11月25日: ロシア元スパイ ポロニウムで毒殺??
ロシアの元情報将校、アレクサンドル・リトビネンコ(43)の死因について、リード英内務相は、「体内の放射性物質とかんれんがあると思っている」と語った。この物質がポロニウム210との見方を示した。
C先生:ポロニウム210はα崩壊を元素らしいが、こんなもので人が殺せるのか。はじめて知った。
Wikipediaによれば、ウランの330倍強い放射能をもち、元素の中でもっとも毒性を持つ、とのこと。計算上は、わずか47ngで50%致死線量の被曝を受けることになるらしい。
しかし、経口摂取でもそんなことになるのだろうか。排出されたらそれがまた危ないし。それとも、注射か???
こんな妙な元素で殺人を行うと、国家の関与が100%疑われてしまうではないか。
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コメント
Wikipediaの情報ですが,30日-12/1日の間に誰かの手で修正され,
現在では
>なお、マリ・キュリーがポロニウムの存在を示唆した際に、
>ポロニウムを含む精製物がウランの300倍の放射活性を持つと記した表現が一人歩きして、
>ウランの300〜330倍の強さの放射能を持つという表現がされることが多いが、
>実際にはウランの100億倍の比放射能を有する。
という内容に変わっています.
「正しい情報」に書き換えられたのかどうかは不明ですが・・
投稿 ミツル | 2006年12月 2日 (土) 14時02分
「PoがUの300倍の放射能」については最初から強く疑問に
思っていました。というのも、半減期というものの性質を考えれば
同じようなアルファ崩壊をしている物質同志であれば、その放射能の
強さはものすごく大雑把に言って「半減期に反比例」(正確には
指数の逆数?対数的に?)的になると考えるのが自然だと思った
からです。Uが数億~数十億年の半減期でPo210が120日
位だというなら100億倍の方がずっとしっくり来るんですが。
Uなんてクラーク数も極めて高く、年中結構な量を体内に取り込んで
いるはずで、たかだかこれの330倍の放射能がそこまで致命的に
なるというのも考え難いんで。
投稿 元素マニア | 2006年12月 3日 (日) 08時49分
皆様
未だに分からないのですが、この事件、死因は放射線ですか、それとも化学的な毒性ですか?? テレビなどの報道では、「毒性の高い」としか言わないもので。
TOXNETなどで調べても、化学的毒性のデータは無いので、放射線による死亡だと思ってはいるのですが。
投稿 C先生 | 2006年12月 3日 (日) 19時31分
常識的に考えて放射線以外にありえないでしょう。上記推測からおそらく
単位重量あたりの放射線量は(アルファ線ですので内部被爆のみが問題)
ウランの100億倍程度になる事は間違いないです。という事は純粋なウラン
10kgと同じものが1μg、あるいはウラン10g分が1ナノg、から
放射される事になり、ウラン10gの放射線が僅か1ナノgという極めて
小さい線源からどこかに集中的に放射される事をイメージすればその
破壊力がいかにすごいかわかると思います。通過していく内臓は片っ端
から電子レンジでチンされた位の勢いで破壊されていくとしか思えません。
化学毒性ではボツリヌストキシンの致死量1ナノgなどという横綱
がいますが、Poが複雑なたんぱく質毒などを生成して毒性を
発揮するというのはどうもイメージし難いですね。元素単独の毒性では
砒素だろうが鉛だろうがタリウムだろうがμgオーダーでは全然何とも
ないはずだし。
投稿 元素マニア | 2006年12月 3日 (日) 23時09分