2月18日: HP、石油最後の一バレル
ピーター・ターツァキアン著の本の内容を巡っての議論。まあ、全体的には正しいと思う記述が多い。ピークオイルというものがいつ起きるか、この議論があるが、実は、何をもってピークオイルと言うか、それが難しい。個人的には、軽質スイート原油を算出する油田が、もう開発しつくされたとするのなら、ピークオイルは、もう過ぎているはずなのだ。しかし、重質油から算出されるガソリンというものも、入手が可能になり、ガソリンの供給量が増えるのならば、まだ本当の意味でのピークオイルとは言えない。
ピークオイルとは、軽質・重質を問わず、石油起源のガソリン、ナフサ、灯油、軽油の合計供給量が減ることだ、と個人的には考えている次第。
天然ガスからのGTL、エタノールなどの供給がピークオイル後に、不足分を補うのだろう。しかし、価格はかなり高くなっているのではないだろうか。
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コメント
安井至さま、いつもblog記事参照させていただいています。
記事内容と直接関係ありませんが、ココログのサイト内検索について。私も当初ココログを使っていましたが、ココログには他のblogに標準で付いているいくつかの機能がありません。特にサイト内検索がないので使いにくくです。自分で書いた過去の記事を検索するときも、サイト内検索は欠かせません。すぐれたjavascriptがありますので、お勧めします。また検索窓のないココログに、一時的に検索窓を作るbookmarkletもあります。
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投稿: oryza | 2007年2月22日 (木) 15時46分