本日のオリオン星雲
またまた寒いので、空がきれいである。最近、星空写真(正式には星野写真)用のツールも増えたので、オリオン星雲に再挑戦。
ニュージーランドでの経験で、オートフォーカスのレンズでは、(たとえ、マニュアルフォーカスモードでピントを合わせても)、ピントがめったに合わないことが分かった。(その理由は、本来のHP、http://www.yasuienv.net/ のニュージランドの記事をご覧下さい。最近は、アングルファインダーを使っているのだけれど、なおかつピントの判定が非常に難しい。このカッコ内は、2月8日に追加)、30年前に使っていたNikonF2一式を掘り出した。さすがにフィルムで撮る気はしなかったので、NikonのD50のボディーとアングルファインダーを購入。マニュアルフォーカスのレンズは、無限大にすれば星にピントが合うので、極めて楽である。
色々とWebを調べていると、星野写真の場合でも、何枚もの写真を重ねて1枚の写真を作るらしい。なぜならば、地球の自転によって、星はどんどんと動くから、本当は赤道儀というものにカメラを載せて写真を撮る必要がある。赤道儀は、また無駄な出費をしなければならないので、次の段階に挑戦することとして、135mmの望遠レンズを使って、オリオン星雲を撮ってみることにした。
望遠レンズだと、星はさらに速く動くので長時間露光はできない。1秒までが良いところ。そこで、レンズ開放F3.5、ISO1600、1秒という条件で、14枚撮影。それをRegistaxというフリーソフトで重ねてみた。
1月3日に撮影して、「今月の環境」に載せた写真と比較してみると、明らかに星の像が小さく丸い。数も多い。さらに、鳥が羽を広げているような形だと言われているオリオン星雲の広がりが見える。
しかし、どう考えてもこれが本当に写真か、である。デジタル処理の勝利でしかない。
昨日の朝、浅井慎平氏が、アナログ写真には感性があるが、デジタルカメラは信号しかない、と言っていた。そう言われても仕方がないような気もするが、一方、銀塩写真でこれを撮るのは大変だ。
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