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2006年12月 2日 (土)

12月2日: 小学校英語、九九のように基礎体得を

 朝日新聞 私の視点 フォスター敬子

 英語より日本語には基本的に賛成だが、日本人のイングリッシュデバイドで、「持たざる側」に子ども達を置くことは避けたい。
 英語の壁は、国内にも立ちはだかっている。幸運な子どもは、高い費用を払って英語の特訓を受けるか、海外在住経験を通じてバイリンガルになるなどして、雇用機会や給料そのたで優位に立てる。英語習得は個人の意思とともに、経済力に大きく左右されている。
 このようなデバイドを無くすためにも、小学校高学年での英語教育の導入は画期的であり歓迎したい。
 しかし方法論が問題。会話重視が、従来の文法詰め込み方式を否定することは賛同できる。だが、なぜそれが会話に振れるのか。日本には会話信仰が浸透しているようだが、そもそもきちんとした会話は、文章の作り方がわかってこそのもの。子どもが「オー・マイ・ゴッド」と繰る返せても駄目。
 小学校5.6年の貴重な2年間は、系統だった英語の基礎学習にあてるべきである。それは、つまり「英語は主語から始める」という特性をいくつかの基本動詞を使って体得させることに尽きる。
 体得とは、九九を覚えるがごとく、繰り返して自然に身につけることである。基本さえできていれば、中学以降、そのうえに知識を積み上げる時間は十分にある。英語を効率的に教え、時間を浮かせて国語を充実させることも可能。

C先生:英語を文法から学んだ人間にとっては、ここで提案されている方法がどういう方法なのか、理解しがたい。何を九九と同じように体得させるのか。それをマスターすると、なぜデバイドの反対側に行けるほどの効果があるのか。
 どうせ、高校までの英語教育では、英語を習得できるわけもないので、小学校から始めたところで、何も変わらないと思う。むしろ、英語(外国語)の必要性を自覚させるために、国際性を身に付けさせることの方が重要なのではないか。そうなれば、英語を身につけようとする人の割合が増えるだろう。
 個人的なアイディアは、しばしば述べているように、小学校で様々なアジアなどの言語を教えること。といっても、ちょっと触る程度。自分の名前が書けるようになればそれで終わり。タイ語、ヒンディー語、アラビア語、アラビア語、韓国語、ロシア語などの多様性を体感させること。
 英語で勝負をさせたいのなら、大学院段階で外国に行かせればよい。そんなことを言うのも、最近、大学の先生達の会話や英語での発表が格段に旨くなっているから。50歳以上60歳台の教授でも確実に進歩している。大学の先生が進歩するのは、もともと英語が書けるからで、要するに、しゃべることなどは、必要に迫られれば、どうにでもなる。
 ところが、どうしても難しいのがヒアリング。米国人の英語は、論理的に話してくれれば分かるが、それ以外の国の英語がいまだに問題。米国人でも、CNNなどでのスポーツ選手のインタビューは分からない。
 小学校でどうしても英語を始めなければいけないのなら、様々な英語の音を捉える耳を訓練することか。

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コメント

小学校での英語教育は、
・まず英語になじむ
・良く使われる単語を覚える
・良く使われる常套句(定番挨拶とか、標識等に良く使われる文とか)を覚える
程度が良いのではないでしょうか。

文法とか暗記とか、いかにも「お勉強」だと最初から苦手意識を抱いてしまう子供が少なくないと思います。
子供向けの英語教室などは、大抵英語のゲームや歌を使ってこういった方法を採っているようです。

義務教育での英語は、とりあえず単語を並べるだけでもある程度自分の意思を英語で伝えられることと、空港や街中の標識等が読める程度の読解力があれば良いんじゃないかと思います。

投稿: B-51 | 2006年12月 4日 (月) 14時54分

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