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2006年12月29日 (金)

12月29日: 白身魚はナイルパーチ

 レストランなどでフライ、ソテー用として用いられる白身魚は、アフリカ・ビクトリア湖で漁獲されたナイルパーチなるスズキに似た魚。ただし、体長は2m。

 日本の輸入量は約2500トン。99年には9000トンあったのだが、このところの価格高騰で減る傾向。

 淡水湖では面積が世界第二位のビクトリア湖に外来種ナイルパーチが食用の目的で放流されたのは、1950年代以降。生物多様性の宝庫だった「ダーウィンの箱庭」と呼ばれたこの湖の在来種はほぼ絶滅。

 最近、「ダーウィンの悪夢」という映画ができた。80年代に青年海外協力隊員としてケニアに滞在し、ビクトリア湖の水産業を調査した秋本さん(横須賀学院高校教諭)は、「ナイルパーチを諸悪の根源のように描いている点では偏りがあるが、アフリカの貧困の悪循環を考えるには良い教材」。

C先生:水産業は、なかなか良い商売である。ビクトリア湖のナイルパーチは、したがって良い産業にはなった。生物多様性というものの価値を、経済的な価値に換算できる社会的仕組みが無いと、生物多様性は犠牲になる。「生態系サービス」という人間中心の考え方が主流である現状を根本から変える専門家は居ないのだろうか。

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