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2006年11月23日 (木)

11月23日: タイ流、足るを知る経済

 タイの首相に任命された元陸軍司令官のスラユット氏は、「GDPよりも人々の幸福に力点を置く。われわれは『足るを知る経済』を目指す」。
 海外の金融機関からは、タイ政府に対し、その真意の問い合わせが相次いだ。「足るを知る」の意味が分からなかったから。
 タイ外務省によると「足るを知る経済」の考え方は、極端に偏らないことを良しとする仏教の「中道」の教えに沿ったもの。プミポン国王が誕生日などに時折行うスピーチで口にするたび、政府首脳らがその時々の経済・社会情勢に合わせた解釈をして、政策に反映させる。
 国王がこの思想を公の場で語ったのは、都市と農村の貧富の差が拡大していた74年だった。次いで注目を集めたのが、97年の通貨危機。「もっとも重要なことは自力で生きることで虎(アジア経済のリーダー)になることではない」と語った。
 新政権の副首相に就任したプリディヤトーン氏は、「足るを知る」を「環境にも配慮した持続可能な経済発展を目指すこと」と解釈。

C先生:英語では、「足るを知る」の意味をSufficiencyと訳したようだ。この話題は、明治大学教授の北野大先生の得意なところ。「小欲知足」な人の方が、「強欲不知足」な人よりも、結果的に満足した幸福な人生を送る。安倍首相にも、このぐらいの哲学性が欲しいところ。

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