4月13日: HP更新。久し振りにダイオキシン。
久し振りにダイオキシンです。特に、何か問題があるという訳ではなく、化学物質と環境円卓会議で最新の状況をレビューしたためです。
先週、横浜で食の安全の話をしてきました。食品添加物なしの食品といったぜいたく品が食べられるのは、日本ぐらいなもの。世界的にも、日本食は生でも食べられるという認識が広がっている。すなわち、日本における健康リスクは、食でも化学物質でも極限まで低くなっている。しかし、「安全になりすぎると、不安が高まる」のでは、と思っている次第。
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コメント
化学物質と環境円卓会議は2001年から開催されているイベントです。その時々の話題や予算の都合でしょうか、最近は開催頻度が少なくなっています。
会議の構成メンバーは、ミニ審議会のように各界から満遍なく選ばれています。傍聴者には永年の常連も居るようです。興味深いのは公開される議事録です。オタクしか読まないと思いますが、お時間のある方は昔の議事録もぜひお読みいただければと思います。話題提供者の科学的な報告に対して、「思い込んだことは直さない」というメンバーの発言が目立ちます。「新データが出ましたね。これなら今までの主張を改めます。」なんてざっくばらんな発言が出れば、本当の円卓会議になるのですがね。今回の議事録が楽しみです。アマデウス
投稿: アマデウス | 2008年4月14日 (月) 11時40分
横浜ではお世話になりました。
> 「安全になりすぎると、不安が高まる」
「いつもきれいなシーツに慣れると、ちょっとしたシミでも気になり出す」と、
私はよく喩えています。
投稿: Dr. M | 2008年4月14日 (月) 23時49分
>「いつもきれいなシーツに慣れると、ちょっとしたシミでも気になり出す」
いい例えだとおもいます。
多くのシーツは白色。この色の意味するところは潔白、穢れとか純血とか、「日本人」のある意味メンタリティに訴えかけるところの多い比喩でしょうから、わかりやすいかもしれないですね。
とかく環境原理主義的に訴えかける人たちにはとにかく白黒はっきり訴えかけたくなりがちですから。それをうまく利用してニュースソースを作ろうとするマスコミの体質もありますしね。
投稿: 渡邉 | 2008年4月27日 (日) 00時59分