流が流れることはあると言ってみたり、それはおかしいと言えば一瞬で電荷が中和されるから内部には殆ど流ないはずだと言ってみたり。よくわかりませんねぇ。

投稿: MORITA | 2006年3月25日 (土) 19時31分

MORITAさん

静電気の話はPSE法との対比ですよね?だからプラグと筐体の間に1000Vかかるようなセーターの置き方での話をしてるんじゃないですか(どんな置き方か知りませんが)。

> 筐体が接地されているなら1000Vかけようとすること自体が破綻している話

それは筐体が接地電位と同じってだけですから、MORITAさんのいう1000Vが接地電位に対して1000Vの静電気ならアースに流れておしまいでしょう。アースを取っていなければ筐体の静電容量で決まる電位になりますね。その際の回路の電位はどうなるか決まりませんよね?

ちなみに交流をプラグと筐体の間にかけるPSE検査の場合、筐体のアースを取っていても回路と筐体の間にしっかり電圧は掛かって電流は流れますよ。その時の電流容量はまともな電気用品なら10mAもあれば充分で、数十アンペアもいりませんけど?

で、このPSE検査とMORITAさんの持ち出した静電気の話の関係は?

ちなみに家庭のコンセントの片方は接地電位ですけど、MORITAさんの説にしたがえばコンセントにつないだ回路には電流は流れないことになるんじゃないですか?

投稿: もえ | 2006年3月26日 (日) 03時50分

自分が勘違いしていた点が分かりました。頭に浮かんでいた回路図がおかしかったようです(アースと100Vの接地側が回路内で繋がっていると勘違いしていました)。問題が起きる可能性があることは理解しました。失礼しました。

あぁちなみに、絶縁耐圧試験が機能維持の検査ではなく焼損などが起きないかどうかの検査であるという点は理解しているつもりです。

ただ、実感として、耐圧試験によって破損するような家電製品がそれ程多く存在するとはどうも思えないんですよねぇ……。

投稿: MORITA | 2006年3月26日 (日) 04時49分

ところで下記URLでの情報によれば、
http://d.hatena.ne.jp/hmori/20060325#p1
> ちなみにメーカは、この試験を全数行っています。もちろん雷切断部品などは無い状態で
とのことで、元々全数に対して耐圧試験を行っていたようなんですけども、自分の感覚として、
・交流1000V1分間という条件の試験1回に耐えられるものが、同様の試験2回目で破損するようにはどうも思えない
・経年劣化が試験の成否に影響するようにはどうも思えない
のですが、この点についてはどうなんでしょう。(もちろんヒューズや保護回路の扱いを別とすれば、ですが)

#ちなみにセーターの話を振ったの自体は私じゃないですよ:-)

投稿: MORITA | 2006年3月26日 (日) 05時08分

MORITAさん

そもそもPSE法で認証されている規格では例外規定が沢山あり、規定に適合していれば検査を受けなくても規格を満たしていると判断されます。認証をえるためにあらかじめ全数試験後の出荷を想定して設計製作をする必要はないため、PSEマーク取得済み製品でも実際の絶縁耐力試験では品質劣化は充分起き得るのですが。

何度もいいますが、過電圧などで安全に事故を起こさず使用不能になるのはPSE法的には問題ないのです。人間が死傷したり家事などの物的損害を引き起こさないようにするのがPSE法の検査の主旨ですから。

なので、全数検査したあとに出荷するように設計製造してるメーカーがあっても構いませんが、すべての製品がそんな過剰な水準の設計製造をされているわけじゃないです。

セーターの件はb-51さんでしたね。失礼しました。

投稿: もえ | 2006年3月26日 (日) 14時13分

自分が誤解をしているかもしれないのですが、PSEの試験方法って「筐体-電源(の両極)間にAC1000Vを1分間印加する」んですよね?
樹脂筐体とかの場合も同様なのですよね?

この理解が正しいとして
・現状金属筐体の家電製品はどの程度ありますか?
・金属筐体だとして、電源ラインと直接(トランスなどを介さないでコンデンサや抵抗のみで)接続されているものってどの程度ありますか?
というのをまず考えてみてください。

ほとんどないと思うんですよね。
この2つに合致しない製品は、どんなに電圧をかけたって(内部放電しない限りは)交流であれ直流であれ電流は流れないですよね?
流れないなら部品劣化の可能性はほとんどないと思うんですが。

次にセーターの話ですが、たとえば小型の金属筐体を持った電化製品(ビデオとか)を想定してみてください。
これに思いっきり帯電したセーターを被せた場合、筐体と電源ラインが完全絶縁されていれば(ケースの静電容量は十分低いと思うので)電源ラインと筐体間に1000V程度の電位差はできるんじゃないでしょうか?
で、完全絶縁されているなら交流でも直流でも話は同じで、電圧で部品劣化は起きないのではないかと思ったわけですが。

私の考えている前提事態が間違っているのでしょうかね…

投稿: B-51 | 2006年3月27日 (月) 12時22分

>VIV さん
コメントありがとうございます。

>C先生の発言の社会的責任の重さと同じくらい、ネットでの表現方法というのは大事なものです。

C先生が出たら目記事を書いたマスターですか?よく判らないですが。
表現が適切でないとの指摘は今までも幾度と無く言われ続けました。
でも、私には難しい…抱える任務が重すぎて…個別に詳細な気は遣れない…。
(やんちゃ坊主を何人も抱える母親が、ダメと判ってて、つい怒鳴ってしまう状態に近い)

もちろん努力はいたします。


>Tim さん
>丁寧語で文章を書いていても、相変わらず「他人の発言を制限する」「恫喝」にしか読めないのであるが。

C先生は、先ず他人の意見と、己の社会的立場をを完全無視して
滅茶苦茶を書いているのですよ。その点を忘れてもらっては困ります。

>議論不要の結論を発信したいだけなら自分でサイトを作れば良い。

サイトで発信するだけでは足りないから指摘しているんですよ。
メールが望ましかったのですが、完全無視だし。


>MORITA さん

> そもそもこの法律の目的は
>・安全でない電気製品の販売を防ぐこと
>・電気製品の安全性に関する責任の所在を明らかにすること
>であって、「何が何でも個人に危険な製品を使わせないこと」ではないのではないでしょうか。

その目的のための手段が間違っているから、問題になっているのですよ?

責任の云々については経惨商自ら「PSEに準じて改造しても業者は責任を負わない」
とする見解で覆してしまったし、メーカーも改造された品など責任を負わされたくないだろうし。
であれば消費者は泣きつく場所を失いますよね?
いや、業者による、本当に必要な検査以外は、消費者の責任なのは間違いないですが、
不必要な改造を経る分だけPSEは消費者利益にマイナスに成りますよ。


その他の話は、もえ さんが非常に的確に答えてくださっておりますね。

漏電検査についてですが、私はフライバック トランスの高圧漏れを起こしたテレビで
遊んだことがあります。ゴムキャップで高圧を封じ込めているのですが、
これが劣化で漏れを起こす場合があります。
(放電が大きくなって火の色を帯びてくる頃にはトランジスタが死ぬので炎上には至らない)

その漏れを抑えるため、自己融着のゴム的素材のテープで密封すると、暫くは大丈夫。
でもだんだん「チチチチチ…」とかいう音が出てきて、電気の通り道が生じる。
やがて「シュー」と放電が始まります。良くても1分持たない感じ。

高圧は、巧みに通り道を探して突き進みます。それはすごい意欲ですよ(笑)
数件のうち、押さえ込みに成功したのは一軒のみです。

そういうものだから、全数検査で品質劣化しないという保障がありません。

それ以前にPSEとるには改造が必要。それで消費者利益は後退するでしょう。

やっぱPSEは製造業者向けの法であることに気づく次第です。

消費者利益を守るには、既にメーカーで済んでいる漏電検査ではなく、
電源部の基本性能以外の、例えば基盤の炭化であるとか小動物の死骸とか、
そういう障害を除去し、機器の動作を確かめることですね。

そういう最低限のことを中古の法で規定すればPSEも本物に成るでしょう。

ところがC先生は、そういう都合の悪いことには言及しない。
売れない中古はゴミだと言う。これは完全に異常です。

投稿: 溪慈 | 2006年3月28日 (火) 00時46分

劣化で高圧漏れを起こすことがある…というのは誤解を招きそうなので訂正。

恐らく材質の問題でしょう。特定の機種で同様の傾向があります。
例えばSO社の初代プロフィール(1980年前半の製品)など。
それは、3代目で対策が為され、大丈夫になりましたね。

で、本当に高圧の「流れたろ」という執念たるや、
皆さまのご想像を遥かに超えますよ、ホントに。
どんな小さな隙間も見逃しません(笑)

ゆえに業者が行うべきは、先に述べたような
実使用に関係する検査内容が妥当ですね。

電源部だって、プラグや基盤を見れば劣化だって殆んど見抜けるでしょう。
もっとも、正しく使用されて電源部が発火に至りそうな状態に劣化した製品って
一度もお目にかかったことが無いですが。

劣化を見分けるための高圧検査など要らないでしょう。
マークを取るための改造も要らないですね。

投稿: 溪慈 | 2006年3月28日 (火) 01時12分

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