5月31日:東京都ぜんそく対策へ、国60億円拠出
東京都のぜんそく患者らが国や都、自動車メーカー7社を訴えた東京大気汚染公害訴訟をめぐり、安倍首相は首相官邸で石原都知事と合い、国の公害健康被害の予防事業のための基金510億円を取り崩し、60億円を都に拠出する方針を伝えた。
環境省は、拠出に反対していた。
C先生:ぜんそくと交通大気汚染の因果関係が100%ではないとの立場が環境省の立場。ぜんそくは大気汚染以前からある病気なのだから、当然。水俣病の患者認定についても、難しい問題がある。一方、アスベストと中皮腫の因果関係では、70%ぐらいは確実だと考えられるので、フリーライダーが出ても30%ということで、環境省も納得したようだ。
ということは、ぜんそく、水俣病については、フリーライダーがもっと多い出てくるということを意味するのだろう。
因果関係が薄くても患者は気の毒なのだから救済すべきだ、という考え方と、特定の疾病のみ救済されるのは問題だ(例えば、交通公害で肺がんになっているという主張などをどうするのだ)、という考え方があり得る。これらのバランスをどこで取るかなのだが、とても真の解決はありそうもない。
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コメント
ぜんそく患者はなぜ日本以外の国に行かないのか?自動車公害だと言うなら、1回も車に乗った事は無いんだろうな?自動車の公害が無い北にでも行けば・・・ なにも日本にこだわる必要はないだろ? もしおたく達みたいな考えが全ての都民が持ってたら、大変な事になるぐらい解かるだろ? 体の弱いのを国のせいにするな
投稿: 平野 | 2007年7月 2日 (月) 19時07分
なるほど、それも意見の一つですね。
平野さんはご自身が車に轢かれても、車を避ける瞬発力と注意力のない自分が悪いのであって車の運転手のせいにはしない、更に言えば車のある日本に入る自分が悪い。という理論をもつ人という理解でよろしいでしょうか?
投稿: z | 2007年7月 4日 (水) 09時38分
安い挑発にありきたりな反応をしてみたけれど思ったとおりの反応は返ってくるだろうか?
それはともかく公害というものに対する考え方は、冷静な言葉で効いてみたいのは本心。
投稿: z | 2007年7月 4日 (水) 09時48分