« 12月29日: コンゴでカバ食べられ絶滅危機 | トップページ | 12月31日: 輸入食品の残留農薬違反 »

2006年12月30日 (土)

12月30日: キヤノンSED量産工場白紙

 次世代薄型テレビのSEDの量産工場を、約2000億円投じて兵庫県に新設する計画を白紙に戻すことで、共同開発する東芝と最終調整に入った。1月に発表する。

 関連技術を持つ米社との特許訴訟が難航しているため。

 キヤノンと東芝は、99年に共同開発を始め、SED社を設立。パネル量産工場を東芝姫路工場内に建てると発表していた。

 キヤノンを訴えたのは、関連技術のライセンス契約を同社と結ぶ米ナノテク会社「ナノ・プロプラアイアタリー」。SED社がキヤノンの子会社どうかを巡り、05年に米国で提訴。和解交渉が難航しており、キヤノンは新工場をいったん断念する。

 SED社にライセンスを移せるかどうか、そして、東芝がパネルをSED社から調達する際に、別途、特許権使用料を米社に支払うかどうか、といった争い。

C先生:液晶、プラズマを超える本命という考え方もあるSEDであるが、量産が難しい、という以外にも、こんな困難さがあるとは。製品価格にしたとき、一体、いくらぐらいが特許使用料なのだろうか。

|

« 12月29日: コンゴでカバ食べられ絶滅危機 | トップページ | 12月31日: 輸入食品の残留農薬違反 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 12月30日: キヤノンSED量産工場白紙:

« 12月29日: コンゴでカバ食べられ絶滅危機 | トップページ | 12月31日: 輸入食品の残留農薬違反 »