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2006年5月23日 (火)

5月23日: 二酸化炭素からプラスチック

 中国が工業化をしているとのこと。ところがもともとは、日本での発見。東大の井上祥平名誉教授がまだ助教授で、東工大教授だった鯉沼先生が大学院生だったときの発見。

 触媒の効率が問題で、1gの触媒で100gしか合成できなかった。中国の研究者が、触媒の効率を10倍に改良し、03年から生産を始めている。隣接のセメント工場から出る二酸化炭素を原料にしている。内モンゴル自治区に年間生産量1千トンの試験工場が作られた。

 日本でも、実用化の研究調査会を作った。中国の10倍の効率を目指す。

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コメント

二酸化炭素とプロピレンエポキシドからポリプロピレンカーボネートを合成しているようです。こちらと関連のある話なのでありましょうか。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2003/pr20030212_2/pr20030212_2.html

生分解性はあまりよくないと思うのですが、ポリエチレンよりはずいぶんマシでしょう。ただ、プラスチック材料としての物性はかなり悪いものですので、包装材料等の捨てる前提のものに使う程度ではないでしょうか。
記事ではポリエチレンよりも二酸化炭素の発生量が少ないとなっておりますが、強度を同じにしたポリ袋1枚分で比較すれば、ポリエチレンが勝つと思います。即ち、重量・輸送の面でもポリエチが上です(ただし日本限定の可能性あり、日本のプラ加工技術は並外れている)。
原料から石油の消費を減らすのは確実ですが、トータルで見て石油消費が減るかどうかは疑問です。固定化された二酸化炭素量が増えて、京都議定書の削減目標には近づくのでしょうけれども。
加工温度よりやや高い程度の200℃で分解して引火性ガスになりますので、加工業者での爆発事故が増えるというリスクもありそうに思います。

トータルで見て、日本でやるべきかどうかの議論は行われているのでしょうか。中国で有効とされたとしても、日本の状況に合うとは限らないと思うのですが。
まあ、研究成果は世界のどこかで(少なくとも中国で)活かされることになるでしょうから、無駄だとまでは申しませんが。

投稿: Tim | 2006年5月29日 (月) 10時20分

http://www.theplasticsexchange.com/Public/News_Template.aspx?Buffer=&Id=1767

China BlueChemicalが建設開始との記事が出ました。
能力は年間3,000トン。
二酸化炭素とプロピレンオキサイドが原料です。
技術は Changchun Institute of Applied Chemistry (affiliated to the Chinese Academy of Sciences)です。

投稿: knak | 2007年8月11日 (土) 10時20分

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