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2006年4月22日 (土)

パリ、車追放大作戦

 シャンゼリゼの路上駐車が風物詩であるパリで、自動車追放作戦が進行中。車線を減らし、一方通行を増やして、運転手をうんざりさせるという作戦。しかし、「渋滞が増えた」「店の売上げが減った」と苦情が噴出。とかく指図されることが嫌いな国民性だけに、すんなりとハンドルを手放してはくれない。
 実施されたこと。
(1)車線を減らして、バスや自転車を優先
(2)貸し自転車を用意
(3)三輪自転車による宅配
(4)一方通行を増やす
(5)トラムの導入

 今後実施を検討中
(6)セーヌ川に通勤船を運航
(7)パリの制限時速30km
(8)四輪駆動車の乗り入れ制限
(9)地下鉄の終夜運転
(10)無料駐車スペースの廃止

 パリ大学の研究結果によれば、「01年以来、市内での車の平均速度は12%低下、汚染物質の排出は54%増加。渋滞による損失時間は述べ6200万時間」

 そのかわり、公共交通利用が7%増えた。

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» パリで車追放大作戦(4月26日) [渋谷WEST日記]
駒場Ⅱキャンパスにある生産技術研究所の客員教授で、国連大学副学長の安井至さんによるブログに、パリの車追放大作戦が紹介されている。 パリで実施されたこととして、(1)車線を減らして、バスや自転車を優先、(2)貸自転車を用意、(3)三輪自転車による宅配、(4)一方通行を増やす、(5)トラムの導入、があるそうだ。 また今後実施を検討中ということとして、(6)セーヌ川に通勤線を運航、(7)パリの制限時速30km、(8)四輪駆動車の乗り入れ制限、(9)地下鉄の終夜運転、(10)無料駐車スペースの廃止、とい... [続きを読む]

受信: 2006年4月26日 (水) 11時43分

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