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2006年5月26日 (金)

5月26日: 知床とイエローストーンのオオカミ論争

 イエローストーンでは、オオカミは1926年に絶滅した。しかし、大型のシカやエルクが増えて、森林が被害を受けたため、95~96年にオオカミ31頭をカナダから導入。現在、オオカミは180頭に笛、講演北部のエルクは1.7万頭が1万頭に減った。河畔林が回復しはじめ、ビーバーも増えた。

 北海道のエゾオオカミは、1890年までにいなくなった。エゾジカが増えすぎて、木々は枯れ、草原植生に影響が出ている。

C先生:やはり、天敵が居ない生態系のトップの野生動物はどうしても増える。歴史的に見れば、もともとヒトがそのトップの役割をやってきた。また、その役割を復活させれば良いのではないか。
 丹沢でも同様な問題があるが、シカを一定数狩猟して、食用にしていると聞くが。人がコントロールする方が、オオカミでコントロールするよりも良さそうに思う。

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コメント

五月祭で、初めて先生のお話を伺いました。

本来の自然そのものが行っている循環システムの中で
ヒトという種は、どんな役割や機能を果たしているのでしょうか?

そんなヒトの存在に自信をもてるようになりたいです。

ヒトを中心に据えて考えることも必要かもしれませんが
もし並列の中にヒトがいるとしたら、
自然の流れの中で、どんな地球の未来が見えてきて
どんな立ち位置に、ヒトは立っているのかしら?
とふと想いました。

具体的なビジョンが、導き出されることを願ってやみません。

投稿: 風待人 | 2006年5月29日 (月) 07時01分

 イノシシやシカの増加による農業被害や生態系への影響などワイルドライフマネジメントの問題は知床だけでなく全国で起こっています.
 人による管理がもっともコントロールしやすいという意見には賛成ですが,今の政府や自治体がそのためのコストをどれだけかけるか?ハンターの人口も高齢化・減少化もすすんでいるのです.
 野生の鹿肉を食べればよいという意見がありますが,鶏・豚・牛肉に比べ,安定供給が難しく,味も劣るものを国民は選択的に買うのでしょうか?駆除に必要なコストをまかなえるほどの価格で.とても難しい問題ではないと思います.

投稿: 通りがかり | 2006年6月 2日 (金) 14時51分

私は、狼を放す方が良いのではと考えています。
このところ山歩きで月に3回くらい山に入りますが、いろいろと問題が出ています。熊達に対しても、人がその領域に入って行くには十分な謙虚さが必要だろうと思うからです。さらに狼がいれば、注意が必要となることから、自然と人類との良い関係が復活することが期待できそうな?

投稿: 隠居 | 2006年6月 2日 (金) 16時45分

 数年前訪れたニュージーランドでは,食肉を取ることを目的とした鹿牧場が多く見られました.その中には既に日本向けの輸出を行っている所もありました.牛・豚の肉に比べて,低脂肪,低コレステロールというのがセールスポイントとのことでした.

 そこで,北海道などで,増えすぎた野生鹿を捕獲して短期間飼育しつつ,施設内のレストランで食肉として提供する観光鹿牧場的なものを作るということも考えられるでしょう.他にも組み合わせて地域環境を生かした自然学習・体験の場にもなるかもしれません.また宣伝の仕方によって全国出荷も可能ではあると思います.

 問題点としては:

(1)野生動物の肉を食べるリスクを伝統的食材を摂取する自己責任として受け入れるか,それともやはり一端人手を通す以上は,何らかの安全保証・品質保証を行うべきか.

(2)食肉目的の野生鹿大量捕獲のルール化と危険の回避.

(3)グルメにとって値打ちがあるのは,2才位までの若鹿の肉です.そうすると,捕獲よりは繁殖・飼育の方が効率が良くなり,最初の動機である野生鹿のコントロ-ルとはかなりかけ離れてくる.

(4)野生鹿の捕獲と提供を産業の一環とすることによる,新たな環境問題の発生(本末転倒ですね).

 うーん,考え始めるると,きりがないですね.でも当地でアイヌの方が鉄砲で撃ってきたエゾシカ肉で料理したソテーとステーキは,とても美味でしたよ.


投稿: 麦麦 | 2006年6月 2日 (金) 21時41分

エゾシカの場合、猟師さんの弾代は持ち出しなのですよ。ペンションとかが代金を払って肉を引き取ったり、自治体が負担したりしてやりくりしている。そして一番問題なのは、広大な森林の周辺部でしか駆除が行えない事。結局、現状のやり方では、知床などでの食害による荒廃などを防ぐ事が出来ていない。

山奥まで入って無事に狩りをして帰ってくるハイパーハンターを育成し、自治体がお金を出して駆除をお願いし、ある程度の生活まで保証してあげるか、人が絶滅させてしまったオオカミをなるべく自然な形で移住させてくるか、私は後者の方が現実的だと思う。

ここ百年近く、人間が人工的に自然をコントロールしようとしてうまくいった試しもないし。

投稿: | 2007年2月24日 (土) 09時57分

狼は賢い、人里のほうが餌を得やすければ、野犬の群れになってしまいかねないし、多少はそうなる個体も現れるでしょう。
境界付けも必要かと思います。

問題は、今まで日本で外敵導入の方法で成功した例がない事でしょうか。
その反省を生かせるのであればいいけれど、うまく行った場合の更なる問題は最初の数年でマスコミで~~が成果を挙げていると報道されるとなると、どこもかしこも長期的展望+の場合-の場合の対処を考慮せずまねをしてしまう所でしょうか。

投稿: z | 2007年2月26日 (月) 13時17分

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