8月19日:HP更新しました。京都議定書への対応を再考する
日本の政治の流れを見ていると、政治家は誰もそんなことを考えていないようだが、来年から京都議定書の約束期間が始まってしまう。そして、5年間での排出量が、公約したマイナス6%に到達しないと、これは、ある程度のインパクトがあるだろう。
しかし、小泉元首相がまったく無関心だったこともあって、社会システムの変革を伴うような対策は、一切打たれていない。それどころか、議論もされていない。これで本当のよいのだろうか。
ということで、夏休みの宿題全部を半日でやるにはどうするか、といった無理難題に等しいのだが、いまさら京都議定書対応を考えてみました。
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コメント
(1)自販機の消費電力が結構なものと効いたことがありますが、先生の考慮に入らないのでしょうか。
(2)充電池の話がありましたが、私の使っているサンヨーのNiH充電池は、充電しても放電が激しいためか1週間程度で使えなくなっています。掲示板等をみると、容量の大きいものでそのような傾向があるようです。エネループはそのようなことがないようですが。
投稿 くるっくー | 2007年8月19日 (日) 19時27分
感想を書きました。TB先がないのでコメント欄でご報告。
投稿 tera | 2007年8月19日 (日) 22時32分
太陽電池とチリウ社のハイブリッドソーラー(温水+床暖房)を併用していますが、夏は11時前にお湯取りが終わってしまい熱が使いきれません。効率だけ考えるなら、太陽熱温水器はお湯の需要が大きくかつ季節変動の少ない事業所に限定して、それ以外は太陽電池+エコキュートを勧めるべきだと思っています。経済的には不利ですが。太陽電池は留守でも役に立つ点が魅力です。
これもチリウのシステムを使ってわかったことですが、給湯の中では、お風呂を沸かすのがかなり大きいです。銭湯の奨励…これは難しいですか。
コンビニも、全廃までしなくても、深夜は都市で1km四方に1件、その他は10km四方に1件くらいに制限できればだいぶ違ってきそうですね。原単位のいちばんいい1社だけ深夜営業を認めるとか。
昼休みの帰宅は、帰っても誰もいない(その人のためにエアコンをつける)ような家が多いと逆効果になってしまいそうです。
窓面積は大きい方が、冬のエネルギーゲインが大きいのでよいと思います。ただしペアガラスは必須ですね。
捨てるのをもったいないという人は多いですが、ためこんで腐らせたり、消費するのに四苦八苦しているケースが見られます。「ムダは買う時点で発生している」という観念がもっと広まるとよいと思います。
>古いけどまだ動く製品を捨てると、やはりもったいない、却って環境負荷が増える、と誤解している人が多いかららしいですよ。特に、環境意識の高い人には、そういう人が多いとか。
環境意識の高い人は、意識が高いというよりは、もともと節約型のライフスタイルで、それがたまたま環境にマッチしているだけ、ということを最近悟りつつあります。だから、この話のようにちょっと発想の転換の必要なことにはついて行けない。意識が高い人も低い人も、ライフスタイルは簡単には変えられないのです。ライフスタイルで解決できるかどうかは「環境にいいならタバコだって吸う」覚悟ができるかどうかです。
以上、五月雨コメント失礼しました。
投稿 ととちお | 2007年8月20日 (月) 00時20分
Hf蛍光灯、もっともっと普及してほしいです。
仕事場の蛍光灯は全てHf蛍光灯なのですが、蛍光管の価格が高過ぎです。従来の40W直管がHf32W直管に相当しますが、数倍の値段差です。
そろそろ交換時期なので価格を調べているのですが溜息が出ます。
もっともっと普及すれば、量産効果で安くなると思うのですが。
投稿 taruma | 2007年8月20日 (月) 11時11分
自家用車による排出増、耳が痛いです。
今年の帰省、東京-山口間約900kmを自家用車で往復しました。
新幹線の方がずっと省エネであることは百も承知ですが、家族4人なら新幹線費用≫高速代+燃料費ですし、帰省先の交通の便を考えると、どうしても自家用車という選択肢は捨て難いです。
燃料費が今の3倍ぐらいになれば上の不等式が逆転しそうなので、環境税はやはり検討すべきかなと思います。ただ、その分収入が増えないと、帰省費用が捻出できなくなる・・・
投稿 Blatanda | 2007年8月20日 (月) 13時03分
結局、銭勘定にするのが一番。
家庭用家電にしても、主婦の口コミが一番。
「冷蔵庫を買い換えたら、電気代が¥x,xxx/月安くなった。」
と聞けば、誰でも考えますよ。(我が家もそれで10年物を買い換えた。)
問題は大型テレビ。
省エネからは絶対に逆行する。
でも、地デジ対応のほとんどが消費電力の大きな大型テレビ。
ブラウン管テレビからの買い換えは、廃棄物問題だけではなさそう。
投稿 環蛙” | 2007年8月20日 (月) 15時24分
我が家も考えられる省エネはすべてやって、家族4人で年間排出2.4トンまで来ました。ここまできてようやく家電の買い換えようという気分になりますね。
洗濯乾燥機(5年)と冷蔵庫(10年)を省エネ型にして、年間排出400kg削減を目指します。この出費が30万円。エアコン(20万円)はあまり使わないようにしているので、電力消費量も少なく、その後ですね。家は借家なので、今のところ改築できません。排出削減量に比べて出費が大きいのは、ご愛嬌で済まされるでしょうか。
投稿 健 | 2007年8月21日 (火) 06時29分
>排出量削減に比べて出費が大きいのは、ご愛敬で済まされるでしょうか。
初期の出費が大きくても、使用段階で取り戻せるのなら良いわけですね。
製品の製造段階と使用段階での総排出量と総費用は概ね比例するように思います。経済的な節約が排出量削減にも繋がるのではないでしょうか。
もちろん、ハンドメイド製品などでは、人件費のため高価格になるということはありますが、一般の工業製品ではあまり関係ないと思います。
ところが総出費がもし増えているのなら、環境ビジネスに乗せられてはいないかと疑う必要があると思います。
環境問題とは、人間の経済活動を控えて省エネしなさいという警告だと思います。ところが一部の環境ビジネスは環境をネタにして経済(出費)拡大をしている面もあるように感じます。
そういえば、京都議定書以降の枠組として、単位生産量に要するエネルギー効率のようなものを、日本は提案しました。でも地球環境問題とは総量規制の話だったはず。効率が良くなっても、生産量を増やせば総排出量は増えますが、それでも良いのでしょうか。結局、環境ビジネスも日本政府も生産を増やして経済を拡大したいように見えます。
投稿 zorori | 2007年8月21日 (火) 19時38分
冷蔵庫(12万円)と洗濯乾燥機(14万円)を買い替えて、26万円の出費。節約できる電気代は、せいぜい年間2万5千円。いわゆる生活の便利さ、生活レベルは変わらない。電気代で元をとるのに11年かかる。
それでも買い換えましょうと政府は言う。
しかし買い換えようというモチベーションがわかないのです。家電を11年保証してくれるのならばよいですが、5年もたてば、もっと省エネの製品が出るでしょう。もっと買い換えろということか。
実際に消費電力を測ってみればわかるが、企業の買い換え宣伝ほど家電製品の使用頻度は高くないので、買い替えによる省エネ効果も買い換えて得をするほど大きくないことに、フツーの人も気付いているのでは。
投稿 健 | 2007年8月22日 (水) 06時32分
家庭からの排出量が問題のようですが、本当に深刻な問題なら個人の努力に頼るのではなく、資源やエネルギーの生産調整をすれば確実に効果があります。エネルギー供給事業者に供給量の規制をかければ、下流の家庭での排出量は減らざるを得ないわけです。
もちろん、こんな戦時下の経済統制か戦後の食糧配給制みたいなことは非現実的な極論でしょう。
でも、メディアの論調は人類存亡にかかわる緊急事態であり、戦時下における一国の危機以上の地球の危機であるという雰囲気です。本当にそうならばエネルギー統制だって必要かもしれません。でもそんなことはしないわけです。
CO2削減がどのくらい緊急の課題なのかよく分からなくなります。アナウンスと実際にしていることがあまりに乖離しています。
投稿 zorori | 2007年8月22日 (水) 08時15分
>冷蔵庫(12万円)と洗濯乾燥機(14万円)を買い替えて、26万円の出費。節約できる電気代は、せいぜい年間2万5千円。いわゆる生活の便利さ、生活レベルは変わらない。電気代で元をとるのに11年かかる。
これは、手持ちの従来品が使えるのに廃棄して、省エネ型に買い替える場合の計算ですね。このようなもったいない行為では、回収期間が耐用年数を超えるのは当然でしょう。割引率(金利)を考慮すれば回収期間はさらに長くなります。
通常は、手持ちの従来品が寿命に達した時に、従来型と省エネ型のどちらに買い替えるかという選択の問題かと思います。この場合は両者の初期価格差を回収できれば良いので回収期間はずっと短くなります。もっとも、普通の家電ならほとんどが、省エネ型でしょうけど。
>それでも買い換えましょうと政府は言う。
自動車のグリーン税制はまさに新車買い替え促進税ですね。優遇は最初の車検期間ぐらいしかありませんから。私には環境の名の付いた消費拡大、景気刺激策に見えるんですね。物は大事に長く使うのが良いのではないでしょうか。
投稿 zorori | 2007年8月22日 (水) 12時50分
>通常は、手持ちの従来品が寿命に達した時に、従来型と省エネ型のどちらに買い替えるかという選択の問題かと思います。
それではなかなかCO2は削減できません。2012年2050年には間に合いません。うちの家電は、10年使ってもまだまだ元気です。「従来品の寿命」も、日ごろ掃除をして、壊れたら修理をすれば、部品のある限り、まだまだ伸びるのではないでしょうか。
>もっとも、普通の家電ならほとんどが、省エネ型でしょうけど。
ところがそうでもなくて、例えば洗濯乾燥機では、割高な省エネ型とお手頃な従来型が併売されています。エアコンもそうです。
>物は大事に長く使うのが良いのではないでしょうか。
それだけではなかなかエネルギー消費量やCO2排出量は減らないようです。
景気刺激策のいやらしさが透けて見えてしまうので、買い換えに踏み込めないのかもしれません。つまり買い換えると得するように見えて、政府や企業の口車に乗せられて損してしまうのでは、自分一人が消費をして馬鹿を見るのでは、という「不信感」が根底にあるのではないでしょうか。その辺の「誤解」を解く必要があります。
投稿 健 | 2007年8月22日 (水) 13時39分
大学の先生は浮世離れしている、とよく言いますが、
こうした提案を見ると、それがよくわかります。
毎日、日々生きることで汲々としている人からみれば
営業時間を短くしろ、なんていうのは、オレ様論理。
利益出すのに必死で、結果としての営業時間延長なんですから。
スーパーもそう。競争激しくて、
従業員だって、そんな遅い時間までなんかやりたくはない
でも、深夜1時まで駅直結スーパーが開いていれば
周囲もそれに影響されざるを得ない。
温暖化温暖化って、うるさいね。
要は、エネルギー問題でしょ。
詭弁を弄するな、と。
海面あがるぞ、異常気象起こるぞと脅かしまくって
結局、エネルギー問題の推進役をさせたいだけ。
国連大学は当然、冷房なんてなし、でやっているんですよね。
投稿 jack | 2007年8月22日 (水) 15時30分
>それではなかなかCO2は削減できません。
いや、使用段階での排出量を減らすために、使えるものを廃棄したり、製品製造を増やすような無駄をすれば、トータルでは排出量が増えるのではと言っているのです。製造や廃棄処分でもCO2 は排出されますのでお忘れなくということです。
消費者が製造や廃棄処分の排出量を算出するのは困難ですが、価格や費用がその目安になるのではと言う意見です。
投稿 zorori | 2007年8月22日 (水) 20時25分
製造や廃棄でもせいぜいCO2は100kgオーダーのようですね。1,2年で買い換えるというのは、現実的ではないですから、省エネ性能からくるCO2削減効果と見比べれば、例えば6年経った洗濯乾燥機や10年経った冷蔵庫、エアコンは、製造廃棄を含めたCO2排出量だけを目安にすれば、環境にやさしいようです。
問題はやっぱり価格だと思いますよ。CO2排出量を減らすのですから、何らかの精神的後押しが必要です。省エネ製品が買い換えを推奨しながらなぜ割高なのか、政府やメーカーは説明が必要です。
投稿 健 | 2007年8月23日 (木) 10時55分
結局のところ、エネルギー単価が人件費や他の材料費に比較して安すぎるのが最大の問題なのでしょうね。
温暖化を防止するためには、まず原油の価格をもっと上げる(≒大本での炭素税導入)事が肝心でしょう。
そうして、「消費者が製造や廃棄処分の排出量を算出するのは困難ですが、価格や費用がその目安になるのでは」という目安が妥当な判断として使えるようにするのが政府の仕事ではないかと。
そうすれば、自然と各人の暮らしも産業界の動向も、LCA的にバランスの良い線に自然と収まってくるはずです。
ただ、結果的にただの増税で収入が変わらないのでは辛いものがありますので、代わりに所得税減税や消費税増税の取りやめ、福祉の充実などやっていくべきでしょうね。
こういった部分をバランスよくやってくれれば、政府への不信感も大分軽減するのでしょうが…
まあ、結局は政治が変わらないと、社会全体を変えるのは難しく、社会が変わらないと政治も変わらないという、悪循環があるんですよね。
その辺が難しいところですね。
投稿 b-51 | 2007年8月23日 (木) 13時35分
>省エネ性能からくるCO2削減効果と見比べれば、例えば6年経った洗濯乾燥機や10年経った冷蔵庫、エアコンは、製造廃棄を含めたCO2排出量だけを目安にすれば、環境にやさしいようです。
日本語がおかしいですね。
例えば6年経った洗濯乾燥機や10年経った冷蔵庫、エアコンを買い換えるのは、環境にやさしい
と訂正します。
買い換えによって、また自分のライフスタイルが変わったり、今まで省エネをやっていても、もう一度エネルギー効率を見直したり、使用頻度を変化させたり、いろいろ気付くこともありそうですから、変化を楽しむという点では、有意義でしょうね。政府に期待しすぎず甘えず、自分で自分を動かして、買い換えたいと思います。
まだ動く中古家電をオークションで売る、というのはLCA的には良いことなんでしょうか?
投稿 健 | 2007年8月23日 (木) 14時19分
>製造や廃棄処分でもCO2 は排出されますのでお忘れなくということです。
>例えば6年経った洗濯乾燥機や10年経った冷蔵庫、エアコンを買い換えるのは、環境にやさしい
やっかいなのは地球温暖化だけが環境問題でないってことです。廃棄すれば当然ごみになりますし、製造時だってごみは出ます。埋立地の不足は、環境問題というよりも社会問題ですが、決して無視できないでしょう。買い換えるとCO2は減るが、ごみが増えるというトレードオフをどう考えるかです。本当に環境にやさしいのでしょうか。
LCA的に言えば、環境影響をいかに統合化するか、ということですが、極めて難しい問題ですね。
洗濯乾燥機はそもそも個々の家で買い換えずにコインランドリで済ますのが、最終的にはごみも出ないし、CO2も減るのかもしれません。
>まだ動く中古家電をオークションで売る、というのはLCA的には良いことなんでしょうか?
LCCO2的に考えるならば…
買った人がその中古家電と同程度のスペックで、その中古家電よりも効率の悪い機器を使っていれば良いことでしょうね。例えば、今使っているかなり古い洗濯機が壊れたから、中古で同程度の容量の洗濯機を買うとか…。もちろん、中古なので多少効率が下がっている可能性もあります。
そうではなくて、今までその家電を使っていなかった人がその中古家電を買うとか、今までよりもスペックの高いものに買い買えるとかいうことになると微妙ですね。例えば、15インチの古いブラウン管テレビを使っていてまだ動くが、32インチの中古の液晶テレビを買うとか…。
でも、オークションの条件にそれを書くのも微妙ですがね(苦笑)。
投稿 mr.k | 2007年8月23日 (木) 15時02分
「長く使った方が環境に良いというのは誤解」と一律には言えないのではないでしょうか。比較期間のとり方で結果は変わってきます。簡単な検討をしてみます。
製品耐用年数:T 年、
従来品と省エネ品の製造廃棄排出量をA・T kg、B・T kg、
使用時排出量をa kg/年、b kg/年、
とすると。
従来品をT年、その後省エネ品に買い替えT 年、都合2T年使用する場合の年平均排出量は、
(AT+BT+aT+bT)/2T=(A+B+a+b)/2
従来品を途中のT・x年で省エネ品に買い替え、T年、都合(1+x)T年使用する場合の年平均排出量は、
(AT+BT+aTx+bT)/(1+x)T=(A+B+ax+b)/(1+x)
以上より、買い替えた方が排出量が少なくなる条件は、
(A+B-a+b)x>(A+B-a+b)
よって、A+B>a-b なら、x>1 なので、条件を満たさず、買い替えない方が良い。
A+B つまり、買い替え時期xに関係無く、A+B と a-b の関係で決まります。
家電のデータを持ち合わせていないので、建築の値(グリーン庁舎基準及び同解説:公共建築協会 のP98の例より)を代入してみます。なお、平米当たりの値ですので、単位は、kg/(年・㎡) です。
T=65年、A=16.11、a=61.45 、B=15.4、 b=50.35
A+B=31>a-b=12 ですので建て替えない方が良いという結果です。
家電では、建築に比べて利用時の排出量が大きそうですので、結果は違うかもしれません。
以上の検討では、買い替え後の省エネ品利用1周期まで比較期間に含めましたが、この部分は両者に違いはありません。そこで、違いのある従来品の使用期間での比較をすれば、Aが0のみで同等、それ以外は途中で買い替えない方が良いとなります。これは、Aを平均する期間が短い方が、平均排出量が大きくなるという当たり前のことですが。
さて、これ以外にもいろんな比較方法があると思いますが、どれが妥当なんでしょうか?
京都議定書の約束年だけの排出量を減らせば良いという短期的視点なら、その年までにはぜひとも買い替えて欲しいことになります。ですが、地球環境問題として長い期間で延べてみれば、新製品発売時点と買い替え時期のズレなど大した問題ではないと思います。ズレは累積されるわけではないからです。むしろ、新製品が出ればすぐに買い替えるということを繰り返し、何代にも渡り製品の使用期間を短くすれば、排出量も増えると思いますが。
投稿 zorori | 2007年8月24日 (金) 12時18分
製造廃棄時は、A kg、B kgでしょうね。他にもいろいろ間違いがありそうです。
製造廃棄時に300kg排出(推定)。
年間1000kWh消費する洗濯乾燥機を600kWh消費のタイプに買い替えると、年間400kWhつまり120kgのCO2を減らすことができるわけですから、3年以上使う場合(ほとんどの場合そうでしょうが)は、買い換えたほうが、CO2排出は少ない。
年間500kWh消費(1日約1回洗濯乾燥)するならば、5年以上でCO2が少ない。
こんな感じです。
むしろ来年もっと省エネタイプが出るかどうかが注目でしょうね。ヒートポンプに組み合わす省エネ機能はもうないかな。
投稿 健 | 2007年8月24日 (金) 13時35分
結局のところ、今の段階はまだ環境「ブーム」でしかないと思うんですよね。それこそ10年100年といった視点が必要なことを、この数年では近視眼的な見方が中心になっているのだと思います。
家電で言えば、利用時の電力が大きいエアコンや利用時間の長い冷蔵庫・照明なんかは、買い換えによる削減効果も高いでしょう。しかし洗濯機などは「大事に使う」方が良いとか、そういった判定が個人で出来るかどうかがキモではないかと思います。
zororiさんも書いてらっしゃいますが、今となっては京都議定書に関しては「ごめんなさい」した方が、将来のためにはいいのかもしれませんね。政府がどう結論を出すのかは気になるところです。
投稿 Tama | 2007年8月24日 (金) 16時11分
>製造廃棄時は、A kg、B kgでしょうね。
分かりにくくて申し訳ありませんが、数式を簡単にするために、製造廃棄時排出量(kg)を耐用期間T(年)で除したものを、A(kg/年)、B(kg/年)としています。
>製造廃棄時に300kg排出(推定)。
年間1000kWh消費する洗濯乾燥機を600kWh消費のタイプに買い替えると、年間400kWhつまり120kgのCO2を減らすことができるわけですから、3年以上使う場合(ほとんどの場合そうでしょうが)は、買い換えたほうが、CO2排出は少ない。
年間500kWh消費(1日約1回洗濯乾燥)するならば、5年以上でCO2が少ない。
えーとですね、例えば耐用年数を6年とすれば、旧タイプを3年使用した時点で新タイプに買い替えるとその後の3年間で製造廃棄時の300kgを取り戻せるという計算ですね。ところが、この計算によると、旧タイプ5年間使用時点だと、取り戻し期間は1年しかなくて、買い替えない方が良いことになります。また、0年時点では丸々6年の取り戻し期間があり、旧タイプをまったく使わずに廃棄する方が良いとなってしまいます。常識的な感覚とは逆ですよね。こういう変なことになるのは、比較期間を6年に固定したからです。製造廃棄の300kgは途中買い替えの方でまるまる多いわけではなく、耐用年使用の場合でも時期が遅れて生じるのですが、それが考慮されないこと、また買い替えない場合はちょうど寿命が尽きてきりが良いのですが、買い替えた場合は耐用期間の途中でまだ使えることが無視されているからです。
そこで、耐用期間途中で買い替えない場合は旧6年+新6年の12年間、途中買い替えの場合は旧6x年+新6年の6(1+x)年で比較したのが前のコメントのやり方です。期間が違いますので、年当たりの排出量で比較したわけです。
上の例では、A+B=300/6×2=100 kg/年
(耐用期間使用) AaaaaaaABbbbbbbB
(途中買い替え) AaaaABbbbbbbB
それから、前のコメントの最後に述べたことの繰り返しですが、今までの話は新タイプが発売されるのは1回だけとした比較です。耐用年数で買い替えても、途中で買い替えても、その時期が多少違うだけで、その後はまったく同じになので、別に大差はありません。
しかし、耐用期間より短い周期で新、新新タイプが次々に発売されるとすると、その都度買い替えるのは考えものです。
例えば、上の例で3年毎に新タイプが発売され、使用時排出量が6割減(300→ 180 →108→ 65)となっても、
耐用期間毎買い替えの総排出量は、300×6+108×6+300×2=3048kg、
発売毎買い替えなら、300×3+180×3+108×3+65×3+300×4=3145kg、
買い替え回数は減らした方が、良いとなります。
(耐用期間使用) AaaaaaaaaACccccccccccC
(発売毎買い替) AaaaABbbbBCcccCDdddD
投稿 zorori | 2007年8月24日 (金) 18時56分
続きです。長くて済みません。
家電は有限の期間使用して終わりではなく、買い替えながら継続していくものです。排出量もある程度の期間の累積が問題になります。したがって、将来に渡る買い替えパターン(周期)を決めなければ、排出量の比較は出来ません。そのパターンの中の適当な部分のみ抜き出して比較すれば変なことになります。ある時点で買い替えるべきかと問われても、それだけの情報では判断できません。
とはいえ、普通の消費者がそんな買い替えパターンを想定することなど非現実的です。ですが、使えるうちは使い、寿命が来たら、その時点の最新の省エネタイプに買い替えておけば、最善とは言えないまでも大きな間違いはないと思います。
投稿 zorori | 2007年8月24日 (金) 19時57分
二つ前のコメントに抜けがありましたので、訂正します。
誤:上の例では、A+B=300/6×2=100 kg/年
正:上の例では、A+B=300/6×2=100 kg/年 < a-b=300-180=120kg/年 ですので、旧タイプの使用期間が0年でも5年でも、年当たり排出量は買い替えた方が少なくなります。
投稿 zorori | 2007年8月25日 (土) 07時59分
たびたびですみません、さらに前のコメント(4つ前)にも抜けがありましたので、訂正します。
誤:A+B つまり、買い替え時期xに関係無く、A+B と a-b の関係で決まります。
正:A+B < a-b ならば、x<1 ですので買い替えた方が良い。 つまり、買い替え時期xに関係無く、A+B と a-b の関係で決まります
投稿 zorori | 2007年8月25日 (土) 08時19分
資源単価もバランスが良くないと。
うちの工場は十年前にコジェネ棟を建てて電力供給に当てていましたが、ここ数年は稼働率が下がっています。
なぜかというと建設時は天然ガスによるコジェネ発電の方が安かったのですが、最近はガス高騰により電力を買った方が安くなってしまったからです。
電気代が上がれば稼働率が上がりますが、今は雷の多い夏場の停電対策といった形です。
投稿 フミ | 2007年8月25日 (土) 12時29分
製造廃棄時のCO2は定数ですから、時間の関数ではありません。
耐用時間は、実際はまあ15年か20年くらいでしょうか。変数です。未来のことですから。部品があって、修理してくれるまでですから。
1回しか買い換えないという前提も変ですし、新型の省エネ性能も買い換えの度に変数になり、ライフスタイルも毎年変わりますから、排出量も毎年変わるはずです。
買い換えでCO2が増えるのか減るのかは、もっと簡単な式になると思いますよ。前に書いたように、現在のところ私の場合は、CO2排出量の観点からは、3年以上使うならば、買い換えてよい、という結論です。
投稿 健 | 2007年8月27日 (月) 08時56分
>健さん
zororiさんとのやりとりに割り込ませてもらいます。
例えば、耐用年数10年として、30年の期間を想定します。
その間、A・B・C三つの製品を使うとしましょう。
A>Bでは劇的に使用時の環境負荷が軽減しています。
でもB>Cは技術的なブレークスルーは無く、余り使用時の負荷は減っていません。
製造・廃棄の環境負荷はみな一緒だとしましょう。
耐用年数以前での買い替えは無いとした場合、
Aを10年、Bを10年、Cを10年
使いますね。
Bが発売されたときAの使用期間が5年だとして、そのとき買い換えたとすると
Aを5年、Bを10年、Cを10年、さらにC(そのとき新製品Dが出ていればD)を5年
という感じになります。
これを見ると、買い替えをした場合はしない場合より、この期間内での製造・廃棄回数が1回多くなります。
この1回多くなった製造・廃棄負荷と、5年間のA-B使用負荷の差との大小で、どちらが環境負荷が高いかということになりますね。
ただし、この想定のままだと、集計機関を25年とすれば製造・廃棄回数は変わらなくなりますから、買い替えの方が負荷小になります。
その辺はまあ、明確な区切りの出来るものではないですし、耐用年数きっちりで壊れるわけでもないので、実際には非常に流動的で、どちらが良いかと言うのは一概に議論できるものではないということになりますね。
実際には、電球のように製造・廃棄負荷が余り高くなく、蛍光灯電球・通常電球で使用時負荷が大きく異なるものだと、おそらく寿命前でも換えた方が負荷は小さいことは容易に想像できますが、洗濯機/乾燥機、冷蔵庫、エアコンなどだと微妙だと思います。
そういう意味で、zororiさんは「使えるうちは使い、寿命が来たら、その時点の最新の省エネタイプに買い替えておけば、最善とは言えないまでも大きな間違いはない」と仰っているのだと思います。
私もこの点はzororiさんの意見に賛成です。
逆に「安直に使用時負荷が低いなら耐久家電もどんどん買い換えるべき」としてしまうよりは、最適解に近いと思いますしね。
#もちろん、実際には故障していない/修理可能だとしても、想定耐用年数付近に達しているなら買い換えても良いと思いますけどね
#特に冷蔵庫なんかは壊れてから買い換えるのでは何かと問題もありますし
投稿 B-51 | 2007年8月27日 (月) 14時21分
なんだか不自然な想定をしているように感じます。家電は毎年モデルチェンジをしています。省エネ性能も年々改善されています。5年後と10年後では、同じ機種は存在しません。
現実に存在する機種の性能を基に考えないと、おかしな結論になりかねません。zororiさんやB-51さんは、もし家電が30年使えるならば、30年間買い換えないほうが、買い換えるよりもCO2が少ないという結論でしょうか?
投稿 健 | 2007年8月27日 (月) 14時36分
朝日新聞(8/25)にタイムリーな記事が…
http://www.asahi.com/life/update/0825/TKY200708250157.html
問題は省エネがどこまで進むか、ですが…
よく10年でエアコンのエネルギー消費量が40%削減した、とありますが、これは今後10年でも40%削減することを意味していません。
例としてダイキンの家庭用エアコンのCOPの推移を見ると、
1991年 2.92
1997年 4.07
1999年 5.20
2001年 5.89
2003年 5.90
2005年 6.02
と、次第に飽和状態かと思います。
つまり、10年前のものを買い換えるのは意味はあるが、3年前のものを買い換えることに意味があるか、というと極めて疑問です。しかも、すでに飽和していますので、今年買ったトップランナーのエアコンを5年後に買い換える必要があるのか、についても大いに疑問があります。
投稿 mr.k | 2007年8月27日 (月) 15時11分
一概にそうとも言えなくて、運転時間、使用頻度など条件によって異なります。
我が家の場合は、夏場の冷房の消費電力せいぜい8月に50kWh。年間でもせいぜい90kWh消費。夏の昼間や冬はつけませんから。そうすると1997年から2007年に買い換えても年間せいぜい30kWhの節電。CO2排出10kg削減。いっぽう製造廃棄で200kg排出されるとすると、償却するのに20年かかります。
もともとエコ生活をしていると、買い替えなくてもエコ、というのは間違いないようです。
1997年の機種で年間600kWh消費だと、200kWh節電ですから、60kg排出削減。これなら4年以上使えばエコ、となります。買い換えて5年以上先の次のイノベーションを待つ、でよいのではないでしょうか。
投稿 健 | 2007年8月27日 (月) 16時08分
皆さんのように深く考えていませんでしたが、結果的に、冷蔵庫は15年で「主婦の口コミ」に刺激されて交換しました。
洗濯機は故障したため、19年で買い換えました。
いずれも、その時に最も省エネタイプと言われている物を購入しました。
実感として、電気代は確実に減っています。
(エアコンを我慢しているのかな?)
次の課題は、mr.kさんご指摘の、11年物のエアコン2台です。
近いうちに(シーズンオフの安売りで)考えようと思います。
投稿 環蛙” | 2007年8月27日 (月) 18時00分
> 省エネ性能も年々改善されています
mr.kさんも指摘しておられますように、年々同じ割合でよくなるなんて事はありません。
エアコンだと、マイコン制御>インバータ制御>直流インバータなど、技術的な飛躍ポイントでは大きく消費電力が改善しますが、こういったものが無い時は、コンプレッサーの効率改善とか程度なので、大きな進歩はしません。
衣類(洗濯)乾燥機なら、ヒートポンプ採用で大きく効率は改善するでしょうが、その後はエアコン同様でしょう。
冷蔵庫はエアコンと同様+保温改善ですが、真空保温まで行くとそれ以上はそう簡単には行かないでしょう。
あと、ある機器の消費電力が例えば100wだとして、それを50%改善すると50w減ります。
同じ改善率を翌年も行えたとして、今度は25wしか減りません。
さらに翌年は12.5wです。
このように、同じ省エネ率で改善できたとしても、実際に減る電力量はどんどん小さくなってきます。
こういった要因がありますので、先の想定ではA>Bは使用時の負荷が大きく改善していて、B>Cでは余り変わらないとしました。
実際にはAとB、そしてCの間にも、その途中経過となるモデルが存在するわけですので、最初の想定と次の想定で言うBは同じものではないことになりますが、余り複雑にすると話が混乱するので。
あと、10年という期間は冷蔵庫なんかではそれほど長すぎるということはないでしょう。
おそらく、今売っている冷蔵庫と10年後の冷蔵庫の年間消費電力量は大きく違わないと思います。(10年前と今では結構違うでしょうが)
> もし家電が30年使えるならば、30年間買い換えないほうが、買い換えるよりもCO2が少ないという結論でしょうか?
これに対しては「この1回多くなった製造・廃棄負荷と、5年間のA-B使用負荷の差との大小で、どちらが環境負荷が高いかということになりますね」ってことです。
実際には、想定使用時間、想定運転状況、消費電力の改善量、製造時・廃棄時の環境負荷、その製品の消費電力改善は今年と来年ではどれだけ改善されそうか、新モデルの耐用年数がどの程度かなどをトータルで考えないと判断は出来ません。
健さんのように、([今使っている製品の使用時環境負荷]-[その時点での最新モデルの使用時環境負荷])*[予想使用時間] > [製造・廃棄時の環境負荷] なら買い替えと言うのは安直過ぎるのです。
例えば、もし来年のモデルが今年のモデルより大幅に使用時環境負荷を低減してきたとしたら、あと1年旧モデルを使って来年買い換えた方が良かったということは直感的に理解できますよね?
エアコンや冷蔵庫などだと、メーカの言う年間消費電力量どおりになるかどうかは使用スタイル次第(冷蔵庫でも扉の開閉回数なんかでいくらでも変わります)ですので参考程度にしかなりませんし、そもそも年間消費電力量なんてものが想定されてすらいない家電製品は沢山あります。
また、新しいモデルの方が耐用年数が短くなっているという可能性も物によっては有りうるわけです。(TVなんかは実際にブラウン管より薄型TVの方が耐用年数短いですね)
こういった変動要素が余りにも多いので、素人が簡単に判断出来るような代物ではないということです。
いろいろ算定して買い換えるかどうか判断するのは無理なのですから、よほど古いものでもない限り壊れるまで使うという単純化の方が、製造・廃棄の回数はトータルで少なく出来るわけですから、そのほうが無難ではないかというのが、私の(おそらくzororiさんも)の意見です。
※もちろん、C先生などのLCAの専門家がこういった変動パラメータを予測してある程度「買い換えた方が効果的だろう」と予測しているものはこの限りではありません。
そういった専門家の想定が無いものとか、自分の使用スタイルが普通とはかけ離れているような場合には、単純化するなら「壊れるまで使っておけ」ってことです。
投稿 B-51 | 2007年8月27日 (月) 22時12分
連続ですいません。
補足です。
>もし家電が30年使えるならば
「もし」と書いておられるところに恐縮ですがが、上の方でも30年という数字を出しておられますので、寿命の考え方についてちょっと補足しておきます。
大規模な修理はそれ自体がそれなりの環境負荷ですので(物にもよりますが、最近の家電を30年持たせるにはかなり大規模な修理が数回は発生するでしょう)私は軽微な修理程度までしか考慮していません。
大規模な修理が必要な故障ならば、その時点が「寿命」だと考えます。
そう考えると、最近の大物家電製品の寿命は大体10年ってところではないでしょうか。
投稿 B-51 | 2007年8月27日 (月) 22時22分
そうすると毎年、未来のモデルの省エネ性能を予測して、買い替えするかどうか決めなければならないということでしょうか?
それでは、いつ買い換えればよいか、判断付かない、
故障しない限りは買い換えないのが、一番環境に良い、
というのがB-51さんzororiさんの結論ということでよろしいでしょうか。
家電には、想定耐用年数というのがあるのですか?
私は単に、修理できるかできないか、交換部品があるかないか、だけが問題かと思っていました。
投稿 健 | 2007年8月28日 (火) 09時46分
> それでは、いつ買い換えればよいか、判断付かない
上でも書いたように、ある程度予想することもできるでしょうが、素人には難しい製品の方が大半でしょう。
> 故障しない限りは買い換えないのが、一番環境に良い、
ベストなのではなく、ベターな選択ではないかということです。
もちろん、専門家などがある程度予測をつけて「xx年前のxxは買い換えた方が良いだろう」って情報があれば買い換えるのも良いと思いますよ。
そういった情報が無い場合は、素人が簡単に予測できるような代物ではないので、安易に買い換えず壊れるまで待ってからその時点で環境負荷の低いものを選ぶようにすれば良いのではないでしょうか、ということです。
これが私の結論ですね。
> 家電には、想定耐用年数というのがあるのですか?
家電に限らず、工業製品というのは設計時に耐用年数を想定して設計します。
それによって、部品の選定などを行います。
消耗部品以外は、基本的にその設計寿命まではあまり壊れないように選定します。
こういった設計上の耐用年数は普通表には出てきませんし、JISなんかの規格で決まっているわけでもありませんし、製品によっても千差万別なのでこれまた素人には手が出しづらい部分ですね。
とはいえ、国産自動車なんかの多くは10年10万キロとか、冷蔵庫やエアコンも概ね10年くらいってのが一般的に(ユーザの経験上)考えられている耐用年数ではないでしょうかね。
壊れた製品を修理すべきか、買い換えるべきかは修理の内容やそれによる延命期待値、その時点での新製品の性能などによってまた変わってくるでしょう。
> は単に、修理できるかできないか、交換部品があるかないか、だけが問題かと思っていました。
これは言葉の定義の問題ですね。
私の感覚では、耐用年数というと大規模な修理が必要な故障が起きるまでって感じです。
なお、税務上は減価償却の期間として耐用年数が製品の種別ごとに決められていますね。
投稿 b-51 | 2007年8月28日 (火) 14時08分
なるほど、エコプレミアムなんてまっぴらごめん、ってとこでしょうか。
投稿 健 | 2007年8月28日 (火) 14時43分
内容的には今までの繰り返しになりますが、疑問、質問にお答えします。
>製造廃棄時のCO2は定数ですから、時間の関数ではありません。
その通りですが、ひょっとして「製造廃棄時排出量 A・T」という表記を見て、時間の関数と勘違いされているのでは?Aを製造廃棄時排出量をTで割ったものと定義したので、製造廃棄時排出量はA・Tになっただけです。なんなら、Aを製造廃棄時排出量と定義し直しても構いません。その場合は、元の式「A+B < a-b」が「A/T+B/T < a-b」となるだけです。あるいは「A+B < a・T-b・T」でも良いです。
>1回しか買い換えないという前提も変ですし、新型の省エネ性能も買い換えの度に変数になり、ライフスタイルも毎年変わりますから、排出量も毎年変わるはずです。
それこそ私が言いたいことです。将来のライフスタイルを想定しなければ将来の排出量も分からないし、比較も出来ないということです。でもそれは結構難しいと思うのです。健さんの判断方法も一つの想定に基づいているのですが、それは次の1.のようなことだと私は思います。
1.従来品の耐用期間内のみでの比較、その期間以外の違いは無視。
従来品(A)を耐用年数6年使う場合と、従来品(A)を3年その後新型(B)を3年使う場合の比較です。
1.1.従来品(A)を6年使用の総排出量
300+300×6=2100kg
AaaaaaaA......
1.2.従来品(A)3年、新型(B)3年使用の総排出量
300+300×3+300+180×3=2040kg
AaaABbbB.....
この1.2.では、新型(B)を3年しか使わず廃棄しても成り立つ(しなくても良いですが)比較だということです。買い替えに厳しい比較です。仮に従来品(A)を5年使用した時点での判断なら、新型(B)の評価期間は1年しかなくて買い替えない方が良いという判断になってしまいます。本当に1年で廃棄してしまえばそういうことになるのですが、実際にはそんなことはしないでしょう。単に買い替え時期が1年早くなっただけで、(B)はまだ使用するのが普通でしょう。それを考慮したのが、次の2.です。
2.最初の買い替えが3年ずれ、以降は同じパターンの比較。
2.1.従来品(A)6年、新型(B)6年使用の年当たり排出量
(300+300×6+300+180×6)/12=290kg/年
AaaaaaaABbbbbbbB....
2.2.従来品(A)3年、新型(B)6年使用の年当たり排出量
(300+300×3+300+180×6)/9=287kg/年
AaaABbbbbbbB....
この比較なら、従来品(A)5年、新型(B)6年使用でも2.1.より少なくなります。
別に1.の方法が間違っているわけでは有りませんが、従来品(A)の残存耐用年数しか新型(B)を使わないという条件だということです。このような厳しい条件でも買い替えすべきとなるのなら、もちろん買い替えて良いです。ただし、3年後に3年使って元が取れたからまた買い替えるべきだとはならないのは当然でしょう。その時点でまた判断すべきです。「新型を3年以上使うのなら買い替えるべきだ」という言い方は、「買い替え後3年でさらに買い替えるべきだ」と誤解されかねないのが気になります。
>zororiさんやB-51さんは、もし家電が30年使えるならば、30年間買い換えないほうが、買い換えるよりもCO2が少ないという結論でしょうか?
30年ともなると、安全性という別の問題が出てきます。古い扇風機の発火事故もあるようですし。仮に安全性に問題が無いとすれば、その30年間の技術革新の想定次第で結論は異なりますが、現実的にはそのような遠い将来の予想は相当信頼性が低いものになるのではないでしょうか。ただ、他の方もおっしゃっていますが、消費電力の改善が行われれば行われるほどその影響は小さくなりますから、買い替えの効果は将来ほど少なくなるだろうという予想はあります。
>それでは、いつ買い換えればよいか、判断付かない、
故障しない限りは買い換えないのが、一番環境に良い、
というのがB-51さんzororiさんの結論ということでよろしいでしょうか。
私は概ねそういう考えです。今まで述べた比較法も所詮、不確実な将来予想に基づくものです。まだ使えるのに買い替えるというのは、将来に回収することを見込んだ早期投資のようなものです。見込みに自信が無ければ、あわてて投資しない方が安全だと思います。例えば、使用中の(A)がそろそろ耐用年数に近づいてきたので、上記のような比較を行い、1年ほど早めに新型(B)に買い替えたとします。ところが想定外にも、1年後に最新型(C)が発売されました。だったら、(A)をもう一年使用して(C)に買い替えた方が良かったなんてね。でも後の祭りなので、買い替えてしまった(B)を1年でさらに(C)買い替えるべきかどうかは
、その時点でまた判断しなければならないわけです。
もちろん、自信のある人の買い替えを否定するものではありません。
投稿 zorori | 2007年8月28日 (火) 19時40分
だからまた無理な想定をしている。
最初に書いたとおり、もう6年洗濯乾燥機を使っているわけです。それを買い換えるかどうか、買い換えていいんじゃないか、というのが最初なんですよ。3年で買い替えるなんて誰も言ってないじゃないですか。
つまりzororiの主張が正しいとすると、家電の新型が毎年出る限りは、買い替えできないっていう結論ですね。ということは、家庭でのCO2排出削減は、なかなか難しいということでしょうね。
投稿 健 | 2007年8月28日 (火) 20時08分
> なるほど、エコプレミアムなんてまっぴらごめん、ってとこでしょうか
できないことを無理してやるよりは、最適解でなくても無難な道を選ぶべきだということです。
そして、素人に難しいこういった予測を立てるのはLCAの専門かな訳です。
そういった専門化の意見があれば、それを基にして買い変えるか使い続けるかの判断を素人でもできるでしょう。
zororiさんも仰っているように、買い替えってのは投資みたいなもんでしょう。
株式投資なんかだって、自分が投資先企業やその業界のことをよく調べて、財務状況の見方などを良く勉強していれば、自分で妥当な予測も立てられますが、そうでない場合は専門家の投資判断を参考にしますよね。
そういった勉強も情報収集もせずに、エイヤで投資していたのでは博打みたいなものです。
それら両方が使えないなら、投資はせずに銀行に入れておいたほうが無難です。
もちろん専門家だって予測を外すことは少なくないというのは、投資でも買い替え判断でも同じことです。
投資と違って、予測が外れても自分自身に直接的な被害はないですけどね。
なお、(これまたzororiさんが既に仰っていますが)素人であっても自分の予測に自信があるのなら、買い換えてみても良いと思います。
それを広く一般に求めるのは難しいだろうという意見ですので。
投稿 b-51 | 2007年8月28日 (火) 20時08分
すみません、誤記訂正です。
そして、素人に難しいこういった予測を立てるのはLCAの専門家な訳です。
そういった専門家の意見があれば、それを基にして買い変えるか使い続けるかの判断を素人でもできるでしょう。
#専門か/専門化 > 専門家
投稿 b-51 | 2007年8月28日 (火) 20時11分
今回、b-51さんやzororiさんと健さんの主張にはどちらもなるほどと思い、真剣に考えてませんでしたが、一つだけ言いたいこととして、買い替えしない=「エコプレミアムなんてまっぴらごめん」と結びつけるのは少々短絡的ではないかと思います。
検討しても結果の精度が上がらないような事であるなら、そこは割り切って、検討に費やす時間を他の調査なり勉強なりにまわしてそれ以上の排出削減をするのだ、ともしも言い切れるのなら、それはそれで一つの戦略です。あるいは6年なら6年、8年なら8年と決めてしまうのもいいかも知れません。でも長期的には、”どこか1つに決めるなら”「使えなくなるまで」が正解でしょうね。
とはいえ、mr.kさんの出されたCOPのようなデータを参考に、技術革新がどんどん進んでいると感じたら、検討にさほど時間をかけずにエイヤで買い換えてしまうのがベストという気がします。誰にでも勧められる方法ではないですが、ある程度の環境意識を持っている人ならそれで大きな間違いはないでしょう。
そう考えると、ハイブリッド車も旧式のをいつまでも乗っているのは考え直した方がいいのでしょうね…
投稿 ととちお | 2007年8月29日 (水) 00時19分
すみません。zorori「さん」が抜けていました。訂正します。
いろいろ考えてみると、とにかく思考停止にならないほうがよい、ということはわかりました。今すぐ買い換えようとあわてず、しかしいつまでもこのままでいいと決めつけず、いつでも買い換えできる準備をしながら、ベターな選択を毎年考える、 これが大事かもしれませんね。
じゃあ買い換えずにどうやってCO2排出量を10%減らすのか、50%減らすのか、それも大事な観点ですね。買い換えしないのがエコなのだ、じゃあ減りませんよね。家電の買い換えっていうのはやっぱり投資じゃなくて、消費だと思いますよ。買い換えても消費買い替えなくても消費です。
ハイブリッドカーに関しては、まだ発売されて10年、私も所有してまだ7年目ですから、製品寿命はまだまだこれからですよ。しかし新型と比べても燃費にほとんど差がないのです。調子もいいです。
次のイノベーションには、もう少し時間が必要のようです。しかし今ハイブリッドカーに乗っていない人は、やっぱり乗り換えたほうがいいと思いますよ。これは大きなイノベーションですから。
投稿 健 | 2007年8月29日 (水) 09時39分
健さんはハイブリッドやバイオ燃料の議論を見ていても、とにかく可能性の有りそうな手段は取って見るという方針なのですよね。
それが悪いとは言いませんが、「よく考えて考慮した結果現状維持の方がベター」だと考えてそのような選択をすることを頭から否定するのはどうかと思いますよ。
これが火事場であるのなら、そんな悠長に判断などしていられるものでもないので、とにかく可能性のある手段に突き進むしかないでしょうが、温暖化問題はそこまで緊急の問題ではないと私は考えています。
もちろん、重大な問題であるのは事実ですし、すぐに出来ることをやらないと手遅れになる可能性があることは理解していますよ。
でも、1年や2年の遅れなら、充分検討された安全策を採る方が、さほど検討されていない策に猛進するよりも、結果的に危険性は少ないのではないかということです。
>ハイブリッドカーについて
健さんやC先生には、四季を通じての満タン法での平均燃費を是非報告していただけると、買い替え検討の役に立つと思うのですが。
燃費計の数字や、ごく限られた行程・季節のデータでは余り参考になりませんので。
正確な数字は難しいでしょうが、給油のたびに大雑把な燃費は大体計算すると思うので(私だけかな?)それを記憶の範囲で平均化してもらえれば良いと思います。
#もちろん正確な数字を記録しているならその方が良いのは当然ですが
投稿 B-51 | 2007年8月29日 (水) 11時29分
ととちおさんは,目標を達成するために必要な「思考の柔軟性」と「論理性」を話題にされたのですね.
投稿 傍観者 | 2007年8月29日 (水) 11時47分
ハイブリッド車の燃費は常に表示されていますので(プリウスもそうですよね?),みんなそれを睨みながら運転しています。
で,初代シビックハイブリッドですが,購入後5年半,総走行距離25,000キロ,通算燃費は17.4キロ/リットルです。1日10キロ程度の短距離がメインですが,高速道路を使うような時は22キロ/リットルくらいになります。エアコンを使うと1~2キロ落ちます。一番燃費がいいのは時速50キロくらいの定速走行で,信号が少ないと27キロくらいまで行きます。
17.4というのはかなり悪い数字で,シビックユーザーのブログなどを見ると20キロを超えている人がほとんどだったように記憶しています。
投稿 ととちお | 2007年8月29日 (水) 12時36分
>ハイブリッドカーについて
聞いておいて申し訳ないのですが、いろいろ探してみると通常の使用形態でプリウス(新型)は16~20km/lくらいのようですね。
平均して18km/lとし、比較対象が10km/l程度※の実用燃費とすると、年間1万キロ走行として、CO2排出量の差は約1トンですね。
プリウスの製造廃棄CO2排出量は大体6トンくらいのようですので、この想定で健さん式の単純計算をすると6年乗らないと元が取れないって事になりますね。
まあ、健さんが以前述べておられた中古車としての寿命がありますので、家電(も場合によっては中古で売れますがそうでない場合が多いでしょうから)と違って買い替え=旧製品の廃棄とはなりませんから、車に関してはこの単純計算で近似してもいいかもしれませんね。
※C先生の過去の記事などでは、比較対象車は8km/lなどとなっていますがこれはいささか燃費悪すぎだとおもいます。
最近の車は直噴&リーンバーンなどの技術発展もあって、プリウス程度の搭載能力のセダンなら実用燃費で10km/lは走ると思います。
ちなみに、私はいろいろな理由から5ナンバーの1BOXに乗っていますが(月3~400km程度しか乗っていませんが)普通の使用条件で年間平均9km/l程度です。(直噴1BOXなので高速で遠出しても、街中で乗ってもさほど燃費は変わりませんね)
若い頃は2Lターボのスポーツカーに乗っていた頃がありますが、その時は都内でのラッシュ時間帯移動で5km/l、高速をつかって遠出すると12km/l程度でした。
比較対象10km/lはこれらの経験からの算定です。
投稿 B-51 | 2007年8月29日 (水) 12時57分
>ととちおさん
ご報告ありがとうございます。
#上の投稿はととちおさんの投稿を見る前に書いてしまいました
ハイブリッドの燃費をブログなどに出している人は、大抵「燃費追求に力を入れている人」が多いので、その辺を鑑みる必要があるのですよね。
プリウスに関してはそういった部分を考慮して、極力「普通の乗り方」をしている人の報告からピックアップしてみました。
おそらく、シビックハイブリッドもととちおさんの乗り方が普通の乗り方なのではないでしょうかね。
#という訳で平均18km/lはそこそこ妥当な数字だと思っています
ちなみに、普通のガソリン車でも燃費計を付けるとそれだけで燃費が1割くらいは良くなる場合が多いそうです。
これは、(似非)省燃費グッズの数字マジックとしても使われる手ですね。
投稿 B-51 | 2007年8月29日 (水) 13時07分
私の11型プリウスの燃費は、ブログやホームページに記録しています。どうぞ退屈な時に見てやってください。。
ただ年間約4000kmと短距離がメインで走行距離は少ないので、平均値よりは低くなっていると思います。通算燃費で17km/l台だと思います。たぶん新型でも同じ走行条件で18km/l位になると思います。
一般的な実燃費の数値は、e-nenpiも参考になると思います。新型で19km/l台だと思います。
さて、私は温暖化が緊急の問題であると考えています。見つけた問題は、解決を先延ばしにしないことも重要であることも感じています。問題は放っておくと大きくなりますから。温暖化という、すぐに解ける問題を放って、ことが大きくなるのを待っているように感じています。また1年後5年後10年後に、また同じような話題で、皆さんの意見を聞きたいところです。
たとえば、家電も車も買い換えず、ライフスタイルも変えず、生活水準を維持し、便利さ快適さのレベルアップを維持しながら、どうやったら2012年までに、CO2を14%減らせるのか、秘策があるのでしょうか。「
2050年までに半減」ではなくて、何年までに、14%減らすのかを議論したほうがよいと思います。今のところ、2012年から2050年まで40年間問題の先送りをしただけです。計算よりも速いスピードで、温暖化現象は進行しています。
投稿 健 | 2007年8月29日 (水) 13時18分
>健さん
e燃費のデータは私も参考にしましたが、このデータ車種別の平均値なんかが無い(携帯だと見れるのかな?)ので、そこが問題です。
ランキング上位のほうは、「省燃費運転を行っている人」「燃費に有利な条件で走れる人」の記録になってしまうので、なかなか実際に即した値はわかりません。
ととちおさんの報告にもあるように、ハイブリッドといっても日本で普通に使った場合は18km/l程度が(現状では)妥当な線なのではないでしょうかね。
> たとえば、家電も車も買い換えず、ライフスタイルも変えず、生活水準を維持し、便利さ快適さのレベルアップを維持しながら
私の意見としては、個人で出来る範囲では、出来る範囲でライフスタイルを見直し、ある程度の不便は我慢するのが妥当な線だと思っています。
例えば、自家用車通勤からバス/電車に切り替える、エアコンの設定温度を上げる、扇風機を併用する、家族が極力一つの部屋に集中する、風呂は短時間で済ませるといった、さほど難しくないことだけでも皆が行えばそれなりの効果はあるでしょう。
こういった、副作用がほとんどない対策なら、個人が深く考えずにやっても逆効果と言うことにはなりません。
投資に置き換えるなら、たんす預金を銀行に預けるくらいなものです。
逆にLCA判断が必要なもの(ハイブリッドを選ぶか通常動力にするかとか)や、古い機器を省エネタイプに買い換えるべきかどうか、などは高度な情報収集や予測が必要になってくるので、やはり中立的な専門家の意見を参考にすべきでしょう。
メーカーの謳い文句だけで飛びつくのは、かえって状況を悪化させることになりかねませんからね。
ちなみに、こういった情報はまだまだ不足していると思います。
プリウスのLCAについてちょっと調べても、C先生の記事とメーカーのデータくらいしか、素人が簡単に理解できそうな記事はないといった有様です。
こういう部分は政府にもっとがんばって欲しいですね。
箱物事業に公金投入するよりもよっぽど「環境立国」に繋がるでしょう。
投稿 B-51 | 2007年8月29日 (水) 15時01分
>最初に書いたとおり、もう6年洗濯乾燥機を使っているわけです。それを買い換えるかどうか、買い換えていいんじゃないか、というのが最初なんですよ。3年で買い替えるなんて誰も言ってないじゃないですか。
そうでした、失礼しました。洗濯乾燥機6年なら、そろそろ買い替え時期かもしれません。それならば、別に排出量比較の計算などしなくても買い替えて良いのではないでしょうか。
今思い当たったのですが、話がかみ合わないのは、「まだ、使えるうち」の意味の受け取り方の違いに原因があるような気がしてきました。私は、メーカーなどが想定している耐用年数内という意味で使っていますが、健さんは耐用年数を超えていても、実際に使える状態と考えていらっしゃるのではないでしょうか?日常用語としては私の言葉遣いは不正確だったと思います。
ただ、排出量比較計算には耐用年数を使うしかありません。耐用年数からは残存年数も想定できます。しかし、耐用年数を超えて実際に壊れるまでの年数は実際上想定できません。あえて想定すれば0年と言うことになります。昔の家電は結構長持ちしましたが、最近の家電は、本当に耐用年数付近で壊れるようですし。
それで、わざわざ排出量比較をしてまで買い替えを検討するのは、まだ残存耐用年数を残して買い替えるような一見もったいないことをする根拠が必要だからでしょう。一方、耐用年数を超えていれば何時買い替えてもよいですし、後何年使えるかも予測困難ですから、計算自体があまり意味がありません。健さんの計算で「3年以上使うならば買い替えて良い」という場合、新製品を3年以上使うのは普通当たり前であって本質的なことではないと思います。本質は現在使用中の従来品が3年もつかと言うことでしょう。さもなければ、新製品の製造廃棄時排出量を従来品と新型の使用時排出量の差によって、3年で回収できるという計算が成り立ちませんから。
でも、上述のように耐用年数を超えて何年もつかは想定困難です。可動部の多い洗濯機類は6年も使えば壊れてもおかしくありません。
いろいろ申し上げて、気分を害されたかもしれませんが、計算と言うものは、まず、モデル化なり、想定があるわけです。それが現実の良い近似である必要があります。さもなければ、数字遊びに過ぎなくなります。
投稿 zorori | 2007年8月29日 (水) 21時07分
くどいのですが、補足します。
>だからまた無理な想定をしている。
健さんは、洗濯乾燥機をすでに6年使用されていますし、買い替えた後も3年しか使用しないようなことは考えていらっしゃません。つまり、過去の行動も将来の想定も現実的なものであり、買い替えと言う判断も妥当なものだと私は思います。
ところが、健さんの計算は違います。計算では、従来品のこれまでの使用年数は直接関係しませんし(間接的には関係しますが)、従来品のこれからの使用可能期間内で新製品の製造廃棄時排出量を丸々チャラにするという非常に厳しい非現実的な条件になっています。つまり健さんの「想定」と「計算」はあっていないのです。
これまでの使用年数が間接的に関係するというのは、耐用年数から使用年数を引いた残存耐用年数が回収期間になるからです。仮に耐用年数が7年だとすると、回収期間は1年しか無く、3年以下なので買い替えしない方が計算上は良いことになります。でも、新製品を1年しか使わないことなど非現実的ですし、買い替えない場合だって、1年後には買い替える可能性が高いのですから、新製品の製造廃棄時排出量を丸々回収する必要もありません。
健さんの計算に合った状況とは、従来品を買ったばかりで、新製品に買い替えて良いかというような場合でしょう。この場合は新製品の製造廃棄時排出量を丸々回収する必要がありますし、従来品の残存耐用年数と新製品の想定使用期間は一致します。とはいえ、これまた非現実的な状況でしょう。
健さんの計算を解釈すると、「無理な想定」になるのです。
投稿 zorori | 2007年8月30日 (木) 07時00分
どうも誤解されているようです。
>従来品のこれからの使用可能期間内で新製品の製造廃棄時排出量を丸々チャラにする
ここが誤解です。私の場合は、従来品のこれからの使用可能期間を想定していません。新しく購入した製品の製造廃棄時のCO2排出量を、新製品の使用可能範囲内で取り戻せばよいのです。3年で相殺し、4年後から10年か15年間は、CO2を減らす方向に向かいます。製造廃棄時排出量は、運転時の削減量で回収可能な場合があるのです。
家電の耐用年数は、15年くらいだと思いますよ。10年以上は修理可能なのです。新製品が大して変わらなければ、10年目に修理して、あと5年くらいは使えるんじゃないですか。結婚10年ですが、買い換えた家電はまったくありません。わずかに修理はしていますが。耐用年数を縮めているのは、修理するのは面倒だ買い換えちゃえという飽きっぽい人の心と、買い換えを勧める小売店経由の割高な修理代のせいですよ。
製造と廃棄合わせて300kgと想定したのですが、そこも違うようですね。重さ80kgの大体4倍量のCO2と想定しました。リサイクルされている家電もありますし。
私の場合は、これから買おうとする製品の製造廃棄時のCO2排出量を運転時の削減量で相殺して、さらに長期間使い続ければおつりがくる、という考えです。
投稿 健 | 2007年8月30日 (木) 08時42分
>ここが誤解です。私の場合は、従来品のこれからの使用可能期間を想定していません。
本当にそうならば、比較対象を決められないので比較できませんよ。でも、相殺期間が3年ということは、従来品が3年以上は使えるという想定でしょう。
想定していないとおっしゃるのは、計算の意味を明確に考えていない現れと思います。何らかの計算をしていれば、その計算のよってたつ想定はあります。
>新しく購入した製品の製造廃棄時のCO2排出量を、新製品の使用可能範囲内で取り戻せばよいのです。3年で相殺し、4年後から10年か15年間は、CO2を減らす方向に向かいます。
新製品かつ従来品の使用可能範囲内でしか取り戻せません。それは買い替え時期のズレた期間しか差がないからです。
もし、ずれが1年しかなければ、健さんの計算では取り戻せないことになりますが、実はそうではないことは前にも書きました。そもそも、新製品の製造廃棄時排出量を丸々取り戻す必要はありません。健さんの計算は買い替え判断として厳しすぎるますよ。本当なら、買い替えて良い場合も駄目だとなります。
ここで、少し大雑把な長期的見積もりをしてみます。
買い替え周期は同じだけど、その時期がt年ずれている場合を比較します。製造廃棄時排出量はともに同じと仮定します。少し考えれば分かる通り、製造廃棄時排出量は最初に買い替える方が先に多くなりますが、t年遅れて追いつかれますので、長い目でみれば同じになります。一方、利用時排出量は各周期内のt年間の差が生じます。これが累積されていきますが、無限に増えるわけではなく、上限値に収束していきます。グラフを書けば簡単に理解できるように、最初の1周期のt年間の利用時排出量を超えることはありません。それでも、早く買い替えた方が、排出量が少なくなるのは確かです。
といって、新製品が発売されたら買い替えるようなことを繰り返せば、買い替え周期が短くなって最初の前提から外れてしまいます。
では、買い替え周期が異なる場合を比較しますと、製造廃棄時排出量は周期が長い方が少なく、利用時排出量は周期が短い方が少なくなりますから、両者の大小関係で決まります。ただし、使用時排出量の差は徐々に小さくなっていき、長期的には差がなくなってきますが、製造廃棄時排出量の差は変化しません。結局、長期的には、買い替え周期は長くする方が良いと思います。
消費電力の改善が大きい当面の間は、早く買い替えるのが良い場合もあると思いますが、それが習慣化して、メーカーの耐用年数設定に影響するような事態になれば、長期的に好ましくないのではないでしょうか。
投稿 zorori | 2007年8月30日 (木) 20時09分
前提の違う計算をバラバラとされているので、どうも話がかみ合っていないようです。おそらく、健さんは健さん自身のCO2排出量を考えて買い替えが良いかを考えているのに対し、zororiさんが社会全体にとって買い替えがよいかを考えているからでしょう。
社会全体という点では、エアコンについて、LCAとポピュレーションバランスモデル(PBM)を組み合わせ、社会全体としてのエアコン由来のGWPがどのように変化するのかについての分析があります。(足立ほか、2004)
これは、エアコンの社会全体における数の収支をPBMでシミュレーションし、同時にエアコンのLCAを行って、これを組み合わせてエアコン由来のGWPの経年変化を見るものです。
ここに詳しく書き込むのは大変なので、内容は元文献を参考にしていただくとして、結果だけ述べると、
エアコンの寿命を短くする(11年→9年)ことで、性能のよいエアコンが普及するために一時的に社会全体のGWPは減るものの、長期的に見ると解体・廃棄時のGWPの増加によって、エアコンの寿命を長くする(11年→13年)ほうが、やがて社会全体のGWPは少なくなる(2010年時点で10%程度の違い)という結論です。ただし、この結論は、2000年以降に発売されるエアコンの省エネが2000年ベースのままという前提です(2000年までの各年の省エネ向上は考慮してある)。
一方、製品寿命を固定して、効率向上についても感度解析をしていますが、毎年の向上率が3%と仮定したものと2000年レベルのままで推移すると仮定したものとを比較した場合、2010年のGWPで8%の差が生じるという結論になっています。
この研究からわかることは、今出回っている古いものについては買い替えをするとしても、ここ数年に買い替えたものはさほど効率が上がっていないので、あわててすぐに買い替える必要はない、ということでしょう。エアコンについていえば、ここ数年に買ったものであれば、よっぽどの効率上昇がない限りは、10年程度は使うのがよいのかもしれません。
ただし、この結果ですが、これまでの議論(解体・廃棄は使用に比べればたいしたことがない)と大きく違っているのは、解体・廃棄時に冷媒が完全に回収されない点が大きく影響しています。冷媒に使われる代替フロンやノンフロンのGWPが大きいためです。現在は、家電リサイクル法によって回収率が上がっているので、ライフサイクルに占める解体・廃棄時のGWP割合が減り、この結果は変わってくるかもしれません。
実際、省エネ向上率と製品寿命を固定して回収率を振った感度解析の結果からは、省エネや製品寿命など比較にならないくらい、寄与率が高いことがわかっています。エアコンだけで考えれば、現状では買い替え云々よりも冷媒の回収率を100%に近づけることが最も効果的な温暖化対策ということですね。
したがって、以前、中古屋に売るかどうか、という話がありましたが、エアコンは排出責任がうやむやになる中古屋に売らずに、使ったものは責任もって完全に冷媒を回収してもらえるように家電リサイクル法にのっとった廃棄をすることがよいということでしょうか。
この問題を、ブログのコメント欄でやりとりするのは難しそうです。私なぞはグラフなどに視覚されないと頭に入ってこない人なので。どっかのLCA屋さんがやらないかなぁ・・・
<参考>
足立ほか(2004):「環境システム工学-循環型社会のためのライフサイクルアセスメント」東大出版会
投稿 mr.k | 2007年8月31日 (金) 00時44分
私の前のコメントには、思い込みがあったようです。
健さんは、新製品と同じ時期まで従来品が使えると考えていらっしゃったようです。つまり、新製品が10~15年使えるとすると、従来品はプラス6年の11から21年は使えるという想定ではないでしょうか?「3年で相殺し、4年後から10年か15年間は、CO2を減らす方向に向かいます。」という記述からそう読み取れます。
この想定は私には非現実的と思いこんでいたので、はなから排除していましたが、これだと健さんの計算で良いわけです。ただし、もし従来品を13年使った時点なら、どのように判断するのかという疑問があります。この疑問には、「そんな場合は想定していない、従来品にも十分寿命が残っている場合を考えているのだ。そもそも、買い替え判断に悩むのはそう言う場合だろう。」ということかもしれません。
そこで、この想定の妥当性判断の参考になるかならないか分かりませんが、個人的体験談を。最近の家電は設計で想定した耐用年数近くで壊れることが多いようです。洗濯機のような可動部の多い製品は耐用年数が短めで、7年程度だと思います。わが家の先代の洗濯機は7年で壊れました。一方で30年以上使っているコタツもあります。一時期2台のテレビがあったのですが、新しい方が先に壊れました。古い方は20年以上使いました。あくまで感覚的なものにすぎませんが、最近の家電でも平均すると設定耐用年数より長くもつようですが、耐用年数を超えると何時壊れるか保証の限りではないという感じです。
投稿 zorori | 2007年8月31日 (金) 07時39分
私の計算式は単純で、
B/T が、たとえばT>3あるいはT>5のときに成り立つならば、
買い換えてもよい。
てことです。
Aやまだ見ぬ新新製品の省エネ性能cは考慮していません。
Aの分の排出は避けられないからです。
zororiさんの場合は、
A/T+B/T でしたね。さらにまだ見ぬ新新製品の省エネ性能cを考慮して、cがわからないので、買い換えしないほうがよい、という結論です。
具体的数値での計算では、AやBは私の倍の数値、さらにTはかなり短い値を考慮されています。
家電の修理はかなり長い期間できますが、たいていの人は修理をあきらめて新製品を購入します。その方が何か得をしたような錯覚があるからです。車でもそうですね。メーカーのサービスに直接電話をすると、部品がある限り、大歓迎で引き取るなりサービスマンが来るなりして、修理してくれますよ。
「壊れたら終わり」じゃあないです。機械は必ず壊れます。修理しながら長く使おうと考えれば、むしろ壊れるのが楽しみにさえなってきます。実は部品代は100円くらいで、ほとんどが人件費だったりします。
10年で修理、さらに5年使い次に壊れた時は部品がなくなり修理不能、
こんなことを想定しています。
投稿 健 | 2007年8月31日 (金) 08時52分
訂正です。
私の計算式は、
B/T
です。でTを10から15以下を想定しています。
aやbは個人運転状況によってかなり違ってきます。問題は機器の性能ではなくて、実際に運転してその人が排出するCO2排出量です。
Tは使用年数、製造廃棄時のCO2排出量Bは定数だと思います。
zorosiさんの場合は、
A/T+B/T でしたね。Tはかなり短く、AやBが大きいようですね。
投稿 健 | 2007年8月31日 (金) 12時21分
文字が消えてしまうようです。
もう一度訂正
私の計算式は、
B/T<a-b
で
zororiさんのは、
A/T+B/T<a-b
ですね。これでどうかな。
投稿 健 | 2007年8月31日 (金) 12時23分
>zororiさんの場合は、
A/T+B/T でしたね。さらにまだ見ぬ新新製品の省エネ性能cを考慮して、cがわからないので、買い換えしないほうがよい、という結論です。
具体的数値での計算では、AやBは私の倍の数値、さらにTはかなり短い値を考慮されています。
「A/T+B/T < a-b」は一つの例にすぎません。この種の問題が難しいのは、使用期間が有限ではなく、買い替えを繰り返し続いていくことです。しかし、無限の比較は出来ませんので、適当な期間を切り出して比較するのですが、切り出し方次第で結果が変わってくることです。また、将来想定も難しいです。正解は無く考え方次第だと言ってしまえばそれまでですが、出来るだけ、目的に合った選択をすべきだろうと思うわけです。それで、失礼ながら健さんの計算は比較期間が明確でなく、その元になる考え方もよく分からなかったのです。そこで、計算の方から逆にその意味を解釈していろいろ申し上げたわけです。
まだみぬ新製品Cの話は、所詮想定に基づく計算なので、それだけで判断できるわけではないという程度の意味で結論と言うほどのものでは有りません。この辺が投資と似ています。なお、文脈上、投資と消費は対立概念では有りません。消費における投資と言う程度に考えてください。
それから、まだ誤解があるような気がするのですが、「A/T+B/T < a-b」と「B/t < a-b」では、tが小さくなると、後者の方が買い替えに厳しくなります。Tは耐用年数で、tは従来品の残存耐用年数と違います。健さんはt も耐用年数と考えていらっしゃるようですが、それでは従来品は耐用年数を超えて新製品が壊れるまで使えるという想定になります。妥当な想定とは思えないのですが。
また、健さんの示された数値を代入しています。AやBが倍と言うことはありません。Tは健さんが示されて無かったので適当に決めました。6年という短いTでも、買い替えすべきという結果になっていますよ。買い替えすべきでないという結果を出す意図で短いTにしたと思われるのは嫌なので言い訳しときます。
私が言いたかったのは、判定式の提案では有りません。ある時点で買い替えすべきという結果が出たからと言って、将来の買い替え周期まで短くするのは考えものだということです。8月24日18:56のコメントに例を示して述べています。
判定式は大きな傾向を推測するためのもので、現実の判断がこんな単純な式で出来るとは思っていません。現実は複雑なので、LCAの専門家は数値計算による感度分析をするのじゃないでしょうか。
そう、いつの間にか健さんとのやりとりになってしまいましたが、私の8月24日12:18のコメントは元記事のB君の以下の記述が気になったからです。
「古いけどまだ動く製品を捨てると、やはりもったいない、却って環境負荷が増えると、誤解している人が多いかららしいですよ。」
誤解と言いきって良いのかという疑問です。
投稿 zorori | 2007年8月31日 (金) 17時20分
>「古いけどまだ動く製品を捨てると、やはりもったいない、却って環境負荷が増えると、誤解している人が多いかららしいですよ。」
誤解と言いきって良いのかという疑問です。
「常に」もったいない、ということなら誤解と言えるでしょう。
で、あくまで推測ですが、このように考えている人は
大抵「捨てる=もったいない」がしみついていて、いかなるケースでも「常に」使い続けたがるのではないでしょうか。
環境問題でも常識は時代とともに変わります。これを気をつけていないと、かつての公害やらアスベストやら無駄な公共投資やらと同じ過ちを、環境派自らが犯すことになるのです。B君の発言の趣旨はそこにあるのではないでしょうか。
投稿 ととちお | 2007年8月31日 (金) 21時52分
aやbも、機器の持っている省エネ性能だけでなく、使う人の使用頻度使用時間(つまりはエネルギーライフスタイルの変化)によっても変わってきますから、a-bが大きい場合(年間消費電力量の差が大きい場合)は、T(使用年数)が比較的短くても買い換えたほうが、結果的に環境にやさしくなる場合もある、ということでしょうか。
わたしも、家電を15年20年と手入れしながら使う、古いものをいつまでも使っていたい「もったいない派」の一人ですが、どうもそれだけでもいけない場合があるようだ、ということでしょう。
投稿 健 | 2007年9月 1日 (土) 05時57分
話がかみ合わなかった原因をもう少し考えてみました。
私は、健さんの計算が買い替えに厳しすぎる判定式であると言ったつもりだったのですが、健さんは逆に甘すぎる判定式と言われたと受け取られたのではないでしょうか。ここで、ややこしいことに、健さんは回収期間が新製品の耐用年数まで可能と考えていたわけで、それならば確かに私の示した判定式より甘くなります。しかし私は、回収期間は従来品の残存耐用年数までしかないと考えて健さんの式は厳しすぎると考えたのです。
まあ、健さんの計算でも私のものでも、健さんの示された例では買い替えた方が良いとなります。ここまでの話、つまり現時点での買い替え判断だけなら、私は残存耐用年数があっても、買い替えて良いと考えています。
しかしまだ続きがあります。将来に渡って、その時点その時点でのこのような判定を繰り返すと、買い替え周期が短くなって排出量が増える可能性もあります。一つ一つの時点での短期的判断としては正しくても、後から振り返って、全体を見れば正しいとは言えないことがあるということです。
結局、私の意見は買い替えろと言っているのか買い替えるなと言っているのか分かりにくいのですが、現実は簡単に割り切れるものではないと思います。
極端な例ですが、製造廃棄時排出量300kg,耐用年数15年の製品があり、年々消費電力が改善されている状況とします。使用時排出量300kg/年の製品を1年使ったところで、250kg/年の製品が発売されました。私のでも健さんの判定式でも、買い替えるべきとなります。その1年後に200kg/年がでたので、また買い替えました、その後 150,100kg/年のものに買い替え5年経過後に振り返ります。5年間の総排出量は、300+250+200+150+100+300×5=2500kgです。最初の製品を5年使い続けて5年目でそろそろ買い替えたなら、2100kg です。こんなことになるのは、何年間か使い続けて回収するという最初の前提を変えてしまったからです。しかし、その時点時点では、将来の発売予定は消費者には分かりませんし、最良の選択であったはずなのです。
パソコンなどは毎年のように新製品が出ますが、本当は一気に出来る改良を営業戦略上わざと小刻みにしているんじゃないかと疑うことがあります。かつての棒高飛びのブブカが1センチ刻みで世界新更新をして賞金稼ぎをしたように。ちょっと穿ちすぎでした。
投稿 zorori | 2007年9月 1日 (土) 08時30分
>家電の耐用年数は、15年くらいだと思いますよ。10年以上は修理可能なのです。
これはちょっと長く見積もりすぎですね。
ものによりますが、家電の部品在庫は5~10年が多いです。それを越えると「部品がなくて修理出来ない」と言われる可能性が高くなります。15年使おうと思うなら、5年以上は「壊さない」ことが前提になります。
設計としての耐用年数も5年程度で考えられているものが多いはずですね。部品にもよるし、次世代品でも同じ部品が使われることもあるので、壊れ方によっては10年以上修理可能なこともあります。
>パソコンなどは毎年のように新製品が出ますが、本当は一気に出来る改良を営業戦略上わざと小刻みにしているんじゃないかと疑うことがあります。
すでに実行可能な技術をわざと小出しに発表しているわけではないですね。
ただし、計画段階で四半期を基準に小刻みなロードマップを作っているのは確かです。あの業界の開発ペースは他と比べてもかなり早く、裏方の原料屋あたりがかなり泣かされています。たとえばプラスチック屋は短期1年中期3年くらいの計画ペースが普通ですからね。
ところでうちのマツダベリーサは、燃費12~14km/lくらいで走っています。年1万kmくらいの走行ですから、今すぐプリウスに買い換えるべきというほどでもないみたいですね。っていうかあんな大型使い道が無い・・・(独身)。
投稿 Tama | 2007年9月 1日 (土) 20時51分
ちょっと毛色の変わった話題を。
「単三1本で連続通話5時間――“eneloopケータイ”のプロトタイプ登場」
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0708/27/news091.html
個人的に面白いと思ったもので・・・紹介させていただきました。PHSは古い技術ですので、最近のCDMAやWIMAXに比べればリソースは食いますけど逆に言えば枯れ切っているのでこういうことをする余裕があるのだなと思いました。
投稿 marble | 2007年9月 2日 (日) 00時20分
zororiさん
極端な例を上げておられますが、別に極端でも何でもなく、年間節約排出量は50kgで、製造廃棄時に300kgですから、私の計算式では、6年以上は買い換え出来ない計算になります。どうぞ冷静に。
Tamaさん
10年で故障して修理して、あと5年使う、てなことを想定しています。実生活でもそうなっています。今のところ10年以上経過ですが、幸か不幸か、なかなか買い換えの機会はありません。
maebleさん
エネループは大きなイノベーションの一つだと思います。我が家は、ほとんどすべての乾電池をこれにしました。家に40本程度エネループがあって、1年に充電作業は3回、6本くらいですから、1000年以上使える計算になります。我が家にはオーバースペックですね。「ゴミを出さない」というコンセプトに惚れました。
投稿 健 | 2007年9月 3日 (月) 12時46分
>極端な例を上げておられますが、別に極端でも何でもなく、年間節約排出量は50kgで、製造廃棄時に300kgですから、私の計算式では、6年以上は買い換え出来ない計算になります。
まあ、毎年消費電力が改善された新製品が発売されるのは極端な例かなと思ったんですが。
それから、6年は使うと決めたのだから買い替えないというのでは、状況の変化を考慮していないことになりませんか。もう少し説明してみます。
(1) 最初の時点でBが発売され、Aを使い続ける場合とBに買い替える場合の比較をした。その結果、Bを6年以上使うのなら買い替えるべきとなり、買い替えた。
(2) 1年後にCが発売され、Bを使い続ける場合とCに買い替える場合の比較をした。その結果、Cを6年以上使うのなら買い替えるべきとなり、買い替えた。
後から振り返れば、1年後の時点で、AからCに買い替えるのが最良だったわけです。しかし1年後の時点ではすでに、Bに買い替えた後なので、その選択は出来ません。(2)の選択しかできないわけです。これは、最初の時点での将来予測を誤ったというだけのことです。もし、Cの発売が予測できたなら、Aを使い続けたでしょう。
ということで、妥当な将来想定をする必要があるわけです。(1)にしても、近い将来にCの発売がないという想定に基づいた判断になります。そして、1年後の時点で、Cが発売されたのは確実な事実になったのですから、その修正を加えれば(2)の判断になります。さらに、今後も新製品が発売されるかもしれないと将来想定をも変えれば、Bを使い続けるという判断になるかもしれません。
ところが、最初の時点で6年以上使うと決めたからという理由では、すでに状況が変わってしまった過去の想定に固執しているだけではないでしょうか。
ごちゃごちゃと書きましたが、近い将来新製品の発売は無いと予想すれば、買い替えるだろうし、技術革新が急激に進んでいる状況ならば、買い替えはもう少し様子を見るという判断は、普通のことだと思うんですけど。
投稿 zorori | 2007年9月 4日 (火) 17時39分
私の計算式の場合は、cを予想できないと仮定するので、13年後までの排出量が、
300+250×6(6年で相殺し、買い換え)+100×6(残り6年間使い続ける)+900(製造排出3回分)で2400kg
たまたま翌々年に買い換えた場合は、
300+300+200×3(3年で相殺し、買い換え)+100×8(残り8年間使い続ける)+900(製造排出3回分)で2400kg
となってほとんど変わらなくなります。
投稿 健 | 2007年9月 5日 (水) 01時29分
単純な計算間違いです。
翌々年に買い換えの場合は、2900kgになります。
翌年に買い換えの場合は、3300kgですね。
投稿 健 | 2007年9月 5日 (水) 01時35分
5年後に一度だけ買い換えた場合は、
300×5+100×8+600
で2900kg
250を4年使用すると、
300+250×4+100×8+900
で3000kg
問題は、2年後の新新製品や5年後の製品を予測しなければならないということですか。大きなイノベーションがいつ出るのかを予測し、その時に買い換えでしょうか。なかなか難しそうなので、今回の場合は、買い換えないで100kgの機種が出た時点で買い換え、というのが妥当でしょう。
投稿 健 | 2007年9月 5日 (水) 04時44分
>健さん、
細かい計算のやり方は別にして、基本はできるだけ長く使い、大きな性能改善があった場合には耐用年数前でも買い替えるという考え方は同じような気がしますが、どうでしょうか。以下細かい話です。
「Cを予想できない」とありますが、いずれのケースも将来の新製品を想定されていますね。その想定次第で結果は違ってくるので、妥当な想定が大事かと思います。でも健さんのおっしゃる通り、一般消費者には計算できるような想定は困難です。なので現実的には、上記のような大雑把な判断で良いのだと思います。
計算は、その前提(想定)の妥当性次第なので、想定が大雑把ならあまり細かい計算をする意味も無いと思います。
なお、いろんなケースの計算をなさっていますが、1例を除き、13年間で3回買い替えるパターンです。これらは製造廃棄時排出量は同じなので、早く買い替える方が良いのは計算するまでもなく分かります。買い替えを伸ばすというのは、買い替え回数を少なくするのが目的ですから。
投稿 zorori | 2007年9月 5日 (水) 17時48分