5月26日: 異常たんぱく質と自食作用
ヒトの体内では、たくさんのたんぱく質が作られていて、その量は、食事でとるよりも多い。不要になったたんぱく質を分解し、それから新たに作り出すリサイクルシステムがあるからだ。
自食作用は、そこに作用する仕組みの一つ。10数個の遺伝子が関係する。
もしもこの自食作用が働かないと、マウスは生後1日で死亡。神経系にごみのようなものが溜まっていた。
神経系で自食作用が起きないようにすると、4週間でよたよたになる。
従来、自食作用は、「飢餓」状態になると活発化することが知られている。今回、それが日常的にも働いていることが分かった。
C先生:マウスでは、カロリーをコントロールすると寿命が延びる。ヒトも飢餓にならないと、脳の機能が早めに駄目になるのか。ありそうな話だ。
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