人類進化の道 440万年前までつながる
アナメンシス類人の化石を日本や米国などの研究チームがエチオピアで新たに発見した。同じ地域で見つかっていたラミダス猿人から進歩したことが分かった。アナメンシス類人が属するアウストラロビテクス属は、現代の人類の直接の祖先と考えられている。
その結果、現代の人類へ直結する進化の道程は、約440万年前のラミダス猿人まで遡れることになった。
化石は、エチオピアの北部で見つかった。すでに、340万年前のアファール猿人もこの地域で見つかっている。これら3種の猿人の歯を比べると、今回の猿人の臼歯はラミダス猿人よりも明らかに大きく、アファール猿人と同等。歯のエナメル質は厚く、アファール猿人に近づいていた。一方、犬歯はラミダス猿人と同じ大きさだった。
人類の祖先とされる化石は600万年より古いものも見つかっているが、今後、こうした化石との繋がりの解明も期待されている。
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