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2006年4月14日 (金)

ロシアの森、中国特需

 ロシアの森が、中国からの木材需要に沸いている。住宅建設などで消費が増えているのに加え、中国政府が国内の森林の伐採を大幅に制限しているためだ。その一方で、不法伐採や密輸が横行している。

 中国の原木輸入量は、98年以降国内の伐採が制限されたことで急増。01年には96年の5倍以上の1686万立米を記録し、日本を抜いて世界一となった。輸入量の7割を占めるのがロシア材。

 国際的な環境保護団体などは、「中ロ国境での通関検査が甘く、大規模な密輸が行われている」として、税関統計より多量の原木が流入していると指摘する。

 1千立米で、256万円。ナラの原木が売れた。沿海地方政府が定める年間伐採許容量は、760万立米。政府や業界団体は、05年の伐採量を350万立米とする。しかし、環境保護運動に取り組むNGO「BROC」のアナトリー・レベデフ委員長は、「全く信用できない。公務員の腐敗が深刻で、チェック機能が働いていない」。

 ロシア材の中国への流入は、日本の暮らしにも直結している。例えば割り箸。消費量の9割を中国からの輸入に頼ってきた。中国産原木の値段が高騰し、耐えかねた中国の業界団体が、01年に値上げを通告。しかし、これまでどおりの価格で売りますという業者が現れた。日本割り箸輸入協会が調べると、中国の一部の業者が安いロシア材を使い、相場の半額で日本に出荷していることが分かった。

 しかし、その後の中国の輸入量の増大でロシア産の原木も急騰。割り箸の原料のシラカバは、1年前の1立米あたり60ドルから、今では100ドル。昨年、中国業界団体が、再び輸出価格の5割値上げを要求し、日本での末端価格が値上がりする可能性も出ている。

C先生:折角の機会なので、割り箸を使わないこと売り物にする食堂・レストランを増やすのはどうだろう。マイ箸も悪くは無いのだが、やはり面倒だ。塗り箸を洗って出すのが日本流ではないか。奈良県産の、間伐材から作った一膳100円の割り箸も良いかもしれない。少なくとも、中国産の割り箸を使うのは止めよう。世界の国で、割り箸などを使っているのは、日本ぐらいなもの。
 環境三四郎のページをご参照下さい。
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs1.htm

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