5月16日: ラドン、濃度規制へ
朝日新聞 科学面
自然界にある放射性のガス、ラドンをめぐりWHOが濃度規制の指針作りに乗り出した。日本では余り問題視されてこなかったが、近年、比較的低濃度でも肺がんを起こすリスクがあるとのデータが出てきた。
ラドンの発がん性は、ウラン鉱山の肺がん研究で浮上した。屋外の大気1立方メートルに含まれるラドン放射量として、200~400ベクレルという対策基準値を定めている国が多い。米国は、148ベクレルである。日本には規制値がない。
環境省がラドン温泉について調査した結果、建屋内の測定値は、15~980ベクレルだった。1年間に毎日2時間利用すると、年間被曝量は、平均0.8ミリシーベルトで、一般人の限界である1ミリシーベルト以下。
米国環境保護局は、ラドンによる肺がんで毎年、タバコを吸わない2900人を含む2万1000人が死亡しているとの推計を公表している。
C先生:ラドンは地層や岩・砂利などから出る。日本のように地層が新しい国では、問題にならない。しかも、地下室が無い建物が多いので、無視しても大丈夫。
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