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2006年4月11日 (火)

朝日社説:米国の責任は大きい

 米国で保護主義の高まりが目立ってきた。中国やアラブ首長国連邦からの企業買収に議会などがまったをかける一方、人民元がドルに対して割安になっているとして、中国に制裁を科す法案が議会で審議されている。

 こうした保護主義的な動きを促しているのは、膨らむばかりの貿易赤字だ。05年には初めて7000億ドルを突破した。なかでも中国との赤字は2000億ドルを超える。

 外国から脅威が押し寄せるのに、国内企業は疲弊する一方。その象徴がGMである。

 今秋の中間選挙は、さらに保護主義をあおる機会になりそうだ。

 中国は柔軟な為替政策に転じたはずなのに、人民元の切り上げ率は、3%程度だ。ソフトや映像は違法コピーがあふれ、知的財産権はないがしろ。

 世界の各地で、外国資本に国内産業が支配されることへの警戒感や不満が強まっている。保護主義や排他主義の誘惑が広がり、南米では、反グローバル化を叫ぶ候補が国民的な人気を集める現象がでている。

 中国やインドなど新たなライバルが台頭しているとき、保護主義に走って競争から逃げては、「米国は停滞した二流経済になる」、とブッシュは述べた。

 世界の自由経済を引っ張ってきた米国がその姿勢をさらに明確にする必要がある。

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