4月29日:HPアップしました。メディア報道に関する2冊の本
今、ノルウェーのベルゲンにおります。今回の話題は、ここに持ってきた2冊の本。
本文には記述しませんでしたが、先日、ある機会があって、元メディア関係の方々の前で、例のリスク表を説明しました。ところが、質問の時間になっても、会場はシーンと静まり返っており、反応は全く否定的でした。
直感的に、メディアの考えるリスクは、最近、リスク関係の講演では毎回紹介し、かつ、今回ご紹介した小島氏の本にもあるように、
リスク=ハザード × 社会的不正義・不公正
であって、そこに、曝露の項は無いことを再確認しました。
小島氏も、曝露項があるのは、専門家の考えるリスクだ、としています。
専門家のリスク= ハザード × 曝露
この2冊の本は、本当にお奨めですが、まあ、ベストセラーにはならないでしょうね。なぜならば、大新聞が自分に都合の悪い本を、書評欄で取り上げる可能性が無いからです。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (1)
最近のコメント