5月11日: 小熊英二さんのナショナリズム観察
「近年は経済の停滞とともにナショナリズムが台頭した」と言われるが、それは間違い。1970~80年代には、「日本的経営は優れている」「日本人は勤勉な民族だ」などの日本人論がナショナリズムの表現だった。
総じて、近年日本で台頭しているのは、ナショナリズムとも言えるが、不安を抱えた人々が群れ集う「ポピュリズム」だと考えた方が適切。
日本の保守には思想的な核が無い。それは今に始まったことではない。彼らが「サヨク」とみなした対象を集中的に攻撃したり、強行外交や改憲などの世論を形成したり、選挙で特定の政党を水膨れさせるという現象は起きつづける。
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